蝶と蛾
Online ISSN : 1880-8077
Print ISSN : 0024-0974
34 巻, 1 号
選択された号の論文の9件中1~9を表示しています
  • 原稿種別: 表紙
    1983 年 34 巻 1 号 p. Cover1-
    発行日: 1983/10/20
    公開日: 2017/08/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1983 年 34 巻 1 号 p. App1-
    発行日: 1983/10/20
    公開日: 2017/08/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1983 年 34 巻 1 号 p. App2-
    発行日: 1983/10/20
    公開日: 2017/08/10
    ジャーナル フリー
  • 吉本 浩
    原稿種別: 本文
    1983 年 34 巻 1 号 p. 1-20
    発行日: 1983/10/20
    公開日: 2017/08/10
    ジャーナル フリー
    本報では,ホシボシトガリバ属(Demopsestis)とこれに近縁な3属(Takapsestis, Neoploca, Asphalia)の再検討を行った.これらの属はいずれも1属1種とされてきたが,属Demopsestisには台湾産の1新種が,また属Takapsestisにはインド,ジャワ,スマトラにかけて分布する4種が加わることがわかった.ヨーロッパの属Asphaliaは,同じくヨーロッパの属Polyplocaのシノニムとされてきたが,雌雄交尾器の形状からこれら2属は別属と考えられるので,属Asphaliaを復活させた.本報での取り扱いを再記すれば次の通り.属Demopsestis MATSUMURA,1927 Demopsestis punctigera (BUTLER,1885)ホシボシトガリバ〔日本・韓国〕Demopsestis formosana sp. nov.〔台湾〕本種はむしろ,次に述べる台湾のTakapsestis wilemaniella MATSUMURAに似るが,下唇髪3節がより短いこと,頸板が赤色味を帯びないこと,前翅外縁線が後半部で途切れずなめらかとなることなどによってwilemaniellaと区別できる.属Takapsestis MATSUMURA,1933 Takapsestis wilemaniella MATSUMURA,1933(タカムクトガリバ,タイワンウスムラサキトガリバ)〔台湾〕岸田(1978,台湾蛾類図説(18),月刊むし(92):27-28)がPolyploca albibasis WILEMANとして図説したのは本種であるが,この名はホモニムのため上掲の名称が使用されるTakapsestis sumatrensis (GAEDE,1930), stat. et. comb. nov.〔スマトラ〕Takapsestis semiobsoleta (WARREN,1915), comb. nov.〔ジャワ〕Takapsestis orbicularis (MOORE, 1888), comb. nov.〔インド(パンジャブ・シッキム)〕Takapsestis bifasciata (HAMPSON,1896), comb. nov.〔インド(シッキム)〕私は先に本種を属Epipsestisの中で触れたが(YOSHIMOTO,1982),大英博物館のHONEY氏によれば前種とともに属Takapsestisに含まれるという.属Neoploca MATSUMURA,1927 Neoploca arctipennis (BUTLER,1878)マユミトガリバ〔日本〕SICK(1941)は本種に近縁として中国からPolyploca nigropunctataを記載した.私は未だこの種を調べたことがないが,その出現期(11月)から考えて他の属(例えばEpipsestis)に属するものと思う.属Asphalia HUBNER, [1821], gen. rev. Asphalia ruficollis ([DENIS et SCHIFFERMULLER], 1775), comb. rev.〔ヨーロッパ〕
  • 吉本 浩
    原稿種別: 本文
    1983 年 34 巻 1 号 p. 21-33
    発行日: 1983/10/20
    公開日: 2017/08/10
    ジャーナル フリー
    本報では主として1963年日本鱗翅学会ネパール遠征隊の採集品を中心に,ネパールおよび周辺地域のトガリバ9属16種を記録した.同隊の調査行程は本誌特別報告2号(1966)ならびに4号(1970)に詳録されているので,採集品のデータは,〔ネパール東部タムール谷での〕採集地と〔1963年の〕日付のみで示した.本報ではまた,♂交尾器形態に基づき(Geurena lichenea HAMPSON,〔1893〕をParapsestisに移し,またやはり♂交尾器を基にPalimpsestis alternata MOORE, 1881に対して新属Stenopsestisを創った,これら2種は共にネパール新記録である.この他の新知見としては,Gaurena forsteri WERNY, 1966〔ブータン〕B. dierli WERNY, 1966〔インド(ダージリン)〕の2つがある.なお,属Spicaは今日トガリバガ科に属するものと考えられており,同隊によつてもこの属の蛾が得られているというが(井上,1974),その分類学的取り扱いについては井上博士によって報告されると思うので,今回のリストから除外した.
  • 奥 俊夫, 舘山 一郎
    原稿種別: 本文
    1983 年 34 巻 1 号 p. 34-36
    発行日: 1983/10/20
    公開日: 2017/08/10
    ジャーナル フリー
    Gypsonoma属のハマキガ類は日本から9種が記録されているが,筆者らはさらに2種を発見したのでこの機会に記録にとどめておきたい.これらの種はまた,筆者らの知る限りでは極東からも新記録のようである.稿を進めるに当たり,貴重な標本を提供せられた北海道立林業試験場の上条一昭博士及び北海道大学農学部の久万田敏夫博士に対して厚く謝意を表する.また,ここに使用した標本の一部は旭川開発建設部の依託による国道39号線武華地区自然環境現状調査において得られたものであり,関係各位に対し御礼申し上げる.
  • T. Graham HOWARTH
    原稿種別: 本文
    1983 年 34 巻 1 号 p. 37-39
    発行日: 1983/10/20
    公開日: 2017/08/10
    ジャーナル フリー
    初記録地シッキムから約320km離れたネパール,カトマンズから採集されたChysozephyrus disparatus interpositus HOWARTHの♀を記載した.
  • 原稿種別: 表紙
    1983 年 34 巻 1 号 p. Cover2-
    発行日: 1983/10/20
    公開日: 2017/08/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1983 年 34 巻 1 号 p. Cover3-
    発行日: 1983/10/20
    公開日: 2017/08/10
    ジャーナル フリー
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