マーケティング・サイエンス
Online ISSN : 2187-8315
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24 巻, 1 号
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目次
編集前記
招待論文
サーベイ論文
  • 勝又 壮太郎, 西本 章宏, ウィラワン・ドニ・ダハナ , 飯野 純彦, 井上 哲浩
    2016 年 24 巻 1 号 p. 26-52
    発行日: 2016年
    公開日: 2017/03/06
    ジャーナル フリー
    本稿では,イノベーション普及理論に関するマーケティング分野のこれまでの進展と今後の展望について論じていく。とくに本稿では以下の 2 点を考慮する。第 1 は,マーケティング周辺分野のイノベーション普及研究について客観的かつ包括的なレビューを行うことを目指す点である。これまでのレビュー手法だけでなく,計量書誌学アプローチを導入し,計量的に論文を分類・分析していく。ただし,分析結果から得られた研究動向については,個別の論文や雑誌を取り上げ,具体的な議論を行っていく。第 2 は,得られた分類の結果を活用し,本誌にこれまで掲載された論文との関係を検討する点である。そして,日本におけるイノベーション普及研究のこれまでの成果と,今後の展開について議論していく。
平成27年度研究奨励賞受賞論文
  • 加藤 諒
    2016 年 24 巻 1 号 p. 53-76
    発行日: 2016年
    公開日: 2017/03/06
    ジャーナル フリー
    本研究では,構造モデルを消費者のブランド選択問題に適用すると同時に,消費者の非合理性を考慮したモデルを提案し,実データへの適用を行う。産業組織論などにおける構造モデルでは,しばしば経済主体の合理的な行動を仮定するが,マーケティングにおいては,消費者に合理性を仮定するのは適切ではない。そこで本研究では消費者の非合理性を考慮した構造モデルを構築するため,行動経済学的な観点から消費者の習慣形成や飽和を考慮し,ブランド選択に関する構造モデルの提案・推定を行う。更に,新製品に関する消費者の学習効果も考慮する。構造モデルによる結果は,より予測力が高く,さらに従来の誘導モデルでは観察が困難であった消費者の新製品の購買による学習の様子が確認された。
JIMS研究大会報告要約
英文要約
奥付
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