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原稿種別: 表紙
1984 年 15 巻 4 号 p.
Cover13-
発行日: 1984/12/30
公開日: 2017/02/13
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 表紙
1984 年 15 巻 4 号 p.
Cover14-
発行日: 1984/12/30
公開日: 2017/02/13
ジャーナル
フリー
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古庄 敏行, 川澄 岩雄, 勝目 卓朗, 岸 邦和, 後藤 由夫
原稿種別: 本文
1984 年 15 巻 4 号 p.
423-432
発行日: 1984/12/30
公開日: 2017/02/13
ジャーナル
フリー
糖尿病発症には遺伝も環境も重要な役割りをする。本研究では糖尿病有病率(y)とそれに影響すると考えられる, カロリー摂取量(x1), 炭水化物摂取量(x2), 蛋白質摂取量(x3), 脂肪摂取量(x4), 自動車登録台数(x5), 出入国者数(x6), 預金高(x7), および平均寿命(x8)などの社会経済的要因(変量)との関係を, (1)相関分析法, (2)分散分析法および(3)前進選択法による説明変数の選択などの方法で分析を試みた。その結果, yの説明変数は, (a)全変量(x1, ‥x8)を選択した場合x7のみで, (b)栄養の尺度(x1, ‥, x4)を選択した場合x2のみで, (c)文化の尺度(x5, ‥, x8)を選択した場合x7のみで説明可能である。しかし, 本研究に用いた要因(x1, ‥, x8)以外にも催糖尿病因子は多数存在すると思われるので今後さらに検討する必要がある。なお, 時代の推移にともなうyの増加に関し, 遺伝疫学的立場からNeelの節約遺伝子説についても若干考察を試みた。
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鎌田 邦栄
原稿種別: 本文
1984 年 15 巻 4 号 p.
433-439
発行日: 1984/12/30
公開日: 2017/02/13
ジャーナル
フリー
無麻酔・無拘束ラットから採血した血中アドレナリン(Ad)レベルを基礎値とし, その後, 強制的に背位固定ストレスによる血中Adレベル上昇に対する脳室内アドレナリン作働薬の効果について検討した。ラット血中Adレベルは背位固定ストレスにより経時的・直線的に有意な上昇を示した。このストレスによる血中Adレベル上昇は, 脳室内にノルアドレナリン(NAd), およびフェニレフリン投与により有意に抑制された。しかし, イソプロテレノールでは抑制されなかった。この脳室内NAd投与による血中Adレベル上昇の抑制はフェントールアミン前投与により回復したが, プロプラノロール前投与では回復しなかった。以上の結果から, 脳室内に投与したNAdは中枢α-レセプターを介してストレスによる副腎髄質Ad分泌亢進を抑制すると考えられる。
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石井 幹太
原稿種別: 本文
1984 年 15 巻 4 号 p.
441-447
発行日: 1984/12/30
公開日: 2017/02/13
ジャーナル
フリー
著者の創案した原子吸光・高性能水系ゲル浸透クロマトグラフィー(AA/HPAGPC)を利用して, ステロイド緑内障(SIG)における金属動態を調べた。試料には家兎眼房水を用い, その中の金属量(亜鉛)を調べるとSIG下では眼房水中の亜鉛量は健常な場合に比べ高値を示し, その亜鉛量の増加は眼圧の増加と相関を示した。SIG下では眼房水中の亜鉛は1つの誘導性亜鉛含有化合物(分子量約6000)として局在し, この金属含有化合物がSIGと密接な関係にあることが明らかにされた。AA/HPAGPCはSIG研究における金属動態の検討には極めて有用な方法と言える。
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是永 建雄
原稿種別: 本文
1984 年 15 巻 4 号 p.
449-461
発行日: 1984/12/30
公開日: 2017/02/13
ジャーナル
フリー
輝尽性螢光体を利用したScanning laser stimulated luminescence方式のデジタル血管撮影につき基礎的ならびに臨床的検討を行った。アクリルファントムと稀釈造影剤を用いた実験では, このシステムの解像力は2%/2mmであり, アクリルファントム, バーガーファントムのいづれに於ても従来のフィルム/増感紙法よりは良好な解像力が得られた。臨床的評価は235例のデジタルサブトラクション血管撮影の画像により行い, 経静脈法195例(305回)では88.6%に直接カテーテル造影と同等またはこれに近似する診断情報をもつ画像が得られた。経動脈法40例(52回)では96.2%の成功率であり, 稀釈造影剤で充分な診断能にある利点が認められた。本システムの特色が有意の解像力劣化なしに広視野撮影の可能な点に着目し, 長尺カセッテチェンジャーを用いほぼ全身を含む広視野デジタル血管撮影を得る手技を考案し, 11例(12回)の臨床例に施行して満足すべき画像が得られた。
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佐藤 泰司, 竹内 隆治, 川島 帝都夫, 高藤 豊治, 戸澤 孝夫
原稿種別: 本文
1984 年 15 巻 4 号 p.
463-476
発行日: 1984/12/30
公開日: 2017/02/13
ジャーナル
フリー
当教室の研究の一環として, ヒトの全身の骨格筋内の栄養動脈の分布に関する研究を進めている。本論文では, 日本人成人10体20体側例の膝窩筋の栄養動脈の起始部, 分枝状態および筋内の分布状態とその分布領域等について検索した。本筋は通常, 上半部を膝窩動脈の内・外側下膝動脈(Gim, Gil), 下半部の中央を前脛骨動脈の後脛骨反回動脈(Rtp)および下半部の内側部を総後脛骨動脈(Tpc)と固有後脛骨動脈(Tpp)が分布する。また, 起始部と分布状態から, I-a型(上記の動脈のすべてが分布), I-b型(Tppが欠如), I-c型(Tpcが欠如), II型(TpcとTppが欠如)およびIII型(Taが欠如)の5型に分類し, それぞれ15%, 15%, 50%, 15%および5%の出現頻度を認めた。
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櫻井 賢二
原稿種別: 本文
1984 年 15 巻 4 号 p.
477-489
発行日: 1984/12/30
公開日: 2017/02/13
ジャーナル
フリー
胸部領域の撮影に輝尽性螢光体のプレートを使用する診断システムを利用し胸部単純撮影として正常胸部30例, 低線量撮影64例, 病的症例192例および断層撮影28例を従来のフィルム増感紙系胸部撮影と比較検討した。正常胸部および断層撮影ではディジタルシステムの広ダイナミックレンジおよび種々の画像処理の利点が生かされ, ほぼ全例に画質改善を認めた。また低線量撮影では通常撮影の1/5の線量で通常撮影と同等の情報が得られる可能性を認めた。次に種々の複雑な構造を有する病的所見の比較では顕著な画像処理効果は認めなかったが, ある種の病的陰影は"見易く"なり少なくともフィルム増感紙系に劣る点は認められなかった。
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深川 俊太郎
原稿種別: 本文
1984 年 15 巻 4 号 p.
491-500
発行日: 1984/12/30
公開日: 2017/02/13
ジャーナル
フリー
妊娠経過中には生理的な過程においても血液凝固線溶系に変化が起こると言われている。さらに産科領域には, 急性DICを併発しやすい各種疾患があり, またchronic DICとも考えられている妊娠中毒症もある。一方で血液凝固線溶系と補体さらにはキニン形成系が生体内で微妙な相互関係を有するとの理解が高まっている。本研究は補体と凝固・線溶・キニン形成の各系に共通のinhibitorとして働くC_1 inactivator(以下C_1 INAとする)の活性を測定し, DICにおけるC_1 INAの動態について究明し, さらに妊娠中毒症の病態を新しい観点から検討した。基礎実験では対象として, 非妊時採血を行なった同一家兎を妊娠せしめ, 実験的妊娠家兎DICモデルとして使用した。また, 臨床研究では正常非妊婦, 正常妊婦および妊娠中毒症症例で行ない, 下記の結果を得た。1. 家兎の妊娠によるC_1 INA活性値の変動は, 非妊時に比して妊娠により上昇する傾向が認められた(P<0.05)。2. 家兎による実験的DICでは, C_1 INA活性の変化は軽症ではほとんど変化せず, 重症になる程加速度的に著明な変化を示した。3. 正常婦人の非妊時, 妊娠時のC_1 INAの蛋白定量値とその活性値は, よく相関することを認めた(相関係数r=0.67)。4. 正常妊娠におけるC_1 INA活性の変動は対照群に比して各時期で低下を認めた。特にthird trimesterでは最も低値を示し, その減少率は36%であった。しかし, 産褥期では急激に上昇した。5. 重症妊娠中毒症でのC_1 INA活性は高血圧を主症状とする群では正常妊娠のthird trimesterに比して上昇傾向がみられ, 浮腫を主症状とする群では有意の低下を認めた(P<0.05)。以上の成績より, 血液凝固線溶の活性化とC_1 INAの活性化とが関連することが証明され, また, 妊娠中毒症の病態がその症状により各々異なることが示唆された。
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斉藤 元章, 辻 正人, 吉田 雅治, 中林 公正, 北本 清, 長沢 俊彦
原稿種別: 本文
1984 年 15 巻 4 号 p.
501-508
発行日: 1984/12/30
公開日: 2017/02/13
ジャーナル
フリー
Birdらの診断基準を満足したリウマチ性多発筋痛症(polymyalgia rheumatica, PMR)7症例の臨床像を検討した。発症年齢は50∿73歳, 平均65歳, 男女比は2 : 5であった。筋痛は上腕, 肩甲部, 臀部に多く認められた。側頭動脈炎の合併は認められなかったが, 間歇性跛行, 大腿動脈血管雑音, 大腿動脈狭窄を認めたpolymyalgia arteriticaが2例存在した。血沈1時間値は91∿183mm, 平均113mm, CRPは全例陽性, 筋原性酵素, 筋電図は全例正常, 大部分の症例で貧血を認めた。血中免疫複合体は5例中3例に陽性で, ステロイド治療後の疾患非活動期には3例とも陰性化し, PMRの成因に免疫学的機序の関与が推定された。ステロイド治療は全例に著効を示したが, その離脱は容易ではなかった。経過中に1例が急性心不全で死亡し, 1例で慢性関節リウマチが合併し, 1例で乾燥症候群の合併が示唆された。高齢化社会の現在, PMRは今後さらに注目される疾患であり, 本症への認識を深める必要がある。
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岸 邦和, 山本 興太郎
原稿種別: 本文
1984 年 15 巻 4 号 p.
509-513
発行日: 1984/12/30
公開日: 2017/02/13
ジャーナル
フリー
染色体モザイクや染色体キメラの検出は, 患者が発生する原因となった染色体異常の誘発された時期を推定する際に情報を提供するばかりでなく, 患者の臨床症状と染色体異常の関連を考察する際の条件となる。通常, 染色体の分析は, PHAで刺激したりTリンパ球や皮膚線維芽細胞を用いて行なわれるが, Epstein-Barrウイルス(EBV)を感染させたBリンパ球の分析も有効な手段と考えられる。著者らは, 比較的軽度な臨床症状を示す環状10番染色体を有する症例において, PHA刺激Tリンパ球や皮膚線維芽細胞では検出しえなかった正常細胞の存在を, EBV感染Bリンパ球によって確認した.その結果, 環状染色体の形成は受精卵の発生過程でおこったと考えられることおよび患者の軽度な症状は正常細胞の存在によると推定されることを示した。本症例により, EBV感染Bリンパ球を用いた染色体検査の有用性を例示した。
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長瀬 治
原稿種別: 本文
1984 年 15 巻 4 号 p.
515-523
発行日: 1984/12/30
公開日: 2017/02/13
ジャーナル
フリー
最近, 表現方法として, 視覚や聴覚による方法が著しく発達, 普及し, 活字による表現方法は, むしろ避ける傾向が見られる。しかし, 医学分野の表現方法は, なお, 論文や著作によるものが多く, 従って活字による表現は, 正確かつ簡潔に, 他の人々に理解されるような方法が必要とされる。著者はこれらの点を考慮し, (A)漢字表記, (B)現代かなづかいの要領, (C)送り仮名の付け方, について検討を試みたところ, 正解率は, (A)では67.00%, (B)では86.90%, (C)では70.82%, 合計では70.13%, であった。この結果を考慮すると, なお一層, 文章の表現力について, 注意をはらう必要がある。
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新井 治美
原稿種別: 本文
1984 年 15 巻 4 号 p.
525-
発行日: 1984/12/30
公開日: 2017/02/13
ジャーナル
フリー
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小柏 元英, 渡部 士郎, 青柳 利雄, 松田 博青, 赤井 契一郎
原稿種別: 本文
1984 年 15 巻 4 号 p.
525-
発行日: 1984/12/30
公開日: 2017/02/13
ジャーナル
フリー
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辻 正人
原稿種別: 本文
1984 年 15 巻 4 号 p.
526-
発行日: 1984/12/30
公開日: 2017/02/13
ジャーナル
フリー
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青柳 利雄, 赤井 契一郎, 伊藤 武雄, 千野 一郎, 福住 直由
原稿種別: 本文
1984 年 15 巻 4 号 p.
526-
発行日: 1984/12/30
公開日: 2017/02/13
ジャーナル
フリー
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石橋 修
原稿種別: 本文
1984 年 15 巻 4 号 p.
527-
発行日: 1984/12/30
公開日: 2017/02/13
ジャーナル
フリー
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石川 恭三, 伊藤 武雄, 伊藤 寛志, 大島 正浩, 相馬 智
原稿種別: 本文
1984 年 15 巻 4 号 p.
527-
発行日: 1984/12/30
公開日: 2017/02/13
ジャーナル
フリー
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三国 健一
原稿種別: 本文
1984 年 15 巻 4 号 p.
528-
発行日: 1984/12/30
公開日: 2017/02/13
ジャーナル
フリー
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伊藤 武雄, 緒方 幸雄, 河路 渡, 小林 宏行, 鈴木 正彦
原稿種別: 本文
1984 年 15 巻 4 号 p.
528-529
発行日: 1984/12/30
公開日: 2017/02/13
ジャーナル
フリー
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藤本 尚資
原稿種別: 本文
1984 年 15 巻 4 号 p.
529-
発行日: 1984/12/30
公開日: 2017/02/13
ジャーナル
フリー
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青柳 利雄, 伊藤 武雄, 石川 恭三, 小柏 元英, 長沢 俊彦
原稿種別: 本文
1984 年 15 巻 4 号 p.
530-
発行日: 1984/12/30
公開日: 2017/02/13
ジャーナル
フリー
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斉藤 元章
原稿種別: 本文
1984 年 15 巻 4 号 p.
530-531
発行日: 1984/12/30
公開日: 2017/02/13
ジャーナル
フリー
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河路 渡, 渡辺 言夫, 緒方 幸雄, 古見 耕一, 青柳 利雄
原稿種別: 本文
1984 年 15 巻 4 号 p.
531-
発行日: 1984/12/30
公開日: 2017/02/13
ジャーナル
フリー
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狩野 朗
原稿種別: 本文
1984 年 15 巻 4 号 p.
531-532
発行日: 1984/12/30
公開日: 2017/02/13
ジャーナル
フリー
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伊藤 寛志, 伊藤 武雄, 稲葉 稔, 千野 一郎, 長沢 俊彦
原稿種別: 本文
1984 年 15 巻 4 号 p.
532-
発行日: 1984/12/30
公開日: 2017/02/13
ジャーナル
フリー
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永松 信哉
原稿種別: 本文
1984 年 15 巻 4 号 p.
533-534
発行日: 1984/12/30
公開日: 2017/02/13
ジャーナル
フリー
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市橋 治雄, 稲葉 稔, 長沢 俊彦, 鍋谷 欣市, 松井 英男
原稿種別: 本文
1984 年 15 巻 4 号 p.
534-
発行日: 1984/12/30
公開日: 2017/02/13
ジャーナル
フリー
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新井 裕二
原稿種別: 本文
1984 年 15 巻 4 号 p.
534-535
発行日: 1984/12/30
公開日: 2017/02/13
ジャーナル
フリー
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青柳 利雄, 立川 勲, 中野 英一, 高橋 政祺, 渡部 士郎
原稿種別: 本文
1984 年 15 巻 4 号 p.
535-
発行日: 1984/12/30
公開日: 2017/02/13
ジャーナル
フリー
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中村 幸義
原稿種別: 本文
1984 年 15 巻 4 号 p.
535-536
発行日: 1984/12/30
公開日: 2017/02/13
ジャーナル
フリー
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伊藤 武雄, 緒方 幸雄, 千野 一郎, 長島 正治, 長沢 俊彦
原稿種別: 本文
1984 年 15 巻 4 号 p.
536-
発行日: 1984/12/30
公開日: 2017/02/13
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1984 年 15 巻 4 号 p.
537-
発行日: 1984/12/30
公開日: 2017/02/13
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1984 年 15 巻 4 号 p.
537-
発行日: 1984/12/30
公開日: 2017/02/13
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1984 年 15 巻 4 号 p.
App11-
発行日: 1984/12/30
公開日: 2017/02/13
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 目次
1984 年 15 巻 4 号 p.
i-iii
発行日: 1984/12/30
公開日: 2017/02/13
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1984 年 15 巻 4 号 p.
App12-
発行日: 1984/12/30
公開日: 2017/02/13
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1984 年 15 巻 4 号 p.
App13-
発行日: 1984/12/30
公開日: 2017/02/13
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1984 年 15 巻 4 号 p.
App14-
発行日: 1984/12/30
公開日: 2017/02/13
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 表紙
1984 年 15 巻 4 号 p.
Cover15-
発行日: 1984/12/30
公開日: 2017/02/13
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 表紙
1984 年 15 巻 4 号 p.
Cover16-
発行日: 1984/12/30
公開日: 2017/02/13
ジャーナル
フリー