医学教育
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52 巻 , 1 号
選択された号の論文の17件中1~17を表示しています
特別掲載 第52回 日本医学教育学会大会 「特別講演1」 より
特別掲載 第52回 日本医学教育学会大会 「特別講演2」 より
教育実践研究
  • 八木  (佐伯) 街子, 村上 礼子, 都竹 茂樹, 鈴木 美津枝, 中野 裕司
    原稿種別: 研究論文
    2021 年 52 巻 1 号 p. 9-17
    発行日: 2021/02/25
    公開日: 2021/09/18
    ジャーナル フリー

    背景 : 看護職の遠隔学習に必要な自己調整学習方略に関する情報は不足しており, 看護職に適した学習支援方法は不明である. 方法 : 遠隔学習で学ぶ看護職183名を対象とし, 対象者属性と自己調整学習方略尺度を分析した. 結果 : 159名が調査に参加した. 看護職は, 自己調整学習方略として友人にたずねやすかった. また, 「学習計画を立てる」と「学習を工夫する」と「学習方法を振り返る」, 「学習計画を立てる」と「学習を工夫する」と「自分にご褒美を与える」, 「大学の友人にたずねる」と「自分にご褒美を与える」に正の相関があった. 考察 : 看護職への遠隔学習の支援方法として, 学習者間で意見交換可能な掲示板や, プレコースの実施が提案された.

  • 西迫 尚, 廣瀬 雅宣, 土田 知也, 家 研也, 奥瀬 千晃, 松田 隆秀
    原稿種別: 研究論文
    2021 年 52 巻 1 号 p. 19-29
    発行日: 2021/02/25
    公開日: 2021/09/18
    ジャーナル フリー

     Oral Case Presentations (OCPs) の教育には, 実践を通じて型を教育することが重要とされてきた. しかし実際には学生のプレゼンテーション自体に対する心理的抵抗感が根強く存在しており, それが学習上の障壁となっている. 今回プレイフルラーニングの手法を取り入れ, 実践した学生128人にアンケートを行い検証したところ, レクチャー前後, レクチャー前と実践後, 実践前後の各比較において, プレゼンテーションに対する心理的抵抗感が減少し, 陽性感情を得られ, 目的, 場所, 対象に対する意識を持ってプレゼンテーションに臨めるようになっていた. 今回の教育手法はプレゼンテーション学習に対して有用であり, 今後OCPs教育についても援用ができると推測される.

短 報
  • 松田 出, 華山 直二, 佐藤 譲
    原稿種別: 研究論文
    2021 年 52 巻 1 号 p. 31-35
    発行日: 2021/02/25
    公開日: 2021/09/18
    ジャーナル フリー

     夜間, 休日外来業務を含む臨床研修医の労働時間管理の適正化のための一実践例を報告する. 契約変更の上で労働基準法に定められた「1カ月単位の変形労働時間制」を採用し, 夜間, 休日外来業務を所定労働時間に設定した. 平日日中の勤務時間はローテーション研修科の業務実態に合わせて1週間単位で科別に設定し, 合計で週40時間となるようにした. これにより夜間, 休日外来業務を含む初期研修医の所定労働時間は各科で特に時間外労働を命じない限り月45時間以内と適法な範囲に収まった. 夜間, 休日外来業務を労働時間として適切に扱いつつ時間外労働の上限管理を行う方法として「1カ月単位の変形労働時間制」は有用であると考えられる.

  • 香西 佳美, 及川 沙耶佳, 田口 真奈
    原稿種別: 研究論文
    2021 年 52 巻 1 号 p. 37-41
    発行日: 2021/02/25
    公開日: 2021/09/18
    ジャーナル フリー

    背景 : 日本におけるシミュレーションスペシャリストの育成に必要となる学習対象の可視化にむけて, 日本のスペシャリストの業務実態を調査した. 方法 : 米国の業務マニュアルを基盤に, 日本のスペシャリストのインタビュー結果も参照し, 30項目の業務実態調査票を作成した. その調査票を基に12施設, 16名のスペシャリストからの回答を集計した. 結果 : 40%以上の施設において業務実態調査票の業務項目すべてがスペシャリストにより従事されていた. その中でも「技術」カテゴリーに属する項目の従事率が高かった. 考察 : 調査票にリスト化された業務項目とカテゴリーは, 日本のスペシャリスト教育のアウトカムとしての活用が期待される.

  • 内野 俊郎, 高森 信三
    原稿種別: 研究論文
    2021 年 52 巻 1 号 p. 43-46
    発行日: 2021/02/25
    公開日: 2021/09/18
    ジャーナル フリー

    目的 : 久留米大学病院の臨床研修プログラムを中断した研修医について中断理由ならびに中断後の経過について検討する. 方法 : 平成16年度から30年度まで採用した研修医700名を対象とし, 研修を中断した者について研修再開の有無, 修了の状況を調査した. 結果 : 中断者は9名 (1.3%) であり, 中断率は女性2.8%, 男性0.4%と女性研修医で高かった. 中断理由は疾患による者が5名で最多であり, そのうち4名はメンタルヘルスの課題を有していた. 研究職に就いた1名を除く全員が他施設で研修を再開, 修了していた. まとめ : 中断者の多くが研修を修了していることが確認でき, 今後さらに研修再開に向けて必要な支援についての知見を深める必要があるものと考えられた.

委員会報告
  • 医学教育サイバーシンポジウム特別委員会, 田中 淳一, 門川 俊明, 村岡 千種, 淺田 義和, 木村 武司, 清水 郁夫, 錦織 宏
    原稿種別: 研究論文
    2021 年 52 巻 1 号 p. 47-51
    発行日: 2021/02/25
    公開日: 2021/09/18
    ジャーナル フリー

     新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) は, 医学教育に大きな影響を与え, 急速に変化する不確実な状況に対応する必要が生じた. また今年度の学術大会の誌上開催の決定を受け, 情報共有・ディスカッションを行う場が必要と考えた. そこで, 医学教育サイバーシンポジウム特別委員会が編成され, 2020年5月より2週間ごとに, 「これからの臨床実習」, 「試験」「卒後教育」「With Corona時代の医学教育」の題目でシンポジウムを計4回実施した. 本稿では, その概要と今後の考察を含めて報告する.

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