医学教育
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31 巻 , 6 号
選択された号の論文の8件中1~8を表示しています
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  • 山本 和利, 前川 宗隆, 福井 次矢, 新保 卓郎
    31 巻 (2000) 6 号 p. 429-434
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
    【目的】総合診療部病棟および外来実習中に, 学生が最も記憶に残った患者についての経験を分類し, 指導医と討論して, 実習で経験した出来事の有用性を同定する.【デザイン】実習で経験した出来事についての記述定性的研究.【設定】大学病院の総合診療部病棟および外来.【対象】1996年10月~1997年9月に臨床実習を行った医学部5年生. 【方法と結果】95のレポートが集められ, それらは7つのテーマに分類された: 学生1名当たりのテーマ報告数は平均1: 85であった. テーマは, 生物医学的側面が68 (72%), 患者・家族とのコミュニケーションが45 (47%)・個人的な感情が26 (27%), 医師の役割が19 (20%), 倫理的側面が11 (12%)・心理・社会的側面が7 (7%)・民間療法の認識が1 (1%) であった.テーマの内容について男女によるレポートの差は認められなかった (テーマ数: 男性1.82;女性2.09).【結論】総合診療部での臨床実習中, 医学生は生物学的側面のみならず非生物学的な側面についても多彩な経験をすることがわかった.
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  • 木村 直史, 福島 統, 栗原 敏, 黒澤 博身
    31 巻 (2000) 6 号 p. 435-442
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
    A, KおよびX形式からなる5肢選択問題の期待正答率は知識レベル (ある選択肢の正または否を判別できる確率) の5次多項式で与えられる. これに基づいて, 実際の学内試験の多肢選択問題で得られた正解率を形式別に期待正答率の式に代入し, 逆に受験者の知識レベルを推定した. X形式の正解率と平均値はAおよびK形式と異なる分布を示したが, 各形式の推定された知識レベルは互いに類似した分布を示した. この方法は, 受験者の誤った知識を推量することはできないが, 問題形式に起因する正解率と難易度の差異を除いて, 受験者の実際の知識レベルをより公平に評価するために利用可能であると考えられた.
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  • 白浜 雅司, 小泉 俊三
    31 巻 (2000) 6 号 p. 443-451
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
    佐賀医大では学生が実際に感じている臨床倫理上の問題を把握し, 学生に臨床倫理を実践的に学ばせる目的で, 6年次総合外来実習 (必修) において, 臨床実習で経験した症例をもとに検討する「臨床倫理ケースカンファレンス」を開始した. 95名の対象学生中有効回答のあった87名のアンケートとケースレポートから, 学生が臨床実習中に経験し, 倫理的な課題が含まれると感じた症例 (以下「倫理的課題症例」) の内容とカンファレンスに対する評価を検討した. 87名中80名の学生が, 1人平均3.95±1.53件の倫理的課題症例を経験していた. 検討された倫理課題は全部で130項目 (1症例平均1.63±0.51項目) で, 多い順にインフォームド・コンセント, 治療法の選択, 治療拒否などが挙げられ, 少数ではあるが臨床倫理で重要な患者医療者関係の問題, 医療費の問題, 患者家族の問題なども挙げられていた. カンファレンス後のアンケートでは, 85%の学生がカンファレンスに参加して「良かった」と評価し, 87%の学生が, このカンファレンスによって,「倫理問題への気付きが増す」, 回答者全員が「このようなカンファレンスを必修の科目として今後も続けるべきだ」と答えていた. いかに学生の主体性を尊重して討議内容を充実させていくかが今後の課題である.
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  • 福井 由理子, 石原 陽子, 山浦 常, 松田 隆子, 肥塚 直美, 尾崎 眞, 渡辺 伸一郎, 神田 尚俊, 大澤 真木子, 成松 明子, ...
    31 巻 (2000) 6 号 p. 457-464
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
    東京女子医科大学では, テユートリアルを1990年度入学者より漸次4学年まで導入した. 基礎医学教育における本教育法の有用性を検討するために, 1997年1月に2年生を対象にアンケート調査を行った. 資料や情報を収集し自己学習と討論により理解に達するという知識の習得の仕方がある程度習慣化したと認識している学生が多く, 特に対人技能が向上したと考える学生が多かった. 一方, 論理的な思考力や多面的なものの見方などの能力が培われてきたと認識している学生は相対的に少なかった. これらの結果から, テユートリアルにより開発が望まれる能力がどの程度培われてきたかを, 学生自身が認識できる評価法の開発および実施の検討が早急に必要であることが示唆された.
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  • 福井 由理子, 石原 陽子, 山浦 常, 松田 隆子, 肥塚 直美, 尾崎 眞, 渡辺 伸一郎, 神田 尚俊, 大澤 真木子, 成松 明子, ...
    31 巻 (2000) 6 号 p. 465-471
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
    基礎医学教育の根幹の1つとして実施しているテユートリアルを, 個々の学生がどのように捉えているか, この学習法が開発をめざす能力の重要性をどれほど認識しているかについて知るために, 2年生全員にグループ討論と個人面接を行った. テユートリアル学習の結果に多少不安を感じている学生や, 自己学習の不十分さを反省している学生が多数見られた. また, テユータの指導技術の改善を望む意見も多かった.それゆえ, テユートリアル学習の成果が適切に評価され学生にフィードバックされると, 不安の解消や学習意欲の増大をもたらすであろうこと, 加えて, テユータの技量向上やその役割の重要性を再認識するための再訓練の機会が必要であることが示唆された.
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  • 鈴木 龍太, 藤本 司, 松本 清
    31 巻 (2000) 6 号 p. 473-476
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
    平成9年度と10年度の医学部6年生後期の脳神経外科集中講義中に行ったpre, post-testと, 卒業試験の総合成績を比較した. また, 総合成績の上中下位それぞれ10名を抽出し, pre, post-test点数について検討した.【結果】2年度ともに総合成績はpreよりもpost-testとの相関が高かった. 上中下位のグループ間では, pre-test点数は3グループ間で違いはなかったが, post-test点数は上位が高く, 中下位と順に低下した (p<0.01). Preとpost-test点数を比較すると, 上位群は上がり, 下位群は下がった.【結論】Pre-testは講義への期待度および集中度を上げ, またposttestで各々の学生のその時点での認知領域レベルの到達度を把握できる.
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  • 田村 暢煕, 鮴谷 佳和, 安田 幸雄, 大谷 信夫
    31 巻 (2000) 6 号 p. 477-481
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
    第1学年を対象に, テユートリアル教育における教師側からの学生評価と学生に対して行ったポストアンケートおよび系統講義を含む総合成績を資料に, テユートリアル教育が学生個々人に及ぼした効果を検討した. 本学で施行したテユートリアル教育は学生の関心度とマナー度に対して, 向上を促す効果を十分に上げることができなかった.
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  • 伊賀 幹二, 石丸 裕康, 郡 義明
    31 巻 (2000) 6 号 p. 483-486
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
    1999年度に採用された11名の研修医全員に対して, 医師免許取得直後に総合外来でマンツーマン指導の医療面接研修を行った. 研修医は, 検診で指摘された異常項目の精査希望例を除く初診患者に対して, 15分以内に受診の動機, 主訴および時系列に現病歴を記載するように指示を受け, その後指導医と主訴に対するアプローチを論議した. 研修医1名あたりの経験症例数が約10症例に達した時点でこの研修を終了とした・主訴の内訳のうち・日本内科学会が初期研修としてそのアプローチを習得すべきとしたものが72%であった. 研修医は,「受診の動機を明確にし, 患者の解釈モデルを理解し, 必要な現病歴を時系列に述べる」能力については, この研修により向上し, 半数以上の研修医が習得できたと自己評価した. しかし,「一般血液検査, 心電図, 胸部X線の有用性と限界を理解する」「医療面接から緊急性の有無が判断できる」「次回の診察予定をたて, それまでの薬剤を処方できる」については研修により向上したものの, 可能となったと自己評価した研修医は3名以下であった.
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