医学教育
Online ISSN : 2185-0453
Print ISSN : 0386-9644
検索
OR
閲覧
検索
32 巻 , 6 号
選択された号の論文の9件中1~9を表示しています
    • |<
    • <
    • 1
    • >
    • >|
  • 橋本 成修, 山城 清二, 鶴丸 征枝, 小泉 俊三
    32 巻 (2001) 6 号 p. 409-414
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
    〈目的〉身体診察に当って女性患者が抱く羞恥心をはじめとする抵抗感に寄与する要因を明確にするため, 病院外来で調査を実施した.〈方法〉女性患者を対象とし, 身体診察に対する抵抗感, 胸部診察での脱衣の許容度, 羞恥心を抱いた経験についてアンケート調査を行い, 比較検討した.〈結果〉身体診察に関し「男性」および「学生」という要素に有意に抵抗を示した. また「男子学生」が行う胸部・腹部診察について, 患者の年齢が低いほど抵抗感が増大した. 胸部診察での脱衣に関して, 上着の状態に関係なく下着を着用のままか, 診察着 (ガウン) の使用を希望した患者が多かった.〈結論〉「男子学生」は女性患者の診察に当たって特に配慮すべきである. 女性患者の羞恥心の軽減には診察着の使用が望ましい.
    抄録全体を表示
  • 山本 浩司, 平出 敦, 冨田 奈留也, 外山 裕美子, 伊藤 彰彦, 笠原 彰紀, 吉矢 生人
    32 巻 (2001) 6 号 p. 415-420
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
    卒前教育において, 多くの学生を対象に面接技法の実習を実施するためには多人数の熱意ある模擬患者を必要とする. この問題を大阪大学医学部では付属病院の医療ボランティアの協力により解決したので報告する. 患者サービスを担当している67名のボランティアのうち21名より模擬患者への応募をえた. 2回の面接技法の実習では, 全員の学生が模擬医師として複数回の模擬診察を行った. 学生へのアンケートでは, 98%が面接技法の実習は必要で, 自分自身にとって実習の意義があったと思うと回答した. 模擬患者へのアンケートでは, 全員が自分自身にとっても興味ある体験であったと回答した. 医療面接の実習における模擬患者の人的資源として, 院内医療ボランティアの協力は有用である.
    抄録全体を表示
  • 大野 毎子, 松村 真司, 高橋 都, 福原 俊一, 加我 君孝
    32 巻 (2001) 6 号 p. 421-426
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
    平成12年現在の全国の大学医学部および医科大学における卒前教育において, 1. EBM教育の際の障害の有無とその内容, 2. その障害を克服するための教育資源に関する医学教育責任者の意見を明らかにすることを目的としたアンケート調査を行い, 全80校中64校 (有効回答率80%) から回答を得た. 回答校の半数以上がEBMの教育にあたり障害となっていることが「ある」と認識していた. 障害の内容としては, EBMの教育カリキュラムへの導入を決定する以前の問題として「EBM教育への疑念」があり, さらに導入時の障害として「カリキュラム編成上の問題」, 質・量ともの「教官不足」「教育用ツールの未整備」が挙げられた. それらを克服するためには, 1. EBM教育を推進し, 複数の教育機関やプログラムをコーディネートするための大学の枠をこえた機関の設置, 2. EBM教育に携わる教官育成のためのセミナーの開催, 3. カリキュラムや教材の開発, 4. コンピュータ環境の整備などが必要と考えられた.
    抄録全体を表示
  • 宮坂 道夫, 山内 春夫, 出羽 厚二, 櫻井 浩治
    32 巻 (2001) 6 号 p. 427-432
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
    医学生が生命倫理教育に対して抱いている意識を把握する目的で, 1997-1999年までの3年度にわたって, 新潟大学医学部5年生対象の「生命倫理」の開講時にアンケート調査を行った. 生命倫理に対する関心度の高い学生は,「一般医」指向や医学以外の領域への関心が高い傾向がうかがわれた. 生命倫理の具体的な題材のほとんどについて, 自分の関心度に比してこれまでの教育の充足度が低く評価された. カリキュラムに関しては, 入学前と卒後を含めた複数機会, および臨床期に講義が行われるべきとの回答が多かった. また, 討論形式の講義への関心が高いこともうかがわれた.
    抄録全体を表示
  • 江守 陽子, 紙屋 克子, 戸村 成男, 柳 久子, 赤沢 陽子, 鈴木 君江, 相川 三保子, 三ヶ田 愛子
    32 巻 (2001) 6 号 p. 433-437
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
    「医学生が看護を体験する」実習を導入する大学が増加しているが, 実習や講義を請け負っている看護者側が, これらの教育方法について評価したものは少ない. 本研究では, こうした教育方法の意義と問題点について看護者の側から検討した. その結果, 少なくとも半数以上の医育機関で医学教育に看護関連の講義や実習が取り入れられており, これに対する看護部門の評価や期待も大きいことが明らかにされた. しかし, この教育方法をより効果的に発展させるためには, 1) 学生の課題, 2) 教育体制の課題, 3) 臨床指導医の課題, 4) 看護者の課題の4点について検討する必要があるように思われた.
    抄録全体を表示
  • 田辺 政裕, 一瀬 正治, 河野 陽一, 山森 秀夫, 高林 克日己, 菅井 桂雄, 中島 伸之
    32 巻 (2001) 6 号 p. 439-443
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
    テュートリアル教育は, 東京女子医科大学で開始されて以来10年余を経て, その有用性が広く認識されるようになってきた. 千葉大学医学部では, 1997年4月より臨床テュートリアル教育を開始し, 2001年度で5年目を迎える. 本学で導入されたテュートリアル教育は, 4年次学生を対象とした臨床事例を用いた問題基盤型学習法であり, その主な目標は, 自己学習能力と問題解決能力の養成にある. 各診療科ごとに異なる事例を用いたテュートリアルであるが, 学生, テュータ双方ともテュートリアルの有用性を高く評価しており, その導入は有意義であったと考えられる.
    抄録全体を表示
  • 斎藤 清二, 清水 幸裕, 北 啓一朗, 大澤 幸治, 渡辺 明治
    32 巻 (2001) 6 号 p. 451-457
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
    富山医科薬科大学で平成11年度に試行された,「臨床基本実習」における実習参加学生の成績評価, および学生によるカリキュラムの評価について報告した. 対象は, 病棟実習参加直前の医学部5年生100名. 修得すべき臨床基本技能は, 1) 医療面接法, 2) 全身診察法, 3) 胸部診察法, 4) 腹部診察法, 5) 神経診察法の5ユニットとした. 各ユニットの教育および評価の方略は, 1) 講義, 2) ビデオ実習, 3) スモールグループ (SG) によるロールプレイ実習, 4) SGによる患者実習, 5) 筆記試験, 6) 客観的臨床能力試験 (OSCE) とした. 学生からのカリキュラム評価は, すべての教育セッションに対しての5段階レーティング評価と自由記載評価によって行った. 受験者の成績は, 筆記試験, OSCEともに良好で, 再教育を必要とする者はなかった. 学生からの評価では, SG教育の評価が有意に高く, 次いでビデオ実習, 講義の順であった. 自由記載評価で最も多かったのは「指導内容を統一してほしい」「講義より実習の時間を増やしてほしい」であった. 今回の基本的臨床技能教育カリキュラムは, ほぼ満足すべき教育効果を挙げた. 学生によるカリキュラムの評価は, 教育改善に役立つものと思われた.
    抄録全体を表示
  • 岩井 くに, 松岡 裕之, 吉田 栄人, 新井 明治, 石井 明
    32 巻 (2001) 6 号 p. 459-462
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
    1997年と1998年の2年生計206名を対象に医動物学実地試験から医動物学実習の効果を検討した. 学生の実地試験と筆記試験との間には正の相関が認められ (r=0.5664, P<0.001), 各設問の識別指数は0.23-0.78であった. 同じ種の出題の比較では一定の傾向はなかった. 1997年に正答率が高かった (90%以上) のは嶢虫卵とアニサキスで, 1998年では嶢虫卵, アニサキス, ハマダラカであった. 実習方法による検討では, 生体を採取・あるいは供覧した場合の正答者はほかの実習に比べて有意に高く (2年ともP<0.0001), この形式の実習の有用性が示唆された. 入試での生物選択者と非選択者の間に有意差はなかった.
    抄録全体を表示
  • 坂野 真理, 谷地 繊, 牛腸 義宏, 古市 昌之, 小野 真平, 新 真理子, 石井 聡, 那須 健太郎, 中山 美緒, 高橋 恵理佳, ...
    32 巻 (2001) 6 号 p. 463-467
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
    日本医科大学では, 学友会の特別委員会として有志の学生からなる学生教育委員会が組織されており, 医学教育に関するさまざまな試みを実行し, 本学の教育環境づくりに寄与しているところである.平成11年, 学生教育委員会が主唱し, 教育プログラムをより生かすための学生と教員との対話である「ジョイントミーティング」の構築を, 本学教育委員会委員長に提案した.平成13年2月までの時点で, 教育委員会の有志の教員と学生教育委員会の委員を含む学生有志の間で, 計7回のジョイントミーティングが行われた.学生と教員との十分なコミュニケーションによって, 双方の意識の変化があり, 長期休暇中の臨床体験実習などのプログラムが実現するとともに, 海外研修などの学生による主体的な行動のきっかけともなった.
    抄録全体を表示
    • |<
    • <
    • 1
    • >
    • >|
feedback
Top