給食経営で管理栄養士はリーダーとして能力を発揮し,組織成員が活躍できる環境を作る必要がある。今回,兵庫県の50床以上の高齢者施設を対象にリーダーのリーダーシップスタイルや孤独感,組織成員の職務特性,シェアドリーダーシップを測定した。測定にはPM指導行動測定尺度(Performance and Maintenance(PM)score),LPC(least preferred coworker)尺度,改訂版UCLA孤独感尺度,職務特性測定尺度を,幸福感,シェアドリーダーシップの測定にはVAS(Visual Analog Scale)を用いた。給食に関する評価項目は点数で回答を得た。分析対象は116施設,446名(管理的立場116名,組織成員330名)だった。リーダーのPM型は最大食数と関係せず,PM得点の自己評価が高いほど職務特性項目が低下した。M得点はシェアドリーダーシップと正相関し,シェアドリーダーシップは自己評価に寄与した。リーダーがP能力に加えM能力を高めることで,組織成員がシェアドリーダーシップを発揮しやすい環境が構築でき組織成員の自己評価向上につながる。