医学教育
Online ISSN : 2185-0453
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ISSN-L : 0386-9644
50 巻, 6 号
選択された号の論文の19件中1~19を表示しています
特集 : そうだ, 医学教育誌に投稿しよう! 投稿虎の巻 (第51回大会シンポジウムの報告)
短 報
  • 菅原 亜紀子, 諸井 陽子, 小林 元, 大谷 晃司, 石川 和信
    原稿種別: 研究論文
    2019 年 50 巻 6 号 p. 563-567
    発行日: 2019/12/25
    公開日: 2020/07/19
    ジャーナル フリー

    背景 : 効果的な教育を行う上で, 医学用語の修得プロセスを明らかにすることは重要である. 方法 : 医学生1〜5年生を対象に, 医学用語57語の認知・理解について質問紙による横断調査を行った. 用語ごとに学年別の認知率, 理解率を算出し, クラスター分析を行った. 結果 : 448名が回答した. 57語は, 1年生から認知と理解がある I 群, 1年生から認知は高く理解は学年と共に進む II 群, 学年と共に認知と理解が進む III 群, 1年生から認知は高いが理解は高学年でも低い IV 群, 学年と共に認知は進むが理解が進まない V 群の5つに分類された. 考察 : 用語ごとに習熟パターンが異なることから, 用語習熟の特徴を踏まえた教育の工夫が必要と考えられた.

  • 青野 真弓, 尾原 晴雄, 川上 ちひろ, 鈴木 康之
    原稿種別: 研究論文
    2019 年 50 巻 6 号 p. 569-572
    発行日: 2019/12/25
    公開日: 2020/07/19
    ジャーナル フリー

    目的 : 臨床研修事務担当者の役割と資質について担当者の認識を明らかにする. 方法 : 臨床研修事務担当者に対し, 具体的な役割として重要と考える「業務」と「姿勢」を自由記述して貰い質的・半定量的に分析した. 結果 : 業務では管理業務, 広報活動, 連携調整の他に, 研修医の精神的支援・生活支援・社会人教育等の支援的, 教育的役割も多数抽出された. 姿勢面では人間性, 業務の質向上の他に, 相談役, コミュニケーション, 潤滑剤, 研修医中心性, 教育マインド等, 人材育成に重要と考えられる多様な資質が抽出された. 考察 : 臨床研修事務担当者は人材育成の役割と姿勢が重要であると認識していた. この結果は担当者の能力開発に資すると考えられる.

招待論文
委員会報告 : プロフェッショナリズム教育方略 連載第5回
資 料
  • 〜全国実態調査の結果より〜
    松田 尚樹, 浦田 芳重, 北川 昌伸, 青木 昌彦, 細井 義夫, 根本 建二, 大津留 晶, 磯辺 智範, 櫻井 英幸, 宮川 清, 吉 ...
    原稿種別: 研究論文
    2019 年 50 巻 6 号 p. 581-587
    発行日: 2019/12/25
    公開日: 2020/07/19
    ジャーナル フリー

     医学教育モデル・コア・カリキュラム (平成28年度改訂版) に収載された「放射線の⽣体影響と放射線障害」の教育実践推進策を検討するために, 全国医学部の実態調査を⾏った. 4つの学修項⽬のうち「生体と放射線」と「医療放射線と生体影響」では全大学の半数程度が1コマあるいはそれ以下の教育時間数, 「放射線リスクコミュニケーション」と「放射線災害医療」は半数の大学で教育されていなかった. 大学間の⼈的リソースの偏りも顕著であった. ⾼品質化, 均質化した教育を⽀援するプログラムが必要で, そのツールとしては要望の高かった学内教育で使⽤できる教育コンテンツを開発, 提供することが現実的な初期策として考えられた.

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