杏林医学会雑誌

表紙

原稿種別: 表紙
1999 年 30 巻 2 号 p. Cover5-
発行日: 1999/06/30
公開日: 2017/02/13

DOIhttps://doi.org/10.11434/kyorinmed.30.Cover5

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目次

原稿種別: 表紙
1999 年 30 巻 2 号 p. Cover6-
発行日: 1999/06/30
公開日: 2017/02/13

DOIhttps://doi.org/10.11434/kyorinmed.30.Cover6

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第28回杏林医学会総会のご案内と演題募集について

原稿種別: 付録等
1999 年 30 巻 2 号 p. App4-
発行日: 1999/06/30
公開日: 2017/02/13

DOIhttps://doi.org/10.11434/kyorinmed.30.App4

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新生仔期6-Hydroxydopamine脳室内処置ラットの幼若期及び成熟期における腹腔内6R-5,6,7,8-tetrahydro-L-biopterin投与の比較検討

石田信彦

原稿種別: 本文
1999 年 30 巻 2 号 p. 175-189
発行日: 1999/06/30
公開日: 2017/02/13

DOIhttps://doi.org/10.11434/kyorinmed.30.175

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我々は,新生仔期6-Hydroxydopamine (6-OHDA)脳室内投与ラットに対する6R-5,6,7,8-tetrahydro-L-biopterin (6R-BH_4)腹腔内連続投与による週齢差の影響を行動薬理学的ならびに生化学的に検討を行った。その結果,新生仔期6-OHDA処置により幼若期ではlocomotion activityなどの増加や脳内DA含量の低下が認められた。成熟期においては脳内DA含量の低下が認められたが,行動への影響はみられなかった。さらに,幼若期での同処置により誘発されたlocomotion activityなどの増加は, 6R-BH_4の連続投与を行うことにより著明に抑制されたが,脳内DA, 5-HTへの影響は認められなかった。成熟期での6R-BH_4連続投与の影響は,幼君期ほど観察されなかった。これらのことより, 6R-BH_4の効果は成熟期よりもむしろ幼若期において顕著に現われることが示唆された。

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再灌流療法の心筋梗塞後の心室性不整脈に対する影響についての研究 : Holter心電図による1年間のfollow-up study

豊福深奈

原稿種別: 本文
1999 年 30 巻 2 号 p. 191-202
発行日: 1999/06/30
公開日: 2017/02/13

DOIhttps://doi.org/10.11434/kyorinmed.30.191

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心筋梗塞急性期における再灌流療法が慢性期の心室性不整脈の発生にどのように影響しているかを検討した。急性期に経皮的冠動脈形成術(PTCA)を施行された心筋梗塞患者228例を対象とし,その成功群(210例)と不成功群(18例)に分類した。Holter心電図は発症後1ヶ月, 3ヶ月および1年の3回施行した。Lown's grade IVa以上の心室性不整脈の出現頻度は,発症後1ヶ月でPTCA成功群が不成功群より有意に(p<0.05)低値であったがそれ以降の時期では有意差を認めなかった。また成功群のうち1ヶ月後開通群は同閉塞群と比べて, grade IVa以上の出現頻度が発症後1年でのみ有意に低値であった。一方, grade IVa以上の心室性不整脈がみられた例は,みられない例より有意に(p<0.05)左室駆出率が低く,かつ壁運動の低下がみられた。心室性不整脈の出現に強く影響する因子は心機能と梗塞サイズであり,再灌流療法の心室性不整脈の抑制効果は3ヶ月以降ではほとんどなかった。

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パラフィン包埋切片上のKi-ras癌遺伝子m-RNAを標的とするrTthポリメラーゼを用いたin situ RT-PCRの最適実験条件 : 特にその試料前処理法について

上杉-早川るり子, 阪井哲男, 山村知世乃, 住石歩, 水野斎司, 山口和克, 松村讓兒, 脇坂晟

原稿種別: 本文
1999 年 30 巻 2 号 p. 203-214
発行日: 1999/06/30
公開日: 2017/02/13

DOIhttps://doi.org/10.11434/kyorinmed.30.203

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マウス肝組織のパラフィン包埋切片においてKi-ras癌遺伝子のm-RNAの発現状態を検出するために,同m-RNAを標的とするプライマーとrTth DNAポリメラーゼとを使用して行うin situ RT-PCRの際の組織固定法,ペプシン消化法, DNase消化法及びポリメラーゼ連鎖反応の最適実験条件を検討した。深麻酔下のマウスに対して,左心室から10%ホルマリンを含む等張リン酸緩衝液を用いて灌流固定を行った後,肝臓を摘出し,更に5×5×2mm以下に細切して浸積固定を16時間行った。この組織標本から作成したパラフィン包埋切片(5μm)についてペプシン溶液(2mg/ml, 0.1N HCl)を用いて37℃6分〜7分間の蛋白消化処理を行い,次いでDNase処理を室温にて18時間行った。この切片に対して,更に上記固定液により後固定を行った後,Ki-rasプライマー, rTth DNAポリメラーゼ, digoxigenin (DIG)-11-dUTPを用いてRT-PCRを行った。先ず94℃-3分, 57℃-60分で逆転写反応を行った後, 94℃-1分, 55℃-1分, 65℃-40秒のサイクルを20回繰り返してPCRを行った。その後ペルオキシダーゼ標識抗DIG抗体, diaminobenzidine (DAB)を用いて発色した。これらの実験条件により安定した結果が得られることが明らかになった。

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自動化リン酸定量システムの気節法からフローインジェクション分析法への置換

森田知成

原稿種別: 本文
1999 年 30 巻 2 号 p. 215-222
発行日: 1999/06/30
公開日: 2017/02/13

DOIhttps://doi.org/10.11434/kyorinmed.30.215

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気節法に基く,テクニコン・オートアナライザーによるオルトリン酸(Pi)の自動分析システム(Hegyvary C. et al., Anal Biochem 94:397-401, 1979)を,フローインジェクション分析(FIA)法に基くシステムに置換した。1.67%ドデシル硫酸ナトリウムを含む30μlのPi試料を, 8.6mMモリブデン酸アンモニウムと0.2M硫酸第一鉄アンモニウム/0.2Mチオ尿素を1:1 (v/v)で混合して作った発色溶液の1ml/minの流れに,フローインジェクション分析器で単純注入した。その反応溶液に対する, 710nmの吸光度を,分光光度計で測定してPiを定量した。時間当たり66の試料処理速度の測定で, 0.02から1mM Piの検量線の相関係数は0.9999で, 0.3mM Piの10回測定の再現性に付いての変動係数は1.3%であった。従って,このFIA法システムは,上記の気節法に基くシステムの性能に匹敵するものであった。

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頚椎症性脊髄症における運動誘発電位と短潜時体性感覚誘発電位を用いた脊髄機能評価

小林悟

原稿種別: 本文
1999 年 30 巻 2 号 p. 223-230
発行日: 1999/06/30
公開日: 2017/02/13

DOIhttps://doi.org/10.11434/kyorinmed.30.223

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頚椎症性脊髄症(頚髄症)での脊髄内運動性下行路と感覚性上行路機能の,非侵襲的かつ客観的評価法の確立を目的とした。健常者40例と頚髄症71例で,経頭蓋的磁気刺激法による小指外転筋での運動誘発電位(MEP)と尺骨神経刺激による小指外転筋誘発電位(M, F波)から脊髄中枢運動伝導時間(CMCT)の算出,また正中神経刺激後の短潜時体性感覚誘発電位(S-SEP)から感覚性脊髄上行路の伝導時間(N11からP14)の測定を行い,それぞれの値をJOAスコアによる臨床症状の重症度と対応して検討した。CMCTは,頚髄症群では上肢運動機能障害の程度が高いほど有意に延長していた。また, S-SEPでは,上肢知覚機能障書が重度な頚髄症群ほどN11-P14頂点間潜時は延長した。一方,上肢の運動と知覚両機能障害が共に重度の群では, CMCTとN11-P14頂点間潜時に正の相関を認めた。さらに, CMCTは,運動機能ばかりでなく,感覚機能障害とも関連していることが明らかになった。頚髄症における脊髄機能の非侵襲的評価法としてMEPとS-SEPを併用することにより,脊髄運動路と感覚路の両者の客観的評価,およびその相互作用の検出が可能となった。

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杏林大学医学部付属病院精神神経科入院患者統計 : (1986年1月～1996年12月)

松倉素子, 浅谷麻実子, 斉藤雅博, 田島治, 武正建一

原稿種別: 本文
1999 年 30 巻 2 号 p. 231-239
発行日: 1999/06/30
公開日: 2017/02/13

DOIhttps://doi.org/10.11434/kyorinmed.30.231

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地域社会における大学病院精神科診療の実態の把握を目的とし, 1986年1月から1996年12月の11年間に杏林大学医学部付属病院精神神経科に入院した全患者1764名を対象に統計分析を行ない,時代的変遷の中での最近の入院傾向と今後の課題について検討した。その結果,近年における入院患者数の増加とともに,平均在院日数の短縮化が確認された。疾病分類では気分障害が最も多く,精神分裂病と併せて約60%を占め,気分障害の増加,精神分裂病の減少傾向が認められた。また年齢別分布では20代の入院患者が最も多く,次いで30代, 50代の順であった。地域病院としての急性期医療が徐々に定着しつつあると考えられる一方で,診療圏の明らかな拡大はみられず,研修・研究機能をもつ大学病院として今後の課題と考えられた。

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編集後記

原稿種別: 付録等
1999 年 30 巻 2 号 p. 240-
発行日: 1999/06/30
公開日: 2017/02/13

DOIhttps://doi.org/10.11434/kyorinmed.30.240_1

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編集委員

原稿種別: 付録等
1999 年 30 巻 2 号 p. 240-
発行日: 1999/06/30
公開日: 2017/02/13

DOIhttps://doi.org/10.11434/kyorinmed.30.240_2

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奥付

原稿種別: 付録等
1999 年 30 巻 2 号 p. 240-
発行日: 1999/06/30
公開日: 2017/02/13

DOIhttps://doi.org/10.11434/kyorinmed.30.240_3

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賛助会員

原稿種別: 付録等
1999 年 30 巻 2 号 p. App5-
発行日: 1999/06/30
公開日: 2017/02/13

DOIhttps://doi.org/10.11434/kyorinmed.30.App5

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杏林医学会雑誌投稿規定

原稿種別: 付録等
1999 年 30 巻 2 号 p. App6-
発行日: 1999/06/30
公開日: 2017/02/13

DOIhttps://doi.org/10.11434/kyorinmed.30.App6

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杏林医学会会則

原稿種別: 付録等
1999 年 30 巻 2 号 p. App7-
発行日: 1999/06/30
公開日: 2017/02/13

DOIhttps://doi.org/10.11434/kyorinmed.30.App7

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裏表紙

原稿種別: 表紙
1999 年 30 巻 2 号 p. Cover7-
発行日: 1999/06/30
公開日: 2017/02/13

DOIhttps://doi.org/10.11434/kyorinmed.30.Cover7

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CONTENTS

原稿種別: 表紙
1999 年 30 巻 2 号 p. Cover8-
発行日: 1999/06/30
公開日: 2017/02/13

DOIhttps://doi.org/10.11434/kyorinmed.30.Cover8

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