マーケティング・サイエンス
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26 巻, 1 号
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レビュー論文
  • 水野 誠 , 大西 浩志 , 澁谷 覚 , 山本 晶
    2019 年 26 巻 1 号 p. 7-
    発行日: 2019/06/30
    公開日: 2019/08/18
    ジャーナル フリー

    インターネットなどの発展によりデジタルメディア環境が拡大するなか,C 2 Cインタラクションの重要性が増している。本研究ではC 2 Cインタラクションを情報フローとモノ・サービスのフローのどちらを扱うかで大別し,さらにコンソーシャリティの高低も加味して 4 つに分類した。そして,それぞれの領域に対するマーケティング・サイエンスにおける量的モデル研究や消費者行動研究の研究動向について,隣接諸科学の研究を視野に入れつつレビューする。

    (ソーシャルメディア,クチコミ,オークション,シェアリング)

  • 井上 淳子 , 赤松 直樹, 斉藤 嘉一 , 寺本 高 , 清水 聰
    2019 年 26 巻 1 号 p. 41-
    発行日: 2019/06/30
    公開日: 2019/08/18
    ジャーナル フリー

    慶應義塾大学 本稿では,2000年以降のマーケティング・サイエンスと消費者行動研究のトレンドを把握すべく,Marketing ScienceJournal of Consumer Researchに掲載された論文のアブストラクトをテキスト分析し,両分野に重なるトピックと各分野に特定的なトピックを導き出した。 またJournal of Marketing Researchに掲載された論文の引用傾向を検討し,同誌がマーケティング・サイエンスと消費者行動研究の議論に共通の場を提供する重要な鍵である可能性を指摘した。最後に,両分野の知見が有機的に結びつくことで今後の発展が期待される研究テーマを示し,関連する既存研究をレビューした。

    (マーケティング・サイエンス,消費者行動,研究動向,知覚,認知,社会的ダイナミクス)

平成30年度研究奨励賞受賞論文
  • 石橋 敬介
    2019 年 26 巻 1 号 p. 65-
    発行日: 2019/06/30
    公開日: 2019/08/18
    ジャーナル フリー

    本研究では,購買確率を説明するモデルとID付POSデータから,消費者ごとの価格弾力性を算出する。適用するモデルは,商品別の販売力と,消費者別の購買力という 2 種類の異質性を組み込んだものである。 2 種類の異質性を組み込んだモデルは, 1 種類のみを組み込んだモデルと比べて情報量基準の観点で優れていた。このようにして求めた消費者ごとの価格弾力性は,小売業が価格プロモーションを企画したり,メーカーが小売業に価格プロモーションを提案したりする際に対象とする消費者の絞り込みに利用できる。また,同時に推定された商品パラメータは,値引きの影響を除いた販売力として,商品評価と品ぞろえの検討に利用できる。

JIMS研究大会報告要約
英文要約
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