マーケティング・サイエンス
Online ISSN : 2187-8315
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目次
編集前期
応用論文
令和元年度研究奨励賞受賞論文
  • ─ニューラルネットワークによる非線形性の推定と可視化─
    佐藤 平国
    2019 年 27 巻 1 号 p. 27-
    発行日: 2019年
    公開日: 2020/05/11
    ジャーナル フリー
    本研究では,顧客経験のより良い理解を得るために,測定尺度の代わりに消費者によって 投稿されたレビューを用いるニューラルネットワーク・モデルの応用とその解釈について議 論する。また,総合的な満足度評価に対する顧客経験と属性パフォーマンスの影響力を分析 するために,属性評価も予測変数として利用する。顧客レビューや口コミを変数として扱っ た先行研究の多くは,その内容を大まかにとらえる傾向にあるが,本研究で提案するモデル には単語単位の情報を直接取り入れる。その際,単語変数が高次元になる問題や,属性パ フォーマンスと総合評価の非線形性の推定が課題となる。そのため,理論や目的などによる 事前の仮定に基づいて制約を課す複数のネットワークを検討するとともに,ニューラルネッ トワークによって得られる結果から解釈を提供するために,部分依存関数を使った可視化と 限界効果の推定を試みる。
  • :Loss Leader カテゴリーに着目して
    林田 光平
    2019 年 27 巻 1 号 p. 63-
    発行日: 2019年
    公開日: 2020/05/11
    ジャーナル フリー
    現代の食品小売業界においては,消費者の店舗来店と購買意欲を促進する一つの方策とし て,Loss Leading と呼ばれる,一部カテゴリーに対する極端な値引きが恒常化している。し かしながら,実際にLoss Leading により店舗全体の売上・収益が向上しているかどうかにつ いては事前に明確ではなく,実証的な課題である。本研究では,Loss Leader とされやすい日 配品(牛乳・パン・冷凍食品)を事前に抽出し,これらのカテゴリーに対する値引き(Loss Leading)が店舗売上指標に与えている影響を分析する。分析に際しては,Loss Leading の影 響にチェーンレベルで異質性が存在するかどうかを検討するために,異なる価格戦略(価格 を頻繁に高低させるHiLo と常時低価格を訴求するEDLP)をとる 2 チェーンのIDPOS データ を使用する。分析の結果,HiLo チェーンでは,牛乳カテゴリーの値引きにより店舗総売上・ 来店客数ともに増加しているのに対して,EDLP タイプの店舗では,牛乳カテゴリーの値引 きは店舗総売上・来店客数ともに減少させる効果が見られた。さらに,パンカテゴリーにお いては明瞭な影響がみられなかった一方で,冷凍食品カテゴリーではHiLo とEDLP で来店 客数と店舗総売上ともに増加させることが明らかとなった。このように,Loss Leading の効 果については事前には明確ではなく,チェーンタイプとカテゴリーによる異質性を考慮して 価格設定を行うことが重要であることが示された。
JIMS研究大会報告要約
英文要約(Abstracts)
奥付
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