巻号一覧
66 巻 (1997)
- 6 号 p. 369-
- 5 号 p. 311-
- 4 号 p. 233-
- 3 号 p. 151-
- 2 号 p. 71-
- 1 号 p. 1-
前身誌
66 巻, 5 号
選択された号の論文の11件中1～11を表示しています
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現在までの歴史をたどって飯塚 敏彦1997 年 66 巻 5 号 p. 311-322
発行日: 1997/10/28
公開日: 2010/07/01
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松本 陽一, 斎藤 英毅, 鳥海 浩一郎, 諸岡 英雄, 原川 和久1997 年 66 巻 5 号 p. 323-329
発行日: 1997/10/28
公開日: 2010/07/01
ジャーナル フリーリング精紡機を応用して, 糸の作製条件を変化させた三層構造絹紡単糸を試作し, 紡績糸作製条件と紡出状態との関係を調べ, 糸および繊維の撚り数との関係について検討した。その結果, 三層構造絹紡糸では一工程で糸自身と短繊維束それぞれに撚りを分割挿入できるという糸構造の特徴が明らかになった。これにより, 絹紡単糸の多層構造化 (松本ら, 1997) が力学的特性の改善に寄与できた理由を提示できた。さらに, 短繊維粗糸の供給間隔, および紡出短繊維束の太さは, フロントローラ把持点から糸形成点に至るまでの紡出短繊維束に沿った紡出短繊維束の長さ, および糸形成点において隣合った紡出短繊維束間の中心角度に影響を及ぼす重要な紡績糸作製条件である。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (781K) -
加古 武, 片山 明1997 年 66 巻 5 号 p. 330-335
発行日: 1997/10/28
公開日: 2010/07/01
ジャーナル フリー柞蚕絹織物にキトサンを付着させると, その染着性は直接染料においては著しく, 酸性染料, 1:1型金属錯塩染料, 分散染料, 塩基性染料, 反応染料おいては若干増加した。酸性媒染染料おいては減少したが, 1:2型金属錯塩染料おいては変化が認められなかった。キトサン付着による染着濃度は, 直接染料において大きかったが, 色相, 明度, 彩度, 色差はいずれも小さかつた。キトサン付着によって, 酸性染料のドライクリーニング堅ろう度はわずかに低下するが, 摩擦, 水, 洗濯, 汗, ホットプレッシング等における堅ろう度は, 直接染料を除いて向上する場合が多く, キトサン付着による効果が認められた。
以上から, 柞蚕絹織物にキトサンを付着させると, 多くの染料の染着性が増加し, 色相などへの影響も少なく, 一部の染料を除いて染色堅ろう度も向上し, 染色性の改善に役立つと考えられる。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (758K) -
但馬 文昭, 張 軍, 石黒 善夫1997 年 66 巻 5 号 p. 336-340
発行日: 1997/10/28
公開日: 2010/07/01
ジャーナル フリー節の自動検査システムにおける節の種類識別性能を改善するために, 節検査における検査員の節部抽出過程を分析し, ファジールールを用いた節部の抽出法を提案した。節部と平坦部の境界であるエッジ部について平坦部とエッジ点との差およびエッジ点近傍の傾きを評価量として分布を調べた。得られた結果に基づいてファジールールを生成し, 節部の抽出実験を行った。ファジールールによるエッジ検出法によれば, 固定しきい値によるエッジ検出法に比較して誤差3mm以上の割合が5%以下に改善された。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (2473K) -
佐原 健, 山田 恭裕, 斉藤 寛, 中田 徹, 浅野 真一郎, 伴戸 久徳, 川村 直子, 飯塚 敏彦1997 年 66 巻 5 号 p. 341-345
発行日: 1997/10/28
公開日: 2010/07/01
ジャーナル フリー低温処理によって伴性赤蟻 (sch) 系統4倍体 (rssd 4n) を誘起し, 絶食処理法を用いて雄に妊性を獲得させた4倍体雄と4倍体雌の交配によって得られたF14倍体の生存率を性染色体構成ごとに調査した。5齢脱皮以降のZZZW雌の死亡率は, ZZZZ雄やZZWW雌よりも極めて高い値を示した。また, その死亡時期は吐糸前日から吐糸日の1日間と化蛹直前に集中した。F14倍体においては常染色体に関する遺伝的背景に, ほとんど差がないことを考慮すると, 性染色体構成の果たす役割の重要性が示唆された。
F14倍体に存在する2種類の雌 (ZZZWとZZWW) と対照として2倍体雌 (rwrs 2n:ZW) の産生する卵について卵サイズと網目1区画の面積を計測した結果, 卵サイズはZW=ZZZW<ZZWWの順となりW染色体の数が多いほど卵サイズが大型化した。一方, 網目状区画の面積はZW<ZZWW<ZZZWの順に大きくなり, Z染色体の数に応じて区画の大型化が認められた。これらの結果よりのF14倍体雌においてEsd遺伝子とPgd遺伝子といった2つの数量遺伝子が互いに独立して発現することが確認された。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (2329K) -
池田 素子, 山下 興亜1997 年 66 巻 5 号 p. 346-350
発行日: 1997/10/28
公開日: 2010/07/01
ジャーナル フリーカイコ卵黄タンパク質の一種であるビテリンの分解に関与するプロテアーゼ (ビテリンプロテアーゼ) をコードする遺伝子を, ビテリンプロテアーゼcDNAをプローブとしてカイコゲノムライブラリーからクローニングし, 塩基配列を決定した。ビテリンプロテアーゼ遺伝子は4つのイントロンで分断された5つのエキソンにコードされていた。このエキソン/イントロン構造は, ほ乳類のトリプシン遺伝子構造と一致していたが, 昆虫由来のトリプシン様遺伝子では初めてのものであった。ビテリンプロテアーゼ遺伝子はゲノムあたり1コピー存在し, 複数コピー存在する他の昆虫のトリプシン様遺伝子とはこの点でも異なっていた。ビテリンプロテアーゼ遺伝子の5′非翻訳領域にはホメオティックタンパク質結合配列と相同の配列が複数存在していることから, 本遺伝子発現の調節にホメオティックタンパク質が関与していると考えられた。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (2223K) -
伴野 豊, 後藤 弘, 安岡 美佐子, 中村 隆, 河口 豊, 古賀 克己, 土井 良宏1997 年 66 巻 5 号 p. 351-354
発行日: 1997/10/28
公開日: 2010/07/01
ジャーナル フリー実験飼育中の交雑F1後代に見出された不眠蚕の遺伝分析を行ったところ、伴性遺伝することが判明した。そこで伴性不眠蚕 sex-linked non-molting と命名し、遺伝子記号を nm-s と設定した。次いで、第一連関群所属の伴性油遺伝子osと長節遺伝子eとを基準に用いて3点実験を行い、nm-s遺伝子座を第一連関群3.0と決定した。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (455K) -
河原 豊1997 年 66 巻 5 号 p. 355-356
発行日: 1997/10/28
公開日: 2010/07/01
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清水 進, 吉岡 勉1997 年 66 巻 5 号 p. 357-359
発行日: 1997/10/28
公開日: 2010/07/01
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澤口 拓哉, 山ノ内 宏昭, 小山 朗夫, 町井 博明1997 年 66 巻 5 号 p. 360-363
発行日: 1997/10/28
公開日: 2010/07/01
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佐原 健, P. RAMA MOHANA RAO, 山田 恭裕, 斉藤 寛, 浅野 真一郎, 伴戸 久徳, 飯塚 敏彦, 中田 徹1997 年 66 巻 5 号 p. 364-366
発行日: 1997/10/28
公開日: 2010/07/01
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