教育実践学研究
Online ISSN : 2436-0945
Print ISSN : 1880-2621
12 巻
選択された号の論文の5件中1~5を表示しています
  • -「望ましい集団活動」を通した実践をもとにして-
    伊東 健, 森山 賢一
    2008 年 12 巻 p. 1-8
    発行日: 2008年
    公開日: 2021/04/30
    ジャーナル オープンアクセス
    本研究は,特別活動の目標,特質,内容といった目的原理,方法原理にかかわって,活動展開をもとに実践的考察を行ったものである。ここでは立志式,生徒の自主性を伸長し選択幅を広げた宿泊学習,生徒会の活性化をはかったクリーン部隊の活躍の3つの実践を取り上げ紹介し,それぞれの実践について考察し,さらに課題についても明確にした。
  • 柳瀬 彬, 鈴木 克典, 山崎 貞登
    2008 年 12 巻 p. 9-19
    発行日: 2008年
    公開日: 2021/04/30
    ジャーナル オープンアクセス
    習得型学力と探究型学力とを一体化した学力を育成するために,総合的な学習の時間」と社会科とを統合・再編した新教科「総合社会科」において,学習到達目標である「資料批評力」のルーブリックを作成し,その効果を授業実践研究によって検討した。主たる結果を以下の2点に集約する。(1)本研究対象の生徒では,作成したルーブリックの活用により,資料批評力を高める自己評価を促進させていたことを示すデータを得た。(2)本ルーブリックを意識的に活用した事例生徒のレポート記述から,情報や数値データ等の資料の根拠と真偽性の確認過程と見られる,総合的学習としての問題解決過程の関連図を示した。
  • 森山 賢一
    2008 年 12 巻 p. 21-29
    発行日: 2008年
    公開日: 2021/04/30
    ジャーナル オープンアクセス
  • ー「対話」ブームの中で考えさせられること一
    大内 善一
    2008 年 12 巻 p. 31-38
    発行日: 2008年
    公開日: 2021/04/30
    ジャーナル オープンアクセス
    本小論では、「対話」という用語の使用実態に考察を加え、その用法をめぐる問題を明らかにすることを目的としている。近年、国語教育界では「対話」という用語が濫用されている嫌いがある。その用法が言語活動やその形態といったレベルで捉えられる傾向がある。「対話」という用語は、本来「対話の哲学」とか「対話的思考」「対話的精神」といった言い方で、使用されている。要するに哲学用語なのである。ひと言では単純に言い尽くすことのできない巨大用語の一つである。このような用語を実践レベルで安易に使用することに強い危倶を抱いている。絶対に使用すべきでないとは思わないが、その概念を十分に吟味して、より適切な用い方をすべきであろう。巨大用語を実践レベルで安易に使用する傾向は、国語教育界に限らず教育界全体に見られる悪しき風潮である。本小論がこうした風潮に一石を投ずることになれば幸いである。
  • 一コミュニケーションスキルを中心として一
    山口 豊一, 長峰 正道
    2008 年 12 巻 p. 39-47
    発行日: 2008年
    公開日: 2021/04/30
    ジャーナル オープンアクセス
    本研究の目的は,キャリア教育における人間関係形成能力を高める指導・援助の在り方を明らかにすることである。中学校第2学年28名に対して,キャリア教育における人間関係形成能力を高める指導・援助として,コミュニケーションスキルを育てるためのスキルトレーニング(授業)を実施した。その際,友人との会話作成のワークシートを活用した。その結果,スキルトレーニングはコミュニケーションスキルを高めるのに効果があることが確認された。特に,友人の話を相手の身になって聴くことができる」や「友人に自分の考えや意見を伝えたいときにどのようすればよいか分かる」などのコミュニケーションスキルを高めるのに効果的であることが明らかになった。また,スキルトレーニング経験者の方がより定着することが示唆された。さらに,ワークシートを活用することで,意見や考えをまとめることの苦手な生徒も活動しやすくなることが確認された。
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