医学教育
Online ISSN : 2185-0453
Print ISSN : 0386-9644
44 巻 , 1 号
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特集
原著
  • 宮田 靖志
    2013 年 44 巻 1 号 p. 13-19
    発行日: 2013/02/25
    公開日: 2015/07/06
    ジャーナル フリー
    1)全国の医学生が製薬企業との接触行動をどの程度経験しているかを2012年に調査した.
    2)全体で5,431名から回答が得られ,内訳は4年生1,755名,5年生2,222名,6年生1,454名であった.臨床実習前と後の学生数はそれぞれ,1,755名–0名,853名–1,369名,53名–1,401名であった.
    3)文房具授受,製品説明パンフレット授受,製品説明会への出席,弁当飲食は,実習前20–37%,実習後95%以上の医学生が経験していた.懇親会への出席,タクシーチケットの授受は,実習前約10%,実習後約60%が経験しており,食事会・宴席への出席は,実習前約8%,実習後約40%が経験していた.
    4)多くの医学生が製薬企業との接触行動を経験しており,その頻度は臨床実習参加後に有意に増加していた.
教育実践研究
  • 渡辺 直
    2013 年 44 巻 1 号 p. 21-28
    発行日: 2013/02/25
    公開日: 2015/07/06
    ジャーナル フリー
    背景 : 臨床研修医の多面的態度評価の実態と意義についての検討は未だ少ない.
    方法 : 2003〜2010年入職の臨床研修医98名の評価を採用時と研修終了時で比較した.
    結果 : 採用時(面接+学科試験)で高評価を得た者が終了時にも良好な指導医評価を得る有意の傾向が認められた(相関係数0.4,p<0.005)一方で採用時と終了時看護師評価との間には相関がなかった.
    考察 : 医師から見ると,採用時に素材があってこれが順調に伸びたと判断される一方で,医師が優れていると思っている研修医が必ずしも看護師側から評価されていなかった.医療プロフェッショナリズムの観点からは,より多面的な評価の重視,採用時評価基準作定を行ってゆくことが重要と思われた.
掲示板
  • 小畑 陽子, 浜田 久之, 宮本 俊之, 松島 加代子, 河野 茂
    2013 年 44 巻 1 号 p. 29-32
    発行日: 2013/02/25
    公開日: 2015/07/06
    ジャーナル フリー
    1)若人が集う病院づくりのために,若手医師の労働・教育環境の改善を病院の経営改善へ結びつける試み“CHANGE 長崎大学病院”プロジェクトを行った.
    2)改革を実施するにあたり,成人教育理論に基づいたABCD戦略を意識して,アンケートで抽出された問題点を中心に,医師の雑務軽減や教育環境改善を行った.
    3)医師の雑務軽減等により,臨床教育へ力が注げるようになり,4年連続医師マッチング数の増加となった.さらに,経営の改善も果たした.
  • 安井 浩樹, 青松 棟吉, 阿部 恵子, 平川 仁尚, 植村 和正
    2013 年 44 巻 1 号 p. 33-35
    発行日: 2013/02/25
    公開日: 2015/07/06
    ジャーナル フリー
      医師不足対策として,医学部地域枠定員が増員されているが,その教育システム,カリキュラムについては,まだ確立されていない.名古屋大学医学部においても,平成21年度より地域枠学生の受け入れを開始,地域医療教育学講座を開講し,地域医療セミナー,基礎医学セミナー,病院見学会,多職種連携教育等を行っている他,平成25年度からは4年生対象の必修科目地域医療学(7コマ)を実施予定である.地域枠学生対象の教育には,担当講座内にとどまらない,大学内外の組織や地域との連携や,また上級生のロールモデルとしての役割が重要であると考えられた.
  • 松尾 理
    2013 年 44 巻 1 号 p. 37-40
    発行日: 2013/02/25
    公開日: 2015/07/06
    ジャーナル フリー
      PBLテュートリアル実施状況を2008年,2011年および2012年にアンケート調査した.2008年での実施状況は各大学で大きく異なっていて,実施の有無を問うのは実態を反映していないと思われる.
      2011年にPBLテュートリアルが少なくとも5年以上続く可能性を問うた所,8割以上がそう思うとした.
      2012年に実施内容の変化を問うた.PBLテュートリアルの回数,期間および症例数について8割以上の大学が変わらないと回答した.テュータの評価について,全体としてテュータのモチベーションを上げる状況ではない結果であった.将来の状況について現状と変わらないとの回答が一番多かった.
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