在宅患者と健常者の皮膚水分量の測定を行った結果、１）全身の測定値 の中では手掌の値が有意に（p<0.05）低値であった。２）前腕の値と全 身の測定値との相関(p<0.0001)を認めた。３）高齢者の年齢との間に相 関は認められなかった。４）健常者の水分量は、在宅患者と比較して有 意に(p<0.0001)高値であった。５）90 歳代の皮膚水分量は、70 歳代と比 較して有意に（p<0.05）高値であった。以上より、高齢者の皮膚水分量 の検討から皮膚の乾燥が示唆されたが、年齢が増すほど水分量が低下す るという傾向は認められなかった。

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遠隔画像共有技術を用いてオンライン診療(D to P)の臨床研究をおこなった。 システムでは、外部との医療情報の交換を安全に行う環境を構築するために VPN ルーターと遠隔監視システムを開発した。対象患者は、皮膚疾患5 例（褥 瘡4 例、切創1 例）で、方法としては看護師が患者宅を訪問して皮膚所見を撮 像し、インターネット上にアップロードした画像を診療所の医師が閲覧し、診 断結果と処置内容を伝えた。その結果、遠隔訪問時間は実際の訪問時間より有 意に(p<0.05)短縮し、通信速度の遅延もみられなかった。また、画像精度や全 般の利便性についても良好な結果が得られた。以上の結果は、多職種連携にお けるオンライン診療の有用性を示唆するものと考えられた。

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A personal protective equipment (PPE) of level 2 (the wearing of both goggles and an N95 mask in our clinic) is necessary for the medical examination in patients with COVID-19. However, when an N95 mask attaches to face so that there is no leak, breathing is unexpectedly hard, and the long-time work is difficult. In Japan, there is the severe current situation that N95 masks are not available, and many hospitals have been running short of N95 masks as well as other PPE. Therefore, as having both function of the masks and goggles, we converted a snorkel mask (full-faced type) to an N95 compatible full-face mask according to the procedure reported by Stanford University Prakash Lab.

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