口腔病学会雑誌
Online ISSN : 1884-5185
Print ISSN : 0300-9149
37 巻 , 3 号
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  • 山下 浩
    1970 年 37 巻 3 号 p. 165-177
    発行日: 1970年
    公開日: 2010/10/08
    ジャーナル フリー
  • 大西 正俊
    1970 年 37 巻 3 号 p. 178-207
    発行日: 1970年
    公開日: 2010/12/08
    ジャーナル フリー
    顎関節腔内注射法は関節腔への薬液注入のほか, 関節内容液の採取, さらに診断法として関節腔容積の測定, 疼痛の鑑別診断など応用範囲も広い。本研究ではこれらを総括し, 関節腔内穿刺法としてその安全かつ確実な術式を確立するため, 乾燥頭蓋骨を用いて術式を検討し, さらに臨床に応用した。
    刺入点は耳珠中点と外眼角を結ぶ線上, 耳珠中点より10mmの点とし, 穿刺針を皮膚面に垂直に5mm刺入したのち, 上関節腔へは30mm開口位で下方に30°, 後方へ300針を傾斜させ, また下関節腔へは下顎切端咬合位で上方に30°, 後方に30°傾斜させ針を進めると穿刺が容易であったが, この場合, 関節パンピングにより針先の腔内穿刺を確認することにより, 安全かつ確実な操作が可能であった。
    さらにその応用として生理的食塩水による関節パンピング操作により各開口位における関節腔容積を計測した結果, 開口の増大にしたがい容積は増加し, 開口30mm附近で関節腔容積は最大となるが, さらに開口を増大させると容積はかえって減少することが明らかとなった。この容積測定値を診断的に用いると特に関節円板癒着あるいは円板穿孔に際してはその容積の増減は著明で病的状態を推測するひとつの指標となり得る事がわかった。
    局所麻酔剤を用いての関節パンピングは関節腔内に起源をもつ疼痛を一過性に消失せしめることから, それ以外の他の部分に原発する疼痛との鑑別が可能であった。さらに応用法として陽性および二重造影撮影からは各種造影像が得られ, 特に顎関節軟性構造の診断に有効であった。
    関節パンピング後の吸引回収液を細胞学的検索に供したところ各種血球成分, 結合組織性細胞成分と共に間葉性の滑膜細胞も見出され, 診断の一助となる可能性が示唆された。
  • 飯島 一
    1970 年 37 巻 3 号 p. 208-221
    発行日: 1970年
    公開日: 2010/12/08
    ジャーナル フリー
    金属材料学では最近粒子分散強化あるいは繊維強化という現象の発見があり, 粒子あるいは繊維の存在が材料の強化に役立つことが知られるようになってきた。本研究では繊維つまり針状結晶を加えた場合にアマルガムの性質―とくに機械的性質および寸法変化がどのように変るかについて実験を行った。
    繊維として用いた針状結晶は最近完全結晶に近いものとしてすぐれた性質をもつことが知られたもので, ここでは特にセラミック結晶を用いることとし, SicおよびAl2O3の2種類をえらぶこととした。
    これらの針状結晶をアマルガムに添加した場合, 次の2点が大きな問題となることが考えられる。
    すなわち,
    (1) .針状結晶とマトリックスつまりアマルガムとの結合あるいはぬれ性の問題
    (2) .針状結晶の存在状態の問題である。
    この問題について検討を行うために光学顕微鏡X線マイクロアナライザあるいはX線像による解析が有力な手段となることが予測される。このようにして針状結晶を含むアマルガムの諸性質を調べ, 次のような結果をえた。
    (1) .歯科用アマルガムに添加する針状結晶への前処理としては, 銀メッキ処理をすることが比較的有効なことが知られた。また, 一般的にいってAl2O3針状結晶よりSiC針状結晶の方が良好な結果をあたえた。
    (2) .銀メッキ処理をしたSiC針状結晶を2%だけアマルガムに添加すると, 圧縮強さとかたさに若干の増加がみられた。
    (3) .銀メッキ処理をしたSiC針状結晶をアマルガムに添加すると, 寸法変化に膨張傾向が認められた。
  • 野口 規久男
    1970 年 37 巻 3 号 p. 222-241
    発行日: 1970年
    公開日: 2010/10/08
    ジャーナル フリー
    矯正臨床において, 下顎骨の成長抑制を期待して用いるchin capによってもたらされる下顎頭の反応変化を理解するために, 従来, 実験的には主に組織学的方法による定性的研究が成されている。しかし, 外力に対する下顎頭の軟骨組織の増殖活性や動態を定量的に把握した研究例はない。そこで, 3H-thymidineによるオートラジオグラフィーを適用して, まず, 生後4週の幼若ラットの下顎頭における軟骨細胞の成長発育の様相を把握し, 一方, 矯正用elastic threadを用いて下顎頭に外力を与え, 軟骨組織の動態がどのように変化するか定量的に把握することを目的として本実験を行った。その結果, 外力を与えない幼若ラットでは:
    1.下顎頭後方部における軟骨芽細胞の総数, 分裂細胞数および標識指数1時間値は, 前方部・中央部におけるそれらよりも高い値を示した。これは生後4週のラット下顎頭における後方部の軟骨芽細胞が, 他の部よりも旺盛な増殖活性を営んでいることを示す。
    2.軟骨芽細胞が分裂してから軟骨細胞となり, ついで骨髄腔に達するまでの時間, すなわちその寿命 (life span) は4~5日であった。この値は従来報告されたものよりやや小さい。
    3.Transitional zoneにおいては, 3H-thymidine投与後1時間ですでに標識細胞が見られ, 分裂細胞もわずかながら認められることから, この層はまだ増殖能力をもち, 軟骨細胞の1ife spanにおける成熟期にいたるまでの過渡的性格をもつ層であると考えられ, Enlowらのいうinterstitial growthに関与している層と思われる。
    4.Articular zoneの細胞は, その層内において新生される細胞とその下層のembryonic zoneから移動してくる細胞とからなる。
    外力を与えた幼若ラットでは:
    5.外力を与えてから8時間後3H-thymidineを注射し, 下顎頭における軟骨芽細胞の増殖活性と動態を観察したところ, 5日目に中央部と後方部に次のような変化を認めた。
    6.中央部では, embryonic zoneに含まれる軟骨芽細胞数・標識指数に変動はなかったが, 銀粒子数および標識細胞数は少なくなっていた。これらの事実より, この部では軟骨芽細胞の流出量が多かったと考えられる。
    7.後方部では, 軟骨芽細胞数および標識細胞数は著明に増加し, 標識指数・分裂細胞数も増大する傾向を示した。この場合embryonic zoneに含まれる銀粒子数の減少の度合は小さかった。
    これは軟骨芽細胞の流出速度が遅いことおよびその増殖活性が高まったことのために細胞総数が増加したものと推察される。
    8.第1日目に外力を与え, 5日後断頭1時間前に3H-thymidineを注射した群の後方部においては, embryonic zoneに含まれる軟骨芽細胞数, 分裂細胞数, 標識細胞数および銀粒子数のすべてが増加していた。この事実は, 外的刺激が軟骨芽細胞の増殖能力を高めるという充分な裏づけとなる。
  • 高久 暹
    1970 年 37 巻 3 号 p. 242
    発行日: 1970年
    公開日: 2010/10/08
    ジャーナル フリー
  • 中尾 勝彦
    1970 年 37 巻 3 号 p. 243
    発行日: 1970年
    公開日: 2010/10/08
    ジャーナル フリー
  • 松江 一郎
    1970 年 37 巻 3 号 p. 244
    発行日: 1970年
    公開日: 2010/10/08
    ジャーナル フリー
  • 清水 正嗣
    1970 年 37 巻 3 号 p. 245
    発行日: 1970年
    公開日: 2010/10/08
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  • 大西 正男
    1970 年 37 巻 3 号 p. 246
    発行日: 1970年
    公開日: 2010/10/08
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  • 小林 和英
    1970 年 37 巻 3 号 p. 247
    発行日: 1970年
    公開日: 2010/10/08
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  • 鷹森 健志郎
    1970 年 37 巻 3 号 p. 248
    発行日: 1970年
    公開日: 2010/10/08
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  • 新田 光朗
    1970 年 37 巻 3 号 p. 249
    発行日: 1970年
    公開日: 2010/10/08
    ジャーナル フリー
  • 1970 年 37 巻 3 号 p. 255b
    発行日: 1970年
    公開日: 2010/10/08
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  • 1970 年 37 巻 3 号 p. 255a
    発行日: 1970年
    公開日: 2010/10/08
    ジャーナル フリー
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