背景 : 医学生を対象とした, 動機づけ面接や非言語的コミュニケーションを取り入れたコミュニケーション教育の実践結果を報告する. 方法 : 授業前後でのコミュニケーションに対する自信の変化をNRSスケールで測定し, 対応のあるt検定を行い, 授業の感想に対してKHコーダーを使ったテキストマイニングと内容分析による質的分析を行った. 結果 : 授業後に学生のコミュニケーションに対する自信が増し, 感想文で頻回に言及されたのは, コミュニケーション, できる, 授業, 学ぶ, 自分, 質問, 会話, 話す, 相手, 聞くなどであった. 結論 : 動機づけ面接や非言語的コミュニケーションを取り入れた授業が日本の医学生のコミュニケーションに対する自信の向上に有効であることを初めて検証した.
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