医学教育
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34 巻 , 5 号
選択された号の論文の8件中1~8を表示しています
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  • 松村 真司, 武田 裕子, 大滝 純司, 田坂 佳千, 中村 俊夫, 福井 次矢, 岩崎 榮
    34 巻 (2003) 5 号 p. 289-295
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
    臨床研修指定病院を対象に外来診療の卒後教育の質問紙調査を行った.最終的に120施設 (回収率87.0%), 180名の教育担当者より回答を得た.外来診療の卒後教育の方法は, 研修医が “一定期間に定期の外来診療を行う” 場合が多く, 多くの施設で “同時に外来診療している指導医が相談にのる” 指導方式をとっていた.68.4%の教育担当者が外来診療教育の学習目標を示していないと答えた.研修医が外来診療を行わない理由としては, 外来診療の枠がとれないという回答が多かった.外来診療の卒後教育の拡充には研修体制の整備, 指導医の配置, カリキュラムの整備が必要で, このための財源措置と政策誘導が必要であろう.
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  • 松尾 理, 庄司 進一, 堀内 三郎, 井内 康輝, 堀 有行, 鈴木 雅隆
    34 巻 (2003) 5 号 p. 297-302
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
    モデル・コア・カリキュラムが提示されて以来, 医学教育のあり方に関する議論が非常に盛んである. モデル・コア・カリキュラムでは, 人体を構成する臓器器官別に基礎的領域と臨床的領域を病態生理を介して統合コースを作っている. そしてテユートリアルシステムでの教育を推賞している. モデル・コア・カリキュラムはいわゆる「良き臨床医養成」にはふさわしいだろう. しかし, 基礎医学への関心が薄くなり, 基礎医学が通過駅になってしまう危険がある. さらに, 次世代の基礎的領域の教育者を育てることができるかどうかという問題もある. 教育に社会のIT化以上のスピードで医学教育へのITを導入すべきである. 換言すれば, 従来の解剖学や生理学という固有の名称を有する枠をなくし, 形態ど機能を有機的に統合させた新しい臓器・器官系の教育をITを軸として創出する必要がある. この統合できたカリキュラムが21世紀型の医学教育をもたらそう.
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  • 後藤 敏一, 松尾 理, 伊藤 浩行, 安富 正幸
    34 巻 (2003) 5 号 p. 303-309
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
    近畿大学医学部では平成5年度に理科3科目 (生物・物理・化学) のリメディアル教育を導入した. 平成10年度入学生から,「生物学」リメディアル教育の効果と問題点を, 入学時と学年末における生物学総合試験の結果とアンケートによって検討した. 平成11年度から14年度の新入生のうち, 高校「生物」未習者は45.8~61.6%であった.「生物」未習者の生物学総合試験の平均点は, 入学時より23.2~29.0点上昇した. この向上にリメディアル教育が寄与できたことが明らかになった. しかしその反面, 26.4%の学生がリメディアル教育の意義について, どちらでもないと受け止めていることが明らかになった. リメディアル教育の履修を終えた時点でも, なお「生物」未習者と既習者の間には平均点で17点の差があった.
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  • 稲葉 めぐみ, 佐竹 美智子, 中村 洋一, 窪田 宜夫, 前田 和子, 阿部 帥
    34 巻 (2003) 5 号 p. 315-322
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
    茨城県立医療大学では, 教育の一元的な管理運営システムを構築し, 教育の質的向上を目指している. 新システムは学務委員会とその実務組織として新設された教育推進室でなり, 教育情報の一元的管理を開始すると共に, 自己学習の啓発のために抜本的に改正された新カリキュラムではコース制を導入した. 並行して, 全学ファカルティ・デベロップメント (FD) 研修会を軸とした多角的な教員の資質開発にも取り組んでいる. これらの結果, 教育内容の透明化, 明確化が進み, 学生の満足度の向上が認められた. 一元的な教育の管理運営システムは, 医療教育の質的改善に有効な方策の1つである.
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  • 綾木 雅彦, 陰山 俊之, 小池 正直, 大西 健夫, 谷口 重雄
    34 巻 (2003) 5 号 p. 323-326
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
    白内障手術の研修効果を検討するために, 耳側角膜切開を初めて修得する右利きの4名の眼科専門医を対象として検討した.右眼は右手で, 左眼は左手で手術操作を行った.研修過程を定量的に評価するために, 水晶体核破砕に要した時間と超音波エネルギー値を記録し, 研修開始初期の10例と, その6-15か月後の10例を比較した.その結果, 時間は3名は左右で大きな差がなく, 研修後に短縮していた.1名は左の方が長く, 研修後も同様であった.若年医師が最もエネルギー値の減少が著明で研修効果が大きかった.白内障手術のように定型化された手術では研修過程の定量的な評価が可能で, 個人個人の特性も見出すことができると考えられた.キーワード: 手術研修, 眼科手術, 白内障, 超音波水晶体乳化吸引術
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  • 廣辻 徳彦
    34 巻 (2003) 5 号 p. 327-333
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
    眼科研修医に対する白内障手術教育システムを構築し, その効果を検討した, カリキュラムは術前後の診察, 知識の習得, 術中介助の技術, 縫合練習, 豚眼による実習, 実際の執刀に分けて作成した. 医局には縫合練習用顕微鏡を備え, 従来よりも早く顕微鏡下操作の習熟ができた. 手術室には高感度マイクを設置し, 術中教育と術後ビデオ教育に役立てることができた. 研究室には手術器械を整備し, 常時豚眼実習が行えるようにした. 実際の執刀は段階別に経験させることで, 大きな合併症なしに最終的に全過程を行わせることができた. 患者に不利益を与えずに効率良い教育システムを確立することが眼科手術の習練において重要であると認識された.
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  • 奈良 信雄, 仁田 善雄, 石田 達樹, 福島 統, 後藤 英司, 齋藤 宣彦, 福田 康一郎, 高久 史麿, 佐藤 達夫
    34 巻 (2003) 5 号 p. 335-341
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
    臨床実習開始前の「医学教育モデル・コア・カリキュラム」に基づいた医学生の基礎医学および臨床医学における学習到達度を評価するために, 2005年から全国共用試験CBT (computer-based testing) が実施されることになり, 2002年からCBTトライアルが開始された. CBTとして出題される問題の作成を全国80の医科大学, 医学部教員に依頼し, 計9,919題が寄せられた. このうち, CBT用の問題として適切であると判断され, 実際に出題されたのは2,791題である. 残りの問題は, 不適切として採用されなかった. 今後もCBT用の問題作成を依頼する予定になっているが, 適切な良質の問題を出題するためには, 採択されなかった問題を解析することが重要である. 不採用の理由は, 内容が高度である, 選択肢が適切でない, 設問文が冗長である, などであった. 問題作成技術を向上させるために, 全国の医科大学, 医学部教員を対象にした講習会などのプログラムが望まれる.
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  • 大木 いずみ, 尾島 俊之, 上原 里程, 倉澤 美和, 丹羽 治男, 丹羽 美和子, 高屋敷 明由美, 岩井 くに, 梶井 英治
    34 巻 (2003) 5 号 p. 343-348
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
    自治医科大学を卒業した全女性医師 (196人) を対象として, 育児を中心とした課題を明らかにし, 有効な支援方法を開発することを目的に現状調査を行った結果, 155人から回答が得られた (回収率: 79.1%). 年齢分布は若くなるにつれ上昇し, 家族形態では核家族が多かった. 子供の急病や夜間の呼び出しの対応は自分か家族でみる割合が高かった. 保育所や学童保育の必要性は小学校区ごとに, 病児保育および深夜保育については市町村ごとに必要とする割合が高かった. 病児保育や深夜保育は少ないがニーズは確実に認められた.女性医師が医学教育で得た知識と技術を発揮し社会に貢献するには雇用環境と子育て支援が一体となった対応が望まれる.
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