関東東山病害虫研究会報
Online ISSN : 1884-2879
Print ISSN : 1347-1899
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2007 巻 , 54 号
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  • 中山 喜一, 渡辺 秀樹, 福田 充, 景山 幸二
    2007 巻 (2007) 54 号 p. 1-4
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    2006年6月, 栃木県内で土耕栽培トマトの育苗中に根腐症状を伴う生育不良が発生した。発病株の根部罹病組織から, Pythium 属菌が高率に分離された。分離菌の接種により, 原病徴が再現され, 接種菌が再分離された。分離菌は, 形態的な特徴, 種特異的プライマーによるPCR検定等により, Pythium aphanidermatum と同定した。P. aphanidermatum による土耕栽培トマトでの根腐症状の発生報告は今回が初めてである。
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  • 渡邊 健, 青木 一美
    2007 巻 (2007) 54 号 p. 5-7
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    ベニバナインゲン茎根腐病に対して紙ポット移植, 高畦栽培, 地温抑制マルチ (白黒ダブルマルチ) 利用, 黄カラシナやヘアリーベッチの栽培・すき込み等を組み合わせた耕種的防除法について検討した。直播き・平畦・黒マルチ区 (現地慣行栽培法) に対し, 紙ポット移植・高畦・白黒ダブルマルチ区では, 防除価69.5となり, 高い防除効果が認められた。また, 黄カラシナおよびヘアリーベッチの栽培・すき込みに紙ポット移植・高畦・白黒ダブルマルチを組み合わせるといずれの処理区も防除価は76.9と向上した。以上のことから, 各種耕種的手段の組み合わせは茎根腐病の防除に有効と考えられた。
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  • 宮本 拓也, 冨田 恭範, 神原 幸雄, 皆藤 昌彦
    2007 巻 (2007) 54 号 p. 9-12
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    茨城県の施設栽培キュウリで多発生し問題となっている褐斑病のハウス内における病原菌の伝染源について検討した。促成栽培開始直前の現地キュウリ栽培ハウスにおいて, 各種農業用資材における分生子付着数を調査した結果, 灌水チューブとキュウリ株上のワイヤーで多数の分生子が確認された。ワイヤー上の分生子は発芽力および病原性を保持していた。次に, ワイヤー上の分生子および本病の罹病葉が, 次作での発病に及ぼす影響について検討した結果, 分生子を付着させたワイヤーをキュウリ株上に設置した試験区での発病は, 無処理区と比較して高く推移し, 罹病葉をすき込んだ試験区ではワイヤー設置区よりもさらに高く推移した。以上のことから, 褐斑病菌は罹病残渣や畝上のワイヤーで残存し, これが次作への伝染源になっている可能性が示唆された。
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  • 高野 幸成, 猪野 誠
    2007 巻 (2007) 54 号 p. 13-17
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    近年, 千葉県で発病が増えているサツマイモつる割病の発病要因を調査する手法として, 本病に対する土壌汚染程度の簡易検定法を開発した。その方法は, 検定土壌を詰めた小カップに, 感受性品種「ベニコマチ」の傷処理苗 (茎基部を縦半分に切断, 除去した苗) を植付け, カップを発病適温 (30℃) に設定した土壌恒温槽に設置し, 4週間以後の発病程度で評価するものである。本検定法を用いて, つる割病が発病したハウス内育苗床に対する夏季の太陽熱処理による防除効果を調査した結果, 供試株の発病程度は処理前に比べて処理後土壌で明らかに低くなり, 太陽熱処理によって土壌の汚染程度は低下したものと推察された。また, 上記ハウスにおける次作の育苗時につる割病の発病は見られなかったことから, 本検定法の実用性が示された。
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  • 仲川 晃生, 越智 直, 竹原 利明, 谷脇 憲, 加藤 仁, 山下 正照
    2007 巻 (2007) 54 号 p. 19-26
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    マイクロ波による土壌消毒技術開発のため, 土壌中のホウレンソウ萎凋病菌に対するマイクロ波照射の影響を室内条件下で調べた。培養したホウレンソウ萎凋病菌M2-1 (nit 変異株) を接種した中央農研内圃場土壌 (クロボク土) をビーカー (200ml) に詰め, 500Wの電子レンジにより加熱処理を行った。この結果, マイクロ波照射により土壌中の糸状菌数, 細菌数は減少した。しかし, 処理土壌量が多く, 照射時間が短い場合のみならず処理土壌が少量 (50ml) で長時間照射 (10分) の場合にも生存菌が認められた。次いで, 圃場条件下での土壌消毒効果を明らかにするため, ホウレンソウ萎凋病菌M2-1 (nit 変異株) 接種圃場において試作マイクロ波土壌消毒機 (トラクター連結サブソイラ型または深耕ロータリー型) によるマイクロ波照射を行い, 発病程度を調べた。この結果, サブソイラ型では, 防除効果が不十分であったが, 深耕ロータリー型では, ホウレンソウ萎凋病の発生を抑制できた。しかし, 現実的な消毒のためには器機の更なる改良と土壌条件等の処理至適条件の明確化が必要である。
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  • 竹内 純, 堀江 博道, 嶋田 竜太郎
    2007 巻 (2007) 54 号 p. 27-30
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    Gray mold and leaf blight of komatsuna (Brassica campestris L., rapifera group) and German violet (Exacum affine Balf.) occurred in Tokyo Metropolis in 2006. The fungi isolated from the infected plants with gray mold were identified as Botrytis cinerea Persoon: Fries. Inoculation tests showed that these fungi were causal agents of the diseases. This is the first report of gray mold on these plants in Japan.
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  • 竹内 純, 堀江 博道, 嶋田 竜太郎
    2007 巻 (2007) 54 号 p. 31-34
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    Anthracnose of rocket salad (Eruca vesicaria subsp. sativa (Mill) Thell.) occurred in Tokyo Metropolis in 2004. The causal fungi isolated from the diseased plants were identified as Colletotrichum higginsianum Saccardo. Inoculation tests showed that these fungi were the causal agents of the disease. This is the first report on the disease in Japan.
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  • 小野 剛, 河野 章
    2007 巻 (2007) 54 号 p. 35-37
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    東京都小笠原村においてキョウナ (別名: ミズナ) の地際部から葉柄が軟化, 腐敗する病害が発生した。標徴, 形態観察, 接種試験などから, 病原菌を Sclerotinia sclerotiorum (Libert) de Bary と同定した。本病名を菌核病 (Sclerotinia rot) とすることを提案する。
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  • 福田 充, 中山 喜一
    2007 巻 (2007) 54 号 p. 39-42
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    2005年, 栃木県南部のネギ栽培で葉身に退緑斑やえそ条斑症状が発生し, これらの罹病葉からアイリスイエロースポットウイルス (IYSV) が検出された。本IYSVネギ分離株 (Na6-3) を保毒させたネギアザミウマによる接種試験を行ったところ, ネギでの原病徴が再現され, 本病徴はIYSVが原因であることが明らかとなった。現地ネギ圃場でのえそ条斑症状の発病株率は0~82%, IYSV保毒虫率は8~41%であったが, えそ条斑症状の発生と保毒虫率との関係は判然としなかった。本ネギ分離株のN遺伝子領域の塩基配列はオランダで分離されたIYSVNLと高い相同性を示した。
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  • 福田 充, 中山 喜一, 黒崎 良
    2007 巻 (2007) 54 号 p. 43-46
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    栃木県内の主要なニラ, ネギ, タマネギ産地でアイリスイエロースポットウイルス (IYSV) が高率に発生していることを明らかにした。ネギアザミウマのIYSV媒介虫率および保毒虫率は, ニラから採取した個体群ではそれぞれ3.1%, 18.6~22.4%, ネギ個体群ではそれぞれ6.0~12.5%, 22.0~30.0%であり, ニラに比較しネギから採取した個体群のIYSV媒介虫率が高い傾向が認められた。現地圃場から採取したニラを部位別に分けて nested-PCRした結果, 葉, 鱗茎および根からIYSVに特異的なcDNAの増幅が認められ, IYSVがニラで全身感染している可能性が示唆された。ニラ, ネギ, タマネギから分離されたIYSVのN遺伝子領域の配列はオランダで分離されたIYSVNLと高い相同性を示した。
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  • 小河原 孝司, 冨田 恭範, 河野 敏郎, 鹿島 哲郎, 中西 宏
    2007 巻 (2007) 54 号 p. 47-49
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    2005年6月に, 茨城県鉾田市のメロンにおいて, ウイルス症状を呈する病害が発生した。葉では, モザイクおよび葉脈緑帯を生じ, 発病株の中~下位葉には奇形も認められた。また, 果実では, 濃緑斑点を生じ, 部分的にネットの欠落が認められた。これらの症状は, 圃場全体に観察された。検定植物および血清学的手法により診断した結果, 北海道, 岡山県, 宮崎県ですでに発生が報告されているスカッシュモザイクウイルス (SqMV) によるメロンモザイク病であった。
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  • 小川 孝之, 上田 康夫, 田中 久二夫, 石井 亮二, 津田 新哉
    2007 巻 (2007) 54 号 p. 51-53
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    ピーマンモザイク病常発圃場において, 抵抗性品種の作付け期間を長くすると土壌中に残存しているトウガラシマイルドモットルウイルスの量が低減し, 次作におけるモザイク病の発病も減少した。
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  • 久保 周子, 大井田 寛, 清水 喜一, 津金 胤昭, 野々宮 弘明, 風戸 治子, 中臺 敬子, 竹内 妙子
    2007 巻 (2007) 54 号 p. 55-60
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    2005年9月から2007年3月までに, 千葉県内でトマト黄化葉巻病の発生を確認した57圃場のウイルスの系統と各圃場の栽培概要を調査した。千葉県内ではイスラエル系統とイスラエルマイルド系統のいずれも確認され, 発生地域は概ね東京湾沿岸と九十九里沿岸に分かれていたことから, 少なくとも2つ以上のルートで侵入してきたと推察された。本病発生圃場数は2006年10月以降急激に増加した。特に10月から11月に集中し, 抑制栽培での発生が多かった。このことは, 8月から9月に一時的にタバココナジラミの割合が高くなることに起因すると考えられた。苗の由来は, 購入苗52%, 自家苗44%とほぼ同程度であった。また, 定植から発病までに要した期間は1ヶ月以上が78%と長期間に及ぶことから, 既に圃場周辺に定着したウイルスがタバココナジラミによって伝播され発病に至る場合が多いと考えられた。
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  • 田中 千華, 大谷 徹, 海老原 克介, 田中 穣, 植松 清次
    2007 巻 (2007) 54 号 p. 61-64
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    2003年11月に千葉県館山市で, イチゴ (品種: とちおとめ) の新葉が通常の1/10ほどに小さくなり, その葉の縁が1~2mm幅で退緑する症状が発生した。この時点で原因は不明であったが, 2004年に館山市で同様の症状が発生し, PCR法による検出の結果, 発病イチゴから特異的に‘Candidatus Phlomobacter fragariae’の16SrDNAおよびspoT遺伝子が検出され,‘Ca. P. fragariae’によるイチゴ葉縁退緑病であることが確認された。現地での発生状況を調査したところ, 2004年から2006年にかけて館山市と南房総市で,‘とちおとめ’‘章姫’‘さちのか’‘女峰’の4品種で発病がみられた。本病の発生は千葉県外で苗を育成した他県育成苗でのみみられ, 発病株率は0.01~0.1%であった。生産者が県内で育成した自家苗では発病はみられず, 千葉県内で本病の伝搬が起こっている可能性は低いと推察された。
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  • 江口 直樹, 山岸 菜穂, 原 廣美
    2007 巻 (2007) 54 号 p. 65-69
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    ナシ棚栽培におけるスピードスプレーヤ散布時の防除効果の安定とドリフト軽減のため, 散布時期と送風量が薬剤の付着と防除効果に及ぼす影響を検討した。生育初期と茎葉繁茂期 (6月中旬~7月上旬) に散布液の被覆面積率を同じ散布条件で比較したところ, 生育初期の被覆面積率が顕著に低く, 生育初期は薬剤が付着しにくい傾向が認められた。生育初期における送風量と薬剤付着の関係を検討したところ, 送風量700m3/分と450m3/分では被覆面積率に差はなく, 0m3/分では顕著に減少した。450m3/分以上は送風量を増やしても薬剤の付着が増加しなかったことから, 生育初期はドリフトを軽減するため450m3/分程度の送風量が望ましいと考えられた。一方, 茎葉が繁茂した6月中旬~7月上旬は, 送風量を700m3/分から450m3/分に減らすと被覆面積率が減少し, 黒斑病に対する防除効果も低下した。茎葉が繁茂した条件では防除効果を維持するために700m3/分程度の送風量が必要と考えられた。
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  • 牛尾 進吾, 金子 洋平, 大谷 徹, 竹内 妙子
    2007 巻 (2007) 54 号 p. 71-76
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    ナシ黒星病の第一次伝染源として重要な子のう胞子の飛散は3月下旬から4月上旬に始まり, 5月中旬から6月上旬に終息し, この間の降雨日に起こった。子のう胞子累積飛散率の移動平均の推移はシグモイド曲線に近似し, その推移を Boltzmann 関数に当てはめ累積飛散曲線とした。曲線の係数dは, 3月上中旬の平均気温, 4月前半の降水量およびナシの開花始期等と相関がみられた。また, 曲線から求めた1%累積飛散日は, 3月上中旬の平均気温およびナシの開花始期等と相関がみられた。以上の関係に基づき飛散消長の推定を試みた。
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  • 小川 潤子, 渡邊 健
    2007 巻 (2007) 54 号 p. 77-80
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    非病原性フザリウム菌を用いたシクラメン萎凋病の生物防除法について検討した。2005年の試験では, 非病原性フザリウム菌は Fusarium oxysporum NPF9905株のゼオライト乾燥製剤を用い, (1) 鉢上げ時, 鉢替え時の用土混合処理 (体積比1%) および (2) 鉢上げ時, 鉢替え時の製剤500倍液かん注処理を行った。2006年の試験では, 製剤とPDB振盪培養菌体を用いて (1) 製剤の用土混合処理+製剤500倍液の生育期4回かん注処理ならびに (2) PDB振盪培養菌体 (106bud-cells/ml) の鉢上げ時, 鉢替え時+生育期4回かん注処理を行った。いずれの試験においても非病原性フザリウム菌処理区は対照薬剤のベノミル剤かん注区, 無処理区に比較して発病を30~55%抑制し, 本菌を用いたシクラメン萎凋病の生物防除の可能性が示唆された。
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  • 長岡(中薗) 栄子, 小坂 能尚
    2007 巻 (2007) 54 号 p. 81-84
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    ウイルス接種が困難であるグラジオラスへの効率的な接種方法を確立するために, 茎頂培養苗の利用を試みた。CMVとBYMVについて, それぞれの強毒株と弱毒株を供試し, 発根培地上での培養期間が異なる未順化苗の葉に対して, 純化ウイルスまたは部分純化ウイルスをカーボランダム法により擦り付け接種した。その結果, いずれのウイルスとも容易に感染し, 培養苗の生育期間が短いほど高率であった。また, 培養苗に感染したBYMVの強毒株または弱毒株は, 後代の木子に100%伝搬されることが明らかとなった。
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  • 藤永 真史, 小木曽 秀紀, 宮本 賢二, 宮坂 昌実, 塚田 晃久, 佐藤 勇人, 守川 俊幸, 米山 千温, 夏秋 知英
    2007 巻 (2007) 54 号 p. 85-88
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    近年, 長野県内のトルコギキョウ栽培地帯においてウイルス病の発生が問題となっている。1990~1992年にはキュウリモザイクウイルス (CMV) およびソラマメウイルトウイルス (BBWV) などアブラムシ媒介性ウイルスが主要なウイルスであったのに対し, 2001~2005年にかけて県内16市町村を対象に行った実態調査の結果, 2005年の段階でCMV (8.6%), BBWV (5.7%) に加え, トマト黄化えそウイルス (TSWV) (8.6%), インパチェンスネクロティックスポットウイルス (INSV) (42.9%), アイリスイエロースポットウイルス (IYSV) (17.1%) および土壌伝染性のトルコギキョウえそ萎縮ウイルス (LiNSV: 仮称) (17.1%) が被害株から検出された。以上の結果から, 2000年以降, 長野県内のトルコギキョウにおいては, アザミウマ媒介性のINSVおよびIYSVや土壌伝染性のLiNSVが主要な病原ウイルスであることが明らかとなった。なお, 長野県では静岡県や佐賀県で発生しているトマトブッシースタントウイルス (TBSV) は検出されなかった。
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  • 藤永 真史, 古畠 修一, 米山 千温, 宮本 賢二, 宮坂 昌実, 小木曽 秀紀
    2007 巻 (2007) 54 号 p. 89-92
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    近年, 長野県のトルコギキョウ産地において, ネギアザミウマが媒介するアイリスイエロースポットウイルス (IYSV) によるえそ輪紋病が問題となっている。被害の多い産地では, 水田裏作としてIYSVの感染植物であるタマネギが栽培されている。そこで, これら産地において, ネギアザミウマの誘殺消長とIYSV保毒虫率の推移を調査した。その結果, トルコギキョウの栽培施設内およびその周辺では, ネギアザミウマが5月中旬から誘殺され, その数は次第に増加した。特に, タマネギ栽培跡地への稲作用水注入時期にあたる6月下旬の10日間で, タマネギ栽培跡地に面した調査地点での誘殺数はピークとなり, 保毒虫率も約25%に達した。ネギアザミウマの侵入防止対策として, トルコギキョウ栽培施設開口部に0.6mm目合いの防虫ネットを設置したところ, 施設内のネギアザミウマ誘殺数は著しく減少した。このことから, 本病の防除対策として, 施設開口部に0.6mm目合い程度の防虫ネットの設置が有効と考えられた。
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  • 西村 典夫, 中島 智, 藤澤 一郎, 土崎 常男, 鄭 熙英, 柿澤 茂行, 難波 成任
    2007 巻 (2007) 54 号 p. 93-97
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    水戸地方に発生するキリてんぐ巣病ファイトプラズマ (PWP) について, その媒介昆虫の探索を行った。その結果, クサギカメムシ (Halyomorpha halys), ヒメフタテンヨコバイ (Macrosteles striifrons), ヒシモンヨコバイ (Hishimonus sellatus), ヒシモンモドキ (Hishimonoides sellatiformis) によってキリへ伝搬されず, また, PWPを獲得吸汁した各虫の体内からPCR法によりPWPは検出されなかった。キリ樹に多数生息しているミドリヒメヨコバイ (Empoasca sp.) は, PWPをキリおよびニチニチソウへ伝搬しなかったが, キリ病葉上で2週間以上獲得吸汁させ, 獲得吸汁開始後4週間以上経過したミドリヒメヨコバイから, PCR法により119頭中10頭からPWPが検出された。この結果から, PWPがミドリヒメヨコバイの虫体内で増殖することが確認されたが, キリへの伝搬能については確認出来なかった。
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  • 片瀬 雅彦, 清水 喜一, 椎名 伸二, 萩原 邦彦, 岩井 宏
    2007 巻 (2007) 54 号 p. 99-104
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    千葉県北部の香取市および隣接する茨城県稲敷市における雑草地および水田で, 2006年5月から11月まで斑点米カメムシ類の発生消長を調査した。雑草地ではアカスジカスミカメ, アカヒゲホソミドリカスミカメ, フタトゲムギカスミカメ, ホソハリカメムシおよびクモヘリカメムシが捕獲された。この中ではアカスジカスミカメが優占種であり, 成虫および幼虫は5月から11月まで捕獲された。この間, すくい取り虫数はイネ科雑草の生長に伴って増加し, 雑草が枯れ始めると減少した。雑草地に隣接する水田では, 出穂に伴って本種成虫が捕獲されたが, 出穂期から約2週間で捕獲されなくなった。また, 水田で本種幼虫は捕獲されなかった。水田周辺において本種の発生量が極めて多いことから, 斑点米発生の原因になる可能性が示唆された。
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  • 小山田 浩一, 下田 武志, 鈴木 芳人, 後藤 千枝
    2007 巻 (2007) 54 号 p. 105-108
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    ミカンキイロアザミウマ2齢幼虫を餌として用い, 給餌量の違いがオオメカメムシ1齢幼虫の生存と発育に与える影響について調査した。1齢期の発育を完了した個体の割合は無給餌区, 0.125頭/日給餌区 (8日に1頭), 0.25頭/日給餌区 (4日に1頭), 0.5頭/日給餌区 (2日に1頭) では0%, 1頭/日給餌区で67%, 2頭/日給餌区, 4頭/日給餌区および8頭/日給餌区では90%以上であった。2齢に脱皮した個体の1齢期間は, 1頭/日給餌区で有意に延長し, 2頭/日給餌区, 4頭/日給餌区, 8頭/日給餌区の間では有意な差はなかった。2齢脱皮後の頭幅は, 1頭/日給餌区で有意に小さく, 2頭/日給餌区, 4頭/日給餌区, 8頭/日給餌区の間では有意な差はなかった。以上の結果から, オオメカメムシ1齢幼虫の正常な発育には, ミカンキイロアザミウマ2齢幼虫を餌とした場合1日あたり2頭以上の捕食が必要であることが明らかになった。
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  • 水越 小百合, 福田 充, 中山 喜一, 深澤 郁男, 石原 良行, 山城 都
    2007 巻 (2007) 54 号 p. 109-112
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    トマト黄化葉巻病対策として, 促成栽培トマトのハウス密閉処理によるコナジラミ類の防除効果を検討した。断根状態・40℃処理では, 処理3日後までに全ハウスのコナジラミ類が死滅したが, 栽培状態・45℃3時間処理ではコナジラミ類は死滅せず, さらに一部の果実に高温障害が生じた。以上より, ハウス密閉によるコナジラミ類の蒸し込みは, 作物を断根した状態で40℃3日間以上の処理が必要と考えられた。
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  • 山城 都
    2007 巻 (2007) 54 号 p. 113-115
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    栃木県におけるタバココナジラミ Bemisia tabaci の発生分布を調査したところ, 19市町で発生が確認され, その97.4%がバイオタイプQであった。一部のほ場でバイオタイプBが混発していたが, 県内全域にバイオタイプQが分布していることが明らかとなった。また, トマト, ナス, キュウリ, インゲンマメ, ヒマワリ, イチゴ, バラ, ランタナ, トルコギキョウでの発生が確認できた。トマトから採集したバイオタイプQの2個体群に対する薬剤感受性検定を行ったところ, ニテンピラム水溶剤, ジノテフラン顆粒水溶剤, ピリダベンフロアブル, エマメクチン安息香酸塩乳剤, スピノサド顆粒水和剤に対する感受性が高かった。
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  • 木本 紗帆, 信田 恵, 増田 俊雄, 江波 義成, 樋口 俊男, 廣森 創, 西東 力
    2007 巻 (2007) 54 号 p. 117-120
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    3種の昆虫病原糸状菌 (Nomuraea rileyi, Paecilomyces fumosoroseus および Beauveria bassiana) を単独あるいは3種混合してハスモンヨトウ Spodoptera litura の幼虫に接種した。単独接種の結果から, N. rileyi は遅効性であるが, 最終的な死亡率は高いこと, 反対に P. fumosoroseus は速効性であるが, 最終的な死亡率は低いことがわかった。B. bassiana は病原性を示さなかった。これら3菌種の高濃度 (1×107分生子/ml) 混合液をハスモンヨトウ幼虫に接種したところ, 速効性と高い死亡率が認められ, 処理3~4日後に死亡した個体からは P. fumosoroseus が, 処理6日後以降に死亡した個体からはおもに N. rileyi が出現した。これらの結果は, N. rileyiP. fumosoroseus のそれぞれの弱点が相互に補完されたことを示している。昆虫病原糸状菌の特徴を生かした組み合わせによって, 防除効果をさらに高めることができると考えられる。
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  • 吉澤 仁志, 藍澤 亨
    2007 巻 (2007) 54 号 p. 121-125
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    11薬剤 (殺虫剤9剤および殺菌剤2剤) について, タイリクヒメハナカメムシ Orius strigicollis (Poppius) の産卵数, ふ化率およびふ化幼虫の生存率に及ぼす影響を調査した。その結果, 交尾済みの雌成虫に対しては特に影響は認められなかったが, 3齢幼虫期にピメトロジン水和剤2,000倍液およびブプロフェジン水和剤1,000倍液を処理すると, 羽化後の雌成虫の産卵数が減少することが明らかとなった。
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  • 桑原 克也, 蓼沼 優, 酒井 宏
    2007 巻 (2007) 54 号 p. 127-132
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    群馬県におけるトマト黄化葉巻病の発生は, 2000年の初確認後, 6年間は発生が確認されていなかった。しかし, 2006年2月に再び本病の発生を確認した。2006年2月~12月までに各普及指導機関から持ち込まれた検体をPCR法により検定した結果, 本病感染株と診断された検体数は, 2006年2月は1検体のみであったが, 8月から12月まで毎月確認され, 特に10月が37検体と最も多くなった。2006年12月現在, 県内平坦部9市2町で本病の発生が確認され, 県内平坦部のトマト栽培圃場に広く発生していたことが明らかとなった。また, トマト黄化葉巻病の簡易検査キット「ポケット診断PD」(キャッツ・アグリシステムズ株式会社) を用いた診断は, PCR法とほぼ同等の結果が得られ, さらに, 接種開始20~30日後に診断が可能であった。一方, 2006年2月~11月にかけて, 県内平坦部のトマト栽培圃場から, 本病の媒介虫であるタバココナジラミを採取したところ, 約90%の個体がタバココナジラミバイオタイプQであり, 本バイオタイプが県内平坦部に広く分布していることが明らかとなった。
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  • 大井田 寛, 上遠野 冨士夫
    2007 巻 (2007) 54 号 p. 133-138
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    Two predatory bugs, Piocoris varius (Uhler) and Geocoris proteus Distant, were evaluated for control of the two-spotted spider mite Tetranychus urticae Koch on strawberry and the cotton aphid Aphis gossypii Glover on watermelon under greenhouse conditions. Third instar nymphs of either of the two predators were released three times to each greenhouse. The release of P. varius suppressed the population densities of both mite and aphid to a lower level than the control greenhouses. P. varius persisted on the plants throughout the research periods. By contrast, the release of G. proteus suppressed the mite density in the strawberry greenhouse over a short period, but had no effect on the aphid density in the watermelon greenhouse. The instability of pest control efficacy of G. proteus may be caused by their micro-habitat selection since they were frequently observed on the ground rather than plants. These results suggest that P. varius is more suitable for the release than G. proteus.
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  • 大井田 寛, 上遠野 冨士夫, 後藤 千枝, 務川 重之, 小林 伸三
    2007 巻 (2007) 54 号 p. 139-142
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    We tested the effectiveness of releasing big-eyed bug Piocoris varius (Uhler) for control of two flower thrips, Frankliniella intonsa (Trybom) and F. occidentalis (Pergande), in sweet pepper greenhouses. Second instar nymphs of P. varius were released three times at the rate of 5 nymphs per plant per release. The release of P. varius suppressed the thrips density to low levels for 2 months, while the conventional chemical control was unsuccessful. The effectiveness of P. varius was not influenced by several applications of fungicides. P. varius nymphs were constantly found on the plant throughout the experiments and adults emerged 2 months after the release. Our result suggests that P. varius is a promising biological control agent of the flower thrips.
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  • 大井田 寛, 津金 胤昭, 久保 周子, 草川 知行, 清水 喜一, 野々宮 弘明, 風戸 治子, 中臺 敬子
    2007 巻 (2007) 54 号 p. 143-150
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    2005年11月以降に千葉県内各地で発生したタバココナジラミのバイオタイプを調査したところ, バイオタイプQが優占していることが明らかになった。作物や雑草における捕獲虫の直接調査では9科19種からバイオタイプQが採集され, バイオタイプQのみが発生していると考えられる地点での調査の結果をあわせると, 17科39種の植物でバイオタイプQが生息することが明らかとなった。柏市内の2地点においてコナジラミ類の密度推移を調査したところ, ハウス内では6月にオンシツコナジラミとあわせてタバココナジラミの密度が高まり, ハウス周辺の野外では, 9~10月に本種のみが急増することが明らかとなった。一方, 室内で各種目合いの防虫ネットによるタバココナジラミの侵入防止効果を検討したところ, 0.4mm目合いのネットでは完全に通過を阻止することはできなかったものの通過率は低く抑えられ, 特に0.35mm目合い, 0.3mm目合いおよび0.17×0.3と0.17×0.4mmの2種類の長方形で構成された目合いの資材では防虫または通過阻止効果が極めて高かった。一方, 圃場試験においては0.4mmを展張した区と0.35mm目を展張した区の間でコナジラミ類の発生数に差はなく, 0.4mm目以下のネットであれば高い防除効果が得られると考えられる。
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  • 竹内 浩二, 高橋 大輔, 櫻井 文隆, 山岸 明, 竹内 純, 伊藤 綾
    2007 巻 (2007) 54 号 p. 151-158
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    東京都内のネギ生産圃場において近年夏期のネギアザミウマなどによる虫害被害が激しく, 品質低下を抑えきれないなど生産者から原因究明と対策を求められてきた。そこで, ネギアザミウマの薬剤感受性調査を行ったところ, 府中市個体群の薬剤感受性が立川市個体群に比べて一部薬剤で大きく下回り, 立川個体群に比べ薬剤抵抗性が発達していることが明らかとなった。特に活性の低い薬剤はマラソン, ペルメトリン, クロルフェナピルなどであった。また, 物理的防除資材として, 小型のビニールハウスに近紫外線除去フィルムを展張し, 0.8mm目合いの防虫網をサイドに設置すると, ネギアザミウマとネギハモグリバエの被害を低く抑えた。近紫外線除去フィルムを展張することによって草丈が高く, 重量が多くなり, ワケネギの生育, 品質に関しても悪影響は無かった。これらの結果から, 地域ごとに有効な薬剤を選定するとともに, 近紫外線除去フィルムと防虫網を組み合わせた施設栽培を導入することで, ワケネギの省農薬・高品質栽培が可能と考えられる。
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  • 津金 胤昭, 大井田 寛, 久保 周子, 清水 喜一
    2007 巻 (2007) 54 号 p. 159-164
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    2004年に国内で発生が確認されたタバココナジラミバイオタイプQは薬剤感受性が低く, 全国的に被害が拡大しているトマト黄化葉巻ウイルスの媒介者になることから, トマト栽培における重要害虫となっている。しかし, タバココナジラミバイオタイプQは, 従来から発生しているバイオタイプBと形態で判別することができない。そこで, 共通の農作物に発生するタバココナジラミバイオタイプB, バイオタイプQおよびオンシツコナジラミを判別するために, マルチプレックスPCR用プライマーセットを開発した。本プライマーセットを用いたPCRによって, タバココナジラミバイオタイプBでは313bpと250bp, バイオタイプQでは313bpと116bp, オンシツコナジラミでは417bpのDNA断片が増幅される。
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  • 山口 卓宏, 守屋 成一, 水谷 信夫, 角田 隆, 東後 晶子
    2007 巻 (2007) 54 号 p. 165-172
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    Distribution of the alfalfa weevil, Hypera postica (Gyllenhal)(Coleoptera: Curculionidae) was surveyed at 179 sites of 16 prefectures in Central and Northern Honshu Island, Japan in the spring of 2006. H. postica was recorded for the first time in Toyama, Ishikawa, Fukui, Yamanashi, and Nagano Prefectures, but could not be found in Aomori, Iwate, Miyagi, Akita, Yamagata, Fukushima, and Niigata Prefectures. In Ibaraki and Tochigi Prefectures, H. postica extended its distribution range about 60km northward from the spring of 2003 to the spring of 2006. H. postica was distributed widely in the plains of Saitama and Gunma Prefectures where the weevil has already been found.
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  • 沼沢 健一, 大林 隆司
    2007 巻 (2007) 54 号 p. 173-176
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    東京都では2006年にチャバネアオカメムシやクサギカメムシなどの果樹カメムシ類が多発し果樹や野菜に大きな被害を生じた。そこで, 2006年のチャバネアオカメムシの発生状況を調査するとともに, 同年の予察灯誘殺数を以前のデータと比較した。その結果, 2006年の発生は今までに例を見ない大発生であることが明らかになった。また, スギおよびヒノキ科飛散花粉数から同種の発生量予測を試みた。スギおよびヒノキ科飛散花粉数と越冬成虫であると思われる翌年4月から7月までの予察灯誘殺数との間に相関が認められた。例年, 飛散花粉数は5月中に確定することから, 約1年前に越冬世代成虫の発生量予測が可能であると考えられた。
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  • 小倉 愉利子
    2007 巻 (2007) 54 号 p. 177-180
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    人工光源を用いた光照射が果樹害虫のナシヒメシンクイの産卵に及ぼす影響について, 室内試験により検討した。ナシヒメシンクイ成虫に対して黄色高圧ナトリウムランプを400lxまたは10lxの照度で14時30分から翌日8時30分まで連続照射することにより, 雌成虫の平均産卵数は自然光の場合と比較して, どちらも有意に減少した。人工光源に白色蛍光灯を用いた場合は, 照度400lxでは有意に減少したが, 10lxでは産卵数は減少したものの有意差はなかった。また, 光照射により未産卵雌の割合は有意に増加する傾向が確認された。今回の試験により, ナシヒメシンクイの産卵は光照射により抑制され, 光源には白色蛍光灯よりも黄色高圧ナトリウムランプを用いた方が, 産卵抑制効果が高い傾向にあることが確認された。
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  • 川合 志歩, 櫻井 健一郎, 斉藤 三四郎, 廣森 創, 西東 力
    2007 巻 (2007) 54 号 p. 181-185
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    昆虫病原糸状菌 (Beauveria brongniartii およびB. amorpha) を用いたナガチャコガネ Heptophylla picea 防除のため, 搾油粕 (ダイズミールおよびナタネミール) による培養法を検討し, 培養ダイズミールの感染力を室内試験で調べた。その結果, 両菌ともこれらのミールで培養できることが明らかとなった。B. amorpha 培養ダイズミール (菌密度: 4.0×107CFU/gミール, CFU: colony forming unit) の少量処理区 (2.0×104CFU/g土) においても幼虫の死亡率は最終的に100%を示し, 高い感染力が確認された。また, 培養ダイズミールを11月に畑にすき込んだところ (菌密度: 3.3×105CFU/g乾土), 60日後にも104CFUレベルが維持されていた。昆虫病原糸状菌の培養ミール物は肥料効果と殺虫効果を併せ持つ資材として有望と考えられる。
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  • 冨田 恭範, 田代 定良, 藤田 俊一, 湯浅 一康
    2007 巻 (2007) 54 号 p. 187-189
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    ナシの病害虫防除では, 薬剤散布にスピード・スプレーヤ (S・S) を使用するのが一般的である。農薬飛散低減対策として, S・Sの送風量を慣行 (465m3/min) から半減 (260m3/min) し, 慣行ノズル (コーンノズル) を飛散低減ノズル (DLコーンノズル) に交換する農薬飛散低減法を導入した散布を実施した結果, 主要病害である黒星病および輪紋病に対する防除効果は, 慣行送風量 (465m3/min) および慣行ノズル使用時の散布と同等であった。
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  • 2007 巻 (2007) 54 号 p. 190
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
  • 2007 巻 (2007) 54 号 p. 191-196
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
  • 2007 巻 (2007) 54 号 p. 196-205
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
  • 2007 巻 (2007) 54 号 p. 206-210
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
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