蝶と蛾
Online ISSN : 1880-8077
Print ISSN : 0024-0974
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  • 奥 尉平, 坂巻 祥孝, 屋宜 禎央
    原稿種別: 本文
    2019 年 70 巻 2 号 p. 29-31
    発行日: 2019/08/31
    公開日: 2019/09/12
    ジャーナル 認証あり

    Oku et al. (2018)において記載された1新種フェルマータヒゲナガキバガ(Nosphistica fermata sp. nov.)について,同論文が国際動物命名規約の条8.5.3改正の要件を満たしていなかったため,本補遺において本種の再記載を行った.

  • 北島 裕紀, 坂巻 祥孝
    原稿種別: 本文
    2019 年 70 巻 2 号 p. 33-46
    発行日: 2019/08/31
    公開日: 2019/09/12
    ジャーナル 認証あり

    Meleonoma属は日本ではあまり知られていなかったが,従来Acryptolechia属として扱われてきたホソオビキマルハキバガM. malacobyrsa (Meyrick, 1921)を含む属で,約25種からなるといわれている(Lvovsky, 2015; Park and Park, 2016).

    Acryptolechia属はMeyrick (1921)によって日本から記載されたホソオビキマルハキバガA. malacobyrsa (Meyrick, 1921)を模式種としてLvovsky (2010)が設立したが,その後Meleonoma属のシノニムとされた(Lvovsky, 2015).本報では上田(2013)においてヘリクロコマルハキバガAcryptolechia sp. 1とされていた種とそれに近縁であると考えられる3種について検討し,3新種および1日本新記録種を見出したため,成虫外見,翅脈,雌雄交尾器を図示し,記載を行った.

    上田(2013)が記録したウスオビヒメマルハキバガA. sp. 2はMeleonoma属に含まれる未記載種であるが,十分な標本がないため本報では取り扱わなかった.

    また,従来マルハキバガ科では,Periacma属のスジモンキマルハキバガ(P. delegata Meyrick, 1914)とMelenoma属のホソオビキマルハキバガM. malacobyrsa (Meyrick, 1921)のように和名だけでは属の所属がはっきりとせず和名を混同する問題があった.本報ではMeleonoma属をコマルハキバガ属とし、和名の語尾をコマルハキバガに統一することで,他の近縁属との和名の混同をなくした.

  • 那須 義次, 荒尾 未来, 重松 貴樹, 屋宜 禎央, 広渡 俊哉, 村濱 史郎, 松室 裕之, 上田 恵介
    原稿種別: 本文
    2019 年 70 巻 2 号 p. 47-58
    発行日: 2019/08/31
    公開日: 2019/09/12
    ジャーナル 認証あり

    The insect fauna in Ryukyu Ruddy Kingfisher nests was investigated on Iriomote-jima, Ishigaki-jima and Miyako-jima Is., Okinawa, Japan. Kingfishers on Iriomote-jima and Ishigaki-jima Is., where Takasago termites which make ball-like nests on trees are distributed, often dig nesting holes in the termite nests, but they excavate holes in decayed trees on Miyako-jima I. where the termites are not present. Moths belonging to the family Tineidae were found to be the main symbiotic insects in the nests, and eight moth species, including two species considered to be undescribed or newly recorded species from Japan, were confirmed. The differences in moth faunas of the kingfisher nests between the three islands are discussed.

  • 谷尾 崇, 倉本 宣
    原稿種別: 本文
    2019 年 70 巻 2 号 p. 59-63
    発行日: 2019/08/31
    公開日: 2019/09/12
    ジャーナル 認証あり

    In order to investigate the time of initiation of post-diapause development, we reared diapausing larvae of introduced Hestina assimilis assimilis and native H. persimilis japonica, with a photoperiod of 14L-10D under four regimes of constant temperatures (15.0℃, 17.5℃, 20.0℃ and 22.5℃) and one regime of increasing temperature (10.0℃- 28.0℃). On the lowest temperature regime, the larvae of H. a. assimilis awoke slightly earlier than those of H. p. japonica. On the increasing temperature regime, the larvae of H. a. assimilis awoke from 12℃ and showed many individual differences, while those of H. p. japonica awoke from 14℃ with limited individual differences. The larvae of H. a. assimilis probably secure and dominate food resources more quickly and have a higher adaptability to spring climates. Hestina a. assimilis may have spread its distribution range in Japan due to the above factors.

  • S. Chaovalit, 吉安 裕, 平井 規央, N. Pinkaew
    原稿種別: 本文
    2019 年 70 巻 2 号 p. 65-88
    発行日: 2019/08/31
    公開日: 2019/09/12
    ジャーナル 認証あり

    ツトガ科の属Conogethesはノメイガ亜科に属し,インドから東南アジア,東アジア,オーストラリアにかけて分布し, 現在世界から14 種が知られている.本属には,ドリアンを含む多くの熱帯果樹を加害するモモノゴマダラノメイガC. punctiferalisをはじめ,農林業害虫となる複数の種が知られ,日本でもモモノゴマダラノメイガはモモやクリ等の果実の重要害虫となっている.

    タイ王国農務局の昆虫・動物学研究グループには本属の種が多く保管されているが,Dichocrosis属の下に置かれている個体もあり,一部の種を除き未整理であった.そこで,それらの約200個体の標本を再調査するとともに,大阪府立大学に保管されているタイ王国(以下タイと略記)での4回の調査(1981年,1983年,1985年,1987年)で採集された本属の標本を所検し,Shaffer et al. (1997) による属の定義に基づいて検討・整理した.また, 国立科学博物館および京都府立大学に保管されている本属の一部の標本も合わせて比較・所検した. その結果,タイには1新種を含む以下の7種が分布することを明らかにし,それらの種の形態に基づく検索表を作成した.また, これら7種を形態的差異によって次の3種群に分けた:C. punctiferalis species-group (C. punctiferalis, C. parvipunctalis, C. pinicolalis, C. pluto), C. evaxalis species-group (C. evaxalis) and C. haemactalis species-group (C. haemactalis and C. tenuialalis sp. nov.).

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