高分子化學
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9 巻, 88 号
選択された号の論文の7件中1~7を表示しています
  • 第7報 クロロ・ニトロ・ベンゼンを原料とする可塑剤; ジ・クロロ・ニトロベンゼンとプロピレングリコール・モノ・アルキル・エークルからの可塑剤
    横井 一, 井本 稔
    1952 年 9 巻 88 号 p. 235-239
    発行日: 1952年
    公開日: 2010/10/14
    ジャーナル フリー
  • 第8報接触反応機構について
    古川 淳二, 小笹 英夫, 山下 晋三
    1952 年 9 巻 88 号 p. 240-246
    発行日: 1952年
    公開日: 2010/10/14
    ジャーナル フリー
    酢酸亜鉛-活性炭触媒による気相合成を行い, 反応遠慶が酢酸濃度に関係なく, アセチレン濃度に比例するすることを認め, またこの活性化エネルギーがアセチレンガス単独の触媒に対する吸着速度より求めた活性化エネルギーと一致して, いずれも20Kcal/molを与えることを認めた。また, 酢酸亜鉛量は炭によって相違するが, ツルミコールの場合では, 活性炭1l当り1モルが最適で, この時アセチレンの吸着速度も最大となる。
    この結果, アセチレンが酢酸亜鉛と活性錯化合物 [HC+=CH-Z-n (OAc) 2] を作り, この反応が律速段階で次にアセチル基のビニル基への転位が速やかに起ると結論した。またアセチレンの吸着速度より触媒性能の簡易検定法を発案した。
  • 伊東 平八郎, 関口 一郎, 根岸 道治
    1952 年 9 巻 88 号 p. 247-252
    発行日: 1952年
    公開日: 2010/10/14
    ジャーナル フリー
    衝撃速度の増加に伴って破壊エネルギーの滅少傾向 (B型) を示す未延伸アミランについて, 延伸及び熱処理効果を研究した。延伸に関しては300%の延伸を与えてもB型傾向は消失しない。熱処理に関しては150℃ 以下では消失しないが, 150℃ あるいは。それ以上の熱処理で消失し, 低速度域において速度増加に伴う破壊エネルギーの増加傾向 (A型) があらわれる。なお150℃ あるいはそれ以上の熱処理は衝撃張度を激減する。しかるに250%延伸後150℃ 熱処理をあたえると衝撃強度を激滅することなくA型挙動を示し, 衝撃強度の速度依存性も少く, その全速度域にわたる挙動において, またその衝撃強度において, ナイロンと殆んど同じ完全固定化的性状を示す。未延伸及び不完全固定アミランがB型を示すのは解伸長過程における配列・結晶化効果によるものであるうと考察した。これと類似の現象が木綿繊維にも見られた。即ちRH65%にてB型を示す天然木綿が, 乾燥状態 (RH30%), 硝化, 緊張マーセル化などによってそのB型傾向を減退あるいは消失してA型に近ずくことを認めた。
  • 黒岩 章晃
    1952 年 9 巻 88 号 p. 253-260
    発行日: 1952年
    公開日: 2010/10/14
    ジャーナル フリー
    ボリビニルアルコール (以下PVAと略記) の分別した試料について, 稀薄水溶液の粘度の濃度変化を種々の温度で測定した。試料の重合度は500から2300迄で, 測定した濃皮は1~1.5gr/100ml迄5ないし6点, 温度は20°, 40°, 60°, 80℃ (それぞれ±1/100℃) である。また試料溶液の安定性について若干の実験を行った。[η](intrinsic viscosity) と絶対温度Tとの間に実験式 [η] =A exp. B/Tが成立することを認めた。
  • 二塩基酸とジアミン及びアミノ酸との混合体の共縮合体について
    長井 栄一
    1952 年 9 巻 88 号 p. 261-267
    発行日: 1952年
    公開日: 2010/10/14
    ジャーナル フリー
    線状縮合体の分子量分布 (molecular size distribution) についてFloryは確率的考察に基いて分布函数を誘導している。しかしながら, 例えばアデイピン酸とヘキサメチレンジアミン及びε-アミノカルボン酸の3成分よりなる共縮合体の如く, 前二者が縮合しナイロンの構造を与えているところに第三者のアミノ酸自身が縮合したものが1個のポリマー分子内に各所介入していると考えられるような共縮合体についてはまだ報告されていない。著者はかかる共縮合体について統計的方法に基いて新しい分布函数を誘導した。3成分モノマーそれぞれn, e, s個よりn+e+s-merの分子1個が生成する仕方の数ω を求め, 最確率分布を常法により導くと分布函数が算出せられる。ω の求め方はBose-Einsteinの統計法における方法と類似する。得られた分布函数は反応度, モノマー混合比及び重合度 (n+e+s) の他にn, e, sの個々の値により変化するところの-(n+e+s)!/(n+e)!s!なる階乗項を含むが, もし分子全体の重合度のみ考えるときは有限個の総和をとったものになる。
  • 飯塚 義助
    1952 年 9 巻 88 号 p. 268-272
    発行日: 1952年
    公開日: 2010/10/14
    ジャーナル フリー
  • 第6報硫酸の電解酸化ならびにこれによるチクロヘキシルアミンの酸化について
    岡村 勲, 櫻井 亮一, 田辺 隆志
    1952 年 9 巻 88 号 p. 273-278
    発行日: 1952年
    公開日: 2010/10/14
    ジャーナル フリー
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