医学教育
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38 巻 , 3 号
選択された号の論文の5件中1~5を表示しています
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  • 渡邊 洋子
    38 巻 (2007) 3 号 p. 151-160
    公開日: 2011/02/07
    ジャーナル フリー
    1) 成人教育においては, 学習者と教育者には「学ぶ/おしえる」関係が成立しており, 両者は「最も望ましい効果的な学習の実現」に向けて, 学ぶ主体・学習援助の主体として協働する.
    2) 成人学習者は, 「自己概念」「学習の経験」「学習へのレディネス」「学習への指向性」「学習への動機付け」のおのおのにおいて子どもとは異なる特徴を有する.
    3) 自己主導型学習は, アンドラゴジー (「成人の学習援助の技術と科学」) にもとづく学習モデルであり, 学習者は, 自らの学習プランを能動的・相互的に作成し自ら実践することを期待される.
    4) 日本の生涯学習はおおむね, 「他者決定型学習」「自己主導型学習」「自己決定・相互変革型学習」の3つのタイプ (段階) に大別でき, おのおのにおいて異なる複数の教育者の役割が求められる.
    5) 専門職の現場や養成のプロセスにおいては, 学習者と教育者の間に「対等性」「共感性」「協同性」「相互性」「啓発性」などの価値が, 自覚的に共有される必要があると考えられる.
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  • 山口 恒夫
    38 巻 (2007) 3 号 p. 161-167
    公開日: 2011/02/07
    ジャーナル フリー
    1) 現代は専門職観の大きな転換期である.それは, 「反省的実践家」という新しい専門職増によって特徴づけられる.
    2) 専門職の養成は, 3つのモデル (理念型) に分類できる.すなわち, 「徒弟修業的自己形成モデル」「技術的熟達者育成モデル」「反省的実践家モデル」である.
    3) 徒弟関係は, 「師」と「弟子」の関係に近代的な意味での教育的な関係が存在せず, 「同一化」と「模倣」による自己形成を原理としている.
    4) 現代社会における問題状況の複雑さ, 不安定さ, 固有性, 価値の対立は, 技術的合理性の限界を露呈し, 専門職は「問題」の明確化 (問題状況の物語化) という新たな課題を担うことになった.
    5)「反省的実践家」の特徴は「省察」にある.「省察・省察的であること」は, 問題状況に捲き込まれている専門職自身を含む当事者間の協働的関係の構築を目指し, 専門職が内属するコミュニティ在り方の問いなおしを目指す.
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  • 第14期日本医学教育学会教材開発委員会
    38 巻 (2007) 3 号 p. 173-177
    公開日: 2011/02/07
    ジャーナル フリー
    1) 患者の医療情報を医学教材に用いる時に配慮すべき点について, 個人情報の保護, 患者との信頼関係の構築, インフォームド・コンセントに重点を置いて第14期の教材開発委員会がガイドラインを作成した.
    2) 容易に個人同定ができない形に患者の医療情報を匿名化すれば, 患者情報を教材に用いることが可能である.匿名化の条件は, 教材の使用メディアと範囲によって決められる.
    3) 教育病院は患者の医療情報を教育に使用することを明示し, 包括的に同意を得るべきである.個別的にインフォームド・コンセントが必要の場合もある.教材は, 社会通念的に受け入れられるものに限定すべきである.
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  • 奥谷 珠美, 浜田 久之, バティー ヘレン P, 大谷 尚
    38 巻 (2007) 3 号 p. 181-185
    公開日: 2011/02/07
    ジャーナル フリー
    1) 多くの専門職が働く北米の医療現場では, 医療サービスが細分化, 専門化されているために, 臨床業務の中で専門職がより有機的, 協力的に結びつくInterprofessionalityという概念が必要とされている.
    2) Interprofessionalityを導入するためには, 異なる専門職が交わって学ぶ専門職間教育が必要であり, カナダ政府は, 患者中心のための医療改革のひとつとして, 多額の予算をかけて専門職間教育を推進している.
    3) 2006年トロント大学では, 専門職間教育を推進するリーダーを育てる教育者コースを設立した.著者らはこれに参加し, 日本にも同様のコースの必要性を強く感じた.
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  • 武田 裕子
    38 巻 (2007) 3 号 p. 187-190
    公開日: 2011/02/07
    ジャーナル フリー
    1) 湾岸諸国6か国がコンソーシアムを形成し, 1982年に6年制の医学部Arabian Gulf Universities, College of Medicine and Medical Sciencesを設立した.先進的な取り組みの成果を各国の医学教育に還元することが大学の使命の1つとなっている.
    2) 高校卒業と自国の高等教育省の推薦を受験の要件としている.学生の約7割は女性である.母国語はアラビア語であるが医教育は英語で行われており, 1年次に準備教育が行われている.
    3) 開設時よりPBL-テュートリアルを導入し, クリニカル・クラークシップを行いながら基礎医学をPBL方式で学ぶカリキュラムとなっている.地域医療教育にも積極的に取り組み, 学外の施設・指導医の協力を得ている.
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