蝶と蛾
Online ISSN : 1880-8077
Print ISSN : 0024-0974
41 巻, 2 号
選択された号の論文の14件中1~14を表示しています
  • 原稿種別: 表紙
    1990 年 41 巻 2 号 p. Cover1-
    発行日: 1990/07/20
    公開日: 2017/08/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1990 年 41 巻 2 号 p. App1-
    発行日: 1990/07/20
    公開日: 2017/08/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1990 年 41 巻 2 号 p. App2-
    発行日: 1990/07/20
    公開日: 2017/08/10
    ジャーナル フリー
  • 北原 曜
    原稿種別: 本文
    1990 年 41 巻 2 号 p. 45-51
    発行日: 1990/07/20
    公開日: 2017/08/10
    ジャーナル フリー
    The male genitalia of Parnassius glacialis, P. hoenei and their natural hybrids in the sympatric habitat were compared. Natural hybrids were judged from the colouration of abdominal hairs. The male genitalia of each species in the sympatric habitat were nearly the same as those in the allopatric habitats. Most of natural hybrids had the genitalia of intermediate feature.
  • 高橋 真弓
    原稿種別: 本文
    1990 年 41 巻 2 号 p. 53-65
    発行日: 1990/07/20
    公開日: 2017/08/10
    ジャーナル フリー
    Geographical distribution, adult behaviour and morphological variation of Neope niphonica BUTLER in Sado Island were described and discussed. The race from Sado Island have some prominent characteristics in wing colouration, in dorsal line of larva and also in adult behaviour.
  • 高波 雄介
    原稿種別: 本文
    1990 年 41 巻 2 号 p. 67-77
    発行日: 1990/07/20
    公開日: 2017/08/10
    ジャーナル フリー
    東南アジア島嶼部産シジミチョウの1新種4新亜種の記載,1置換名1新位置の提起,および3種の新分布地を記録した.Allotinus subviolaceus hitamus ssp. n.はインドネシアのビリトソ島産で,他の亜種に比べ♂前翅表面の灰青色部は著しく縮小し,裏面地色は♂♀とも暗い.Allotinus kudaratus sp. n.はミンダナオ島アポ山産で,♂の表面はA.strigatus,裏面はA.nigritus,A.punctatusに似るが,裏面地色が白く,♂交尾器uncusは相対的に短い.Lycaenopsis haraldus mayaangelae ssp. n.はビリトン島産で,♂♀とも前後翅表面の黒縁が他の亜種に比べ幅広く,清楚で美しい.Jamides pura babinus ssp. n.はシメルーエ島の南東の小島バビ島産で,♂はシメルーエの亜種julianaに似るが,裏面地色は暗く白条も細い.Jamides alsietus camarines ssp. n.はルソン島産で,表面は原名亜種に似るが,♂♀とも前翅裏面第6室外中央部の2本の白条が第4〜5室の白条の並びから大きく翅基部の方向にずれ,♂交尾器valvae後端部の小突起を欠く.また,Jamides rothschildiの原著を(H.HAYASHI,[1977])と判断した.Nacaduba kurava menyangka ssp. n.はスラウェン産で,前後翅裏面亜外縁部に目立った黒斑列を現し,スンダランドと小スンダ列島の亜種との中間的な特徴を持つ.Nacaduba beroe hayashii nom. n.は,スラウェン産のNacaduba ruficirca eliotiがNacaduba sanaya eliotiの新参一次ホモニムであるため,その置換名として提起された.Nacaduba russelliはこれまでマレー半島とシンガポールからのみ知られていたが,新たに北ボルネオ・サバ州から発見された.Nacaduba glauconiaはこれまでマレー半島の山地帯のみに知られていたが,新たにスマトラ沖のニアス島,バビ島から発見された.Nacaduba glauconiaはこれまでジャワ島のみから知られていたが,新たに南スマトラから発見された.Prosotas maputiはこれまでNacaduba bereniceのミンダナオ島産亜種とされていたもので,模式標本を検した結果,その所属,位置が変更された.
  • 寺本 憲之
    原稿種別: 本文
    1990 年 41 巻 2 号 p. 79-96
    発行日: 1990/07/20
    公開日: 2017/08/10
    ジャーナル フリー
    1982年4月から1989年6月まで滋賀県長浜市と浅井町の滋賀県農業試験楊,ならびに同じく浅井町の七尾山において天蚕(ヤママユ)の主要な食樹である,Quercus類(クヌギ,アベマキおよびコナラ)の鱗翅目害虫相およびその生態を調査した.この調査において,Quercus spp.の鱗翅目害虫は,24科,164種が確認された.重要害虫としては8種,()内は加害部位または加害状況〕:コウモリガ(幹・枝),チャミノガ(新葉・葉),イラガ(毒針毛による人体に対する炎症,作業上の支障),ニセクヌギキンモンホソガ(葉),ムモンヒロバキバガ(新梢),ナカトビフトメイガ(葉),オオトビモンシャチホコ(葉)およびマイマイガ(新葉・葉),準重要害虫としては8種:プライヤハマキ(葉),Spulerina virgulata KUMATA et KUROKO(樹皮潜孔,幼木),Teleiodes sp.2(キバガ科)(新梢),キマエアオシャク(新葉・葉),ヨモギエダシャク(葉),オビカレハ(葉),ナシケンモン(葉)およびシラオビキリガ(新梢・葉)を確認した.また,未記載種として,Tischeria sp.1(ムモンハモグリガ科),Parapammene sp.1(ハマキガ科), Hypatima sp.1〜sp.4(キバガ科),Telphusa sp.1(キバガ科),Teleiodes sp.1〜sp.3(キバガ科)の10種を確認した.食樹別では,クヌギは104種(内38種は新記録食樹),アベマキは132種(内124種は新記録食樹)そしてコナラは49種(内23種は新記録食樹)を確認した.鱗翅目幼虫の発生のピークは5月(109種,66%)で,6月下旬〜7月中旬(18種,11%)は少なかった.
  • Giorgio BALDIZZONE, 奥 俊夫
    原稿種別: 本文
    1990 年 41 巻 2 号 p. 97-112
    発行日: 1990/07/20
    公開日: 2017/08/10
    ジャーナル フリー
    原記載の後に詳細な検討がなされていなかった下記のツツミノガ科4種を再記載した.Coleophora cercidiphyllella OKUカツラツツミノガ雌のみによって記載され,欧州でカバノキ科などに寄生するC.violacea STROMに近縁と推測されていたが,雄の発見によりこの点を確証できた.雄交尾器のvalvaは後者に比較して短い.幼虫はカツラの新芽を食し,成葉の裏面に移って蛹化する.成虫は6月に出現.幼虫の筒巣は記載済み.北海道のほか,新たに岩手県からも記録された.C.flavovena MATSUMURAキミャクツツミノガ触角基部の毛束が発達せず,白色の前翅に細い黄褐条を有する種群のうち,極東産の唯一の既知種.幼虫はヨモギ,エゾヨモギの葉縁から数片を切取って交互につなぎ合わせ,暗褐色の扁平な筒巣を作る.晩夏から翌春まで葉裏に住み,透明な潜入食痕を残す.成虫は6月後半〜7月に出現.北海道,本州寒冷地(東北地方,長野県)産.朴奎澤博士採集の標本により韓国からも記録された.C.melanograpta MEYRICKカシワピストルミノガ(新称)成虫,触角基部の毛束はよく発達し,白色の前翅に黄褐条を有する.外観は同じくナラ類に寄生する他の2種に酷似するが,交尾器はこれらと明らかに異なる.幼虫はカシワ,クヌギ,コナラ,ミズナラの業面を食し,潜葉習性を示さない.山本光人氏はエノキからも筒巣を得たが,エノキの葉を食するかどうかは不明.筒巣は黒色のピストル状,長短の変異があるが,台尻に相当する尾端部上縁が屈曲点後方で凹むことが特徴.成虫は7月に出現.中国の南京近郊から記載されたが,今回,北海道,本州(関西地方まで)から記録された.C.citrarga MEYRICKヒメツツミノガ(新称)既知種の中では最も小型の部類で,成虫は開張9〜10mm.明るい黄土色の前翅に不鮮明な白条をそなえ,暗色点を欠くため,一見キクツツミノガの淡色個体に似るが,触角に暗色輪紋を全く欠いている.寄生植物は未知.大阪から記載された種で関西地方に普通.米国国立博物館所蔵の故一色周知教授採集の標本により,東京都及び台湾(台北,新記録)からも記録.暖地性の種であるらしく北日本には産しない.
  • 吉松 慎一
    原稿種別: 本文
    1990 年 41 巻 2 号 p. 113-128
    発行日: 1990/07/20
    公開日: 2017/08/10
    ジャーナル フリー
    Aletia radiata(BREMER)とその近縁種の整理を行った.これまでこのグループには4つの学名が適用されてきた.Leucania radiata BREMER,1861,Leucania abdominalis MOORE,1881,Leucania moorei SWINHOE,1902,Borolia stellata HAMPSON,1905である.SWINHOE(1902)はオーストラリアからのNonagria abdominalis WALKER,1856をLeucaniaに含めるべきだと考え,Leucania abdominalis MOORE,1881に対しLeucania mooreiの名を提唱した.これら2種は,現在別属とされているが命名規約によるとmoorei SWINHOEが有効となる(条項59b).なお,CALORA(1966)はフィリピン産に対してAletia abdominalis MOOREを適用している.Borolia stellataは日本から記載されたが,井上・杉(1958),杉(1982)はAletia radiata stellataとして扱っている.KONONENKO博士より送られたradiataのタイプローカリティ(ウスリー)からの雄標本とstellataのタイプ標本の交尾器等を詳しく比較した結果,stellataをradiataのシノニムとして扱うべきだと考えた.L.abdominalis MOOREはベンガルからの雌(大英博物館所蔵)に基づいて記載されたが,LEECH(1900),HOLLOWAY(1989)によるとradiataのシノニムとして扱われた.しかし,タイプローカリティからのmooreiとradiataの雄交尾器を比較することによりmooreiは確かな種であることが判った.本論文ではA.radiata,A.mooreiの再記載とフィリピンからの2新種(A.honeyi sp. nov., A.intermediata sp. nov.)の記載を行った.またA.radiataとA.mooreiの分布を示した.A.intermediata sp.nov.とA.mooreiは雄交尾器のcoronal spineの教がかなり減少しており,従来のようにcoronal spineの有無をキョトウ類(Leucania-complex)の属を分ける際の基準の1つと考えることは妥当ではないかも知れないことを示唆した.
  • 谷田 昌也
    原稿種別: 本文
    1990 年 41 巻 2 号 p. 129-130
    発行日: 1990/07/20
    公開日: 2017/08/10
    ジャーナル フリー
    A male of Hippotion celerio LINNAEUS is recorded from Japan (Ishigaki Is.) for the first time.
  • 原稿種別: 付録等
    1990 年 41 巻 2 号 p. App3-
    発行日: 1990/07/20
    公開日: 2017/08/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1990 年 41 巻 2 号 p. App4-
    発行日: 1990/07/20
    公開日: 2017/08/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1990 年 41 巻 2 号 p. Cover2-
    発行日: 1990/07/20
    公開日: 2017/08/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1990 年 41 巻 2 号 p. Cover3-
    発行日: 1990/07/20
    公開日: 2017/08/10
    ジャーナル フリー
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