太陽光発電と蓄電池を活用した独立系直流 LED 照明システムの導入に伴う一般戸建て住宅の電力消費由来 CO
2 排出削減量と CO
2 ペイバックタイムを推計した。独立系直流 LED 照明システムの中では、蓄電容量を夜間照明消費分に留めた LED 照明システムの CO
2 排出削減効果が比較的大きいことがわかった。蓄電容量を昼間の余剰電力全てを蓄電できるまで増やしたシステムにおいては、毎日深放電を繰り返すことで蓄電池の寿命年数が相対的に短くなることが年間当たりの製造段階における排出量の増大に影響していた。独立系直流 LED 照明システムのCO
2 ペイバックタイムは 1.5 年から 2 年程度となったが、系統電力の CO
2 排出係数に加えて、PV の発電電力、蓄電池の充放電深度から生じる製品寿命などの地域差によるばらつきが見られた。
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