医学教育
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43 巻, 1 号
選択された号の論文の9件中1~9を表示しています
特集
  • 福島 統
    2012 年 43 巻 1 号 p. 1-2
    発行日: 2012/02/25
    公開日: 2014/01/09
    ジャーナル フリー
  • 高田 和生, 田中 雄二郎
    2012 年 43 巻 1 号 p. 3-8
    発行日: 2012/02/25
    公開日: 2014/01/09
    ジャーナル フリー
    1) 臨床教育は,準備学習であるプレクリニカル・クラークシップ,見学型実習よりなるコンビネーション・ブロック,長期間の参加型臨床実習よりなるクリニカル・クラークシップの3 要素からなる.クリニカル・クラークシップはコ ア科および選択科よりなり,10 科を4 週間ローテート,2 科を2 週間ローテートする.
    2) 参加型臨床実習の導入に際しては,米国ハーバード大学へ延べ100 名に及ぶ教員を派遣し,その報告を参考に,日本の事情に適した導入モデルを創出した.
    3) デモ動画作成,院内PHS 配布,電子カルテへの学生記載の反映,全医療従事者へのパンフレット配布などで円滑な導入を図った.
  • 前野 哲博
    2012 年 43 巻 1 号 p. 9-14
    発行日: 2012/02/25
    公開日: 2014/01/09
    ジャーナル フリー
    1)筑波大学では平成16年度の抜本的なカリキュラム改革に伴い,本格的なクリニカルクラークシップ(CC)を導入した.CCは4年次9月〜6年次6月に実施される合計78週のプログラムで,1)フロアユニットCC(8週×7ユニット),2)興味のある科における選択CC(4週×2診療科),3)茨城県内の病院・診療所における地域CC(8週),4)自由選択実習(6週)から構成される.
    2)フロアユニットCCは,各診療科の病棟があるフロアにある4〜5の診療科からユニットを構成し,約2カ月間同じ病棟でじっくり実習できる仕組みで実施している.
    3)学生アンケートおよび指導医による学生の臨床能力評価など,一連のカリキュラム評価において,現時点では大きな成果をあげている.
  • 岡崎 仁昭
    2012 年 43 巻 1 号 p. 15-20
    発行日: 2012/02/25
    公開日: 2014/01/09
    ジャーナル フリー
      自治医科大学の臨床教育の特徴を以下の点に焦点を合わせて紹介する.
    1)72週間にわたる全科ローテート方式の診療参加型臨床実習2)出身都道府県における地域臨床実習〈community–based learning〉
    3)臨床推論技能の強化策としての内科モーニングカンファレンス
    4)Free course–student doctor制度の導入
報告
  • 鈴木 利哉, 奈良 信雄
    2012 年 43 巻 1 号 p. 21-26
    発行日: 2012/02/25
    公開日: 2014/01/09
    ジャーナル フリー
    ・わが国の医学生の臨床能力評価改革に役立てるために,1998年から臨床能力評価を導入したECFMG(Educational Commission for Foreign Medical Graduates),2004年から臨床能力評価を導入した米国医師国家試験USMLE(United States Medical LicensingExamination)の実施機関NBME(National Board of Medical Examiners),およびECFMGとNBMEが共同で臨床能力評価を実施しているCSEC(Clinical Skills Evaluation Collaboration)を視察し,臨床能力評価の現状と医学教育への影響について意見を交換した.
    ・米国ではUSMLE への臨床能力評価導入により,医学教育カリキュラムが大きく改革され,臨床能力教育が普及した状況をみると,わが国の医師国家試験にも臨床能力評価を導入することが重要であると思われる.
  • 川﨑 彩子, 斎藤 真理, 縄田 修一, 岩崎 有紀, 蒲池 あずさ, 山田 朋樹, 菊地 正恵, 浦崎 多恵, 大柄根 いづみ, 上手 真 ...
    2012 年 43 巻 1 号 p. 27-31
    発行日: 2012/02/25
    公開日: 2014/01/09
    ジャーナル フリー
    1)2009年12月3日から12月25日の期間に院内医療職員1,256名を対象にe–Learningによる緩和ケア教育を実施した.コンテンツ受講前後に同一の正誤問題を行い評価に用いた.
    2)経験の違いにかかわらず,ポストテストの得点は上昇しており,多職種に対する基本的知識の普及を目的として行った本コンテンツで一定の効果が得られた.
    3)本コンテンツで重点をおいた麻薬の依存・副作用についての問題の正答率が受講前後で改善していた.
委員会報告
  • 志村 俊郎, 吉井 文均, 吉村 明修, 阿部 恵子, 高橋 優三, 佐伯 晴子, 藤崎 和彦, 阿曽 亮子, 井上 千鹿子
    2012 年 43 巻 1 号 p. 33-36
    発行日: 2012/02/25
    公開日: 2014/01/09
    ジャーナル フリー
    1)第16期教材開発・SP委員会は,全国の実態調査等に基づき,基本的な模擬患者・標準模擬患者の養成カリキュラムを策定した.
    2)このカリキュラムでは, SPとなるために修得すべき必須項目として,対人コミュニケーション,医学教育におけるSP参加型教育,医学教育における医療面接を示した.
    3)医療面接における必須項目として,基本的事項,シナリオの理解,役作りと演技,フィードバックと評価を示した.
    4)養成されたSPが実際の教育場面に参加するに当たっては,SPを養成した施設あるいは組織において適切な評価を行うとともに,その評価方法が明示される必要がある.
不定期連載
資料
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