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2017 年 20 巻 1 号 p.
cover-
発行日: 2017年
公開日: 2019/03/19
ジャーナル
オープンアクセス
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2017 年 20 巻 1 号 p.
1-2
発行日: 2017年
公開日: 2019/03/19
ジャーナル
オープンアクセス
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2017 年 20 巻 1 号 p.
3-
発行日: 2017年
公開日: 2019/03/19
ジャーナル
オープンアクセス
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稲上 誠
2017 年 20 巻 1 号 p.
4
発行日: 2017年
公開日: 2019/03/19
ジャーナル
オープンアクセス
実環境および簡易なバーチャルリアリティ環境における知覚空間の構造
稲上 誠(名古屋大学未来社会創造機構)
本研究の目的は、知覚空間の構造を推定すること、さらに、実環境と簡易な VR 環境における知覚空間の違いを調べることである。屋外において複数の場所を 選定し、開放感を評定する実験を行った。VR 環境実験では、各場所の環境をパ ノラマ画像として記録し、モニター上で周囲を見回せるようにした。さらに、 3D レーザースキャナーを用いて、各場所の空間構成を計測した。開放感と空間 構成の関係を分析した結果、知覚空間が垂直方向より水平方向に広がっている こと、また、上方向よりも下方向に広がっていることが分かった。このような 非等質的な構造は、実環境でも VR 環境でも共通してみられ、我々の日常的な 移動の様式を反映していると考えられる。
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西尾 幸一郎, 小松 佐穂子
2017 年 20 巻 1 号 p.
5
発行日: 2017年
公開日: 2019/03/19
ジャーナル
オープンアクセス
本研究の目的は背景の違いが高齢者の印象評定にどのような影響を及ぼすかについて検討 するものである.調査方法は画像呈示実験であり,高齢者に対する印象の違いを背景ごとに 評定させた.その結果,明らかになったことは以下の通りである.(1)背景が異なることで 高齢者に対する印象が変わること.(2)モダン,インダストリアル,トラディショナル,ジ ャパニーズは多くの項目で印象の程度を強める方向で変化し,相対評定もネガティブな評 定からポジティブな評定へと変化すること.(3)「若々しい」という項目に注目すると,モ ダンは最も評定が高く,ジャパニーズは最も評定が低いこと.
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赤田 智哉, 松原 斎樹, 合掌 顕, 柴田 祥江, 加藤 祥子
2017 年 20 巻 1 号 p.
6
発行日: 2017年
公開日: 2019/03/19
ジャーナル
オープンアクセス
我々の居住環境は多くの要因から成り立っており, 環境を総合的に評価するとともに人 間の気分との関係性を明らかにすることは重要である。また地球温暖化が深刻であるため,
省エネルギー的に快適な居住空間の実現に向けて, 人間の感情状態と環境要因への注意配 分という観点から被験者実験を行った。呈示刺激によってポジティブ感情を喚起された 人々は, ポジティブでない人と比べて温熱的不快な環境と熱的中立な環境の印象の差が小 さくなったことが示された。また, 前者は呈示刺激の種類によって評価が大きく変化した ため, 呈示刺激への注意量が増え, 温熱環境への注意量が減少したことが示唆された。
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高山 範理
2017 年 20 巻 1 号 p.
7
発行日: 2017年
公開日: 2019/03/19
ジャーナル
オープンアクセス
本発表では、リゾート地の都市近郊林に短中期滞在をした場合に、都市部で暮らす滞在者の「気分の状態」と「ストレスコーピング(ストレスへの対処能力)」、「レジリエンス(精神的回復力)」に生じる変化の有無とその特徴について調べることを目的とした。
調査地は東京大学富士癒しの森研究所内の演習林および宿泊施設であった。調査対象者は宿泊型(四泊五日:2016年9月23-27日)の演習に参加した計10名の学生であった。結果的に森林環境に数日間滞在することで、レジリエンスやストレスコーピングについて改善する可能性、および緊張感・不安感・抑鬱的気分、落込み感が改善する可能性が示唆された。
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活火山「桜島」を調査対象物として
中俣 良太, 直井 岳人
2017 年 20 巻 1 号 p.
8
発行日: 2017年
公開日: 2019/03/19
ジャーナル
オープンアクセス
本研究は、活火山「桜島」が写りこんだ観光地の写真を用いることで、魅力とリスクが表裏一体である自然資源を持つ観光地においてどのようなPR方法が観光者を誘致するうえで望ましいか実証的に検証することを目的とした。その結果、上記の特性を持つ観光地において、魅力を維持したままリスクのみを緩和させてPRすることが望ましい可能性が示唆され、またリスクを緩和する写真中の景観的要素の中でも、観光者向けにつくられた人工物は活火山本来の魅力を損ねず、むしろ魅力を引き立たせる要素であり、その写真における人工物(工作物)の写りこみは、自然資源本来の魅力を潜在的観光者に伝えるうえで有効な手段である可能性が示唆された。
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精神障がい者の住宅環境に関する研究(その1)
石川 博康, 川鍋 哲平, 鈴木 弘樹
2017 年 20 巻 1 号 p.
9
発行日: 2017年
公開日: 2019/03/19
ジャーナル
オープンアクセス
我が国では近年の精神医療の施策として、精神障がい者の退院促進に取り組んでいる。この施策では、地域定着を進める観点から、「住まい」の整備を併せて行うことが必要であることが示されている。
そこで、精神病院退院後の精神障がい者へ退院後の治療環境となる部屋の空間要素の希望という視点から実態調査を行った。結果、特に内装、音など安心安全で治療効果が高まる住宅環境の整備状況はとは言えないことが分かった。さらなる調査で、在宅環境の具体的な実寸の調査を行い、精神障がい者が退院後の住宅環境、空間をどのよう捉え感じているかの傾向を読み、精神障がい者の地域定着につながる住宅環境の整備に寄与する知見を得る必要があった。
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精神障がい者の住宅環境に関する研究(その2)
川鍋 哲平, 石川 博康, 鈴木 弘樹
2017 年 20 巻 1 号 p.
10-
発行日: 2017年
公開日: 2019/03/19
ジャーナル
オープンアクセス
精神障がい者の地域移行・定着の観点から、実際に精神障がい者が生活する住宅環境の実測調査を行うことで、精神障がい者が退院後の住宅環境・空間をどのように捉え感じているのかの傾向を読み取ることを目的とする。実測調査による平面図の作成、環境要素の測定、部屋の様子の写真撮影を行うことで、精神障がい者が現在生活を行う住宅空間を把握し、前編で行ったアンケート調査と照らし合わせることで精神障がい者の住宅空間の感じ方や要望を読み取った。
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尾崎 勝彦, 高山 範理
2017 年 20 巻 1 号 p.
11-
発行日: 2017年
公開日: 2019/03/19
ジャーナル
オープンアクセス
人工環境に比べて自然環境に多く含まれるとされる注意回復要素であるが、都市のような人工空間であっても、相対的に注意回復要素を多く含むように設計することは可能であろう。そこで本研究では種々の都市風景を注意回復要素で評価し、どのような風景が好まれ、そしてどのような風景が好まれないのかを検討した。その結果、総合的に最も評価の高かったものは、市民広場、もっとも評価の低かったものは古い(バブル期の)郊外マンションであった。ホテルエントランスの比較的低い評価、喫煙所の比較的高い評価等、意外な結果も得られ、今後の検討を要する。
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―沼津市静浦の事例から―
諫川 輝之, 横山 ゆりか
2017 年 20 巻 1 号 p.
12-
発行日: 2017年
公開日: 2019/03/19
ジャーナル
オープンアクセス
沿岸部の防潮堤は、津波を防御するために建設されるが、その存在がかえって人々に安心感を生じさせ、避難を遅らせる可能性が指摘されている。本研究では、防潮堤の有無が異なる沼津市静浦の2地区におけるアンケート調査をもとに、住民のリスク認知と防潮堤に関する認知の実態を検討した。その結果、防潮堤の有無によって、リスク認知や行動に違いがあり、防潮堤がある地区では、安全になったと思う人や実際より高く認知する人がいるなどの課題が明らかになった。
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-韓国の大邱広域市の新川を例として
姜 叡, 西名 大作, 徐 正仁, 田中 貴宏, 尾島 武
2017 年 20 巻 1 号 p.
13-
発行日: 2017年
公開日: 2019/03/19
ジャーナル
オープンアクセス
本稿では、河川景観の物理的評価と心理的評価との関連を明らかにした上で、物理評価指標の都市計画的な適用可能性について検討し、「物理指標→心理因子→満足意識」の予測モデルを作成することを試み、都市計画的な適用可能性について検討する。
その結果、「開放性」と「複雑性」では0.6以上の重相関係数が得られたものの、「建設性」と「緑視性」においては物理的評価指標によって、0.8以上の重相関係数が得られ、比較的よく説明されることがわかった。
今後は、予測モデルで説明力が低い因子について,より適切な物理評価指標を検討すると共に、説明力をかなり有する因子については、都市計画的な基準値の検討を進めることを課題とする。
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小林 健治
2017 年 20 巻 1 号 p.
14-
発行日: 2017年
公開日: 2019/03/19
ジャーナル
オープンアクセス
本研究では、近年みられる公園でのピクニック行為を一時的な居場所の形成と捉え、その人間-環境関係をの分類を行った。(1)定位的居場所:持ち込みによりまわりとの関係をコントロールする (2)孤立的居場所:まわりから距離をとる (3)仮設的居場所:まわりの環境と積極的な関係をもたない(4)観察的居場所:まわりの様子を観察している (5)積極的居場所:まわりの環境に対して積極的な働きかけを行っている。それらは独立したものもあるが、いくつかのタイプが複合している。その中には人間が環境から守られる立場としてだけではない様態もみられ、今後パブリックスペースで目標とすべき人間-環境関係のひとつであると考えられる。
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―リアルタイム音声経路案内の実証実験・その2―
内藤 拡也, 山田 哲弥
2017 年 20 巻 1 号 p.
15-
発行日: 2017年
公開日: 2019/03/19
ジャーナル
オープンアクセス
本研究は視覚障害者の移動を支援するリアルタイム音声経路案内システムの開発の一環として実際の大規模商業施設内で実験を行った。システムの有効性と今後の検討課題を明らかにするため、移動中の方向転換に着目し、案内の精度、転換地点の空間的特徴と転換移動の成否との関係を分析した。その結果、9割以上が方向転換に成功し、実環境におけるシステムの有効性が確認された。また、通路幅に対して案内精度が悪い場合や斜め方向への転換が必要な箇所では成功率が下がる一方、点字ブロック等を手掛かりに移動可能な箇所では成功率が高いことが明らかになった。今後は移動難度が高い箇所での精度向上や、環境側の工夫について検討の必要がある。
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通級指導教室児童保護者に対するアンケート調査から(3)コの字型座席配置
伊藤 景子, 横山 ゆりか, 山本 利和
2017 年 20 巻 1 号 p.
16-
発行日: 2017年
公開日: 2019/03/19
ジャーナル
オープンアクセス
学習環境としての小学校の教室では、教室全体の特性が、学級児童全体の授業への集中の助けとなることが重要である。一方で、児童一人ひとりに個性があり、それぞれ授業に集中しやすい条件が異なることも充分に配慮されるべきと考える。本稿では、教室内の児童の座席位置に注目し、情緒・学習面の通級指導教室に通う児童の保護者を通じ、児童の感じている困難さの種類によって、授業に集中しやすい座席の位置に違いが見られるかを検証した。その結果、取り上げた5つの困難さの種類(注意面・衝動面・学習面・社会面・感覚面)のうち、感覚面を除く4つの困難さについては、その有無によって、選択した座席位置に異なる特徴が認められた。
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伊藤 俊介, 新津 美里
2017 年 20 巻 1 号 p.
17-
発行日: 2017年
公開日: 2019/03/19
ジャーナル
オープンアクセス
特別支援学校において校舎内での経路探索に困難のある生徒を対象としてwayfinding支援を行った。事前に教室移動の観察調査を行い空間認知・行動特性を読み取り、それをふまえた支援策を提案・実施した。事前調査から、目的地へのルート的知識は形成されているものの、移動開始時にそれを想起しないことが多いと推測された。そのため、目的地と教室を出て廊下をどちらの方向に行けばよいかを示した「目的地カード」を製作し使用した。支援策導入後には経路の間違いが大幅に減少したが、上下階の移動や複雑な経路の移動には効果がみられず、課題が残った。
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2017 年 20 巻 1 号 p.
18-19
発行日: 2017年
公開日: 2019/03/19
ジャーナル
オープンアクセス
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畑 倫子, 山崎 幸子, 上村 佳世子
2017 年 20 巻 1 号 p.
20-
発行日: 2017年
公開日: 2019/03/19
ジャーナル
オープンアクセス
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―福岡市警固公園と天神中央公園を例として―
李 静雅, 大井 尚行
2017 年 20 巻 1 号 p.
21-
発行日: 2017年
公開日: 2019/03/19
ジャーナル
オープンアクセス
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鯵坂 誠之, 池田 友美
2017 年 20 巻 1 号 p.
22-
発行日: 2017年
公開日: 2019/03/19
ジャーナル
オープンアクセス
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日中路地空間の比較研究(2)
李 晋琦, 横山 ゆりか
2017 年 20 巻 1 号 p.
23-
発行日: 2017年
公開日: 2019/03/19
ジャーナル
オープンアクセス
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石川 瑞穂, 西名 大作, 陸 偉, 金 華, 田中 貴宏, 吉原 俊朗, 高岸 英子
2017 年 20 巻 1 号 p.
24-
発行日: 2017年
公開日: 2019/03/19
ジャーナル
オープンアクセス
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経路選択方略と個人特性,選択経路の関連
胡 揚, 西名 大作, 田中 貴宏, 山﨑 航
2017 年 20 巻 1 号 p.
25-
発行日: 2017年
公開日: 2019/03/19
ジャーナル
オープンアクセス
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単位街路の特性が街路選択頻度に及ぼす影響
山﨑 航, 西名 大作, 田中 貴宏, 胡 揚
2017 年 20 巻 1 号 p.
26-
発行日: 2017年
公開日: 2019/03/19
ジャーナル
オープンアクセス
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多摩ニュータウンの戸建住宅地の場合
深石 圭子
2017 年 20 巻 1 号 p.
27-
発行日: 2017年
公開日: 2019/03/19
ジャーナル
オープンアクセス
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橋本 あおい, 松原 茂樹
2017 年 20 巻 1 号 p.
28-
発行日: 2017年
公開日: 2019/03/19
ジャーナル
オープンアクセス
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澤地 祐輔, 松原 茂樹
2017 年 20 巻 1 号 p.
29-
発行日: 2017年
公開日: 2019/03/19
ジャーナル
オープンアクセス
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―観察特性と評価との関連について―
秋山 美早季, 西名 大作, 田中 貴宏, 杉田 宗, 大石 洋之, 小林 亮平, 浅見 有希
2017 年 20 巻 1 号 p.
30-
発行日: 2017年
公開日: 2019/03/19
ジャーナル
オープンアクセス
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−実験による検証方法について−
陳 紹華, 横山 ゆりか
2017 年 20 巻 1 号 p.
31-
発行日: 2017年
公開日: 2019/03/19
ジャーナル
オープンアクセス
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Case Study on Xiamei Village, Fujian Province
李 斯奇, 西出 和彦
2017 年 20 巻 1 号 p.
32-
発行日: 2017年
公開日: 2019/03/19
ジャーナル
オープンアクセス
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予備調査による実態の把握
村口 香穂里, 添田 昌志
2017 年 20 巻 1 号 p.
33-
発行日: 2017年
公開日: 2019/03/19
ジャーナル
オープンアクセス
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思い出の想起による愛着意識の変化
鈴木 絢子, 大井 尚行, 髙橋 浩伸
2017 年 20 巻 1 号 p.
34-
発行日: 2017年
公開日: 2019/03/19
ジャーナル
オープンアクセス
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長野市の 2 地区を対象として
松田 昌洋, 八鳥 沙也加, 柳瀬 亮太, 妹尾 眞麻
2017 年 20 巻 1 号 p.
35-
発行日: 2017年
公開日: 2019/03/19
ジャーナル
オープンアクセス
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柳瀬 亮太, 久野 由佳
2017 年 20 巻 1 号 p.
36-
発行日: 2017年
公開日: 2019/03/19
ジャーナル
オープンアクセス
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—高齢者の居住環境改善の介入調査からー
柴田 祥江, 北村 恵理奈, 野本 彩, 松原 斎樹
2017 年 20 巻 1 号 p.
37-
発行日: 2017年
公開日: 2019/03/19
ジャーナル
オープンアクセス
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「泉北ほっとけないネットワーク(2015 年度人間・環境学会賞)見学会」報告
2017 年 20 巻 1 号 p.
38-40
発行日: 2017年
公開日: 2019/03/19
ジャーナル
オープンアクセス
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「地域における子どもの居場所について-人間・環境学的視点から-」の報告
2017 年 20 巻 1 号 p.
41-42
発行日: 2017年
公開日: 2019/03/19
ジャーナル
オープンアクセス
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2017 年 20 巻 1 号 p.
43-
発行日: 2017年
公開日: 2019/03/19
ジャーナル
オープンアクセス
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「精神科病院の治癒的環境を目指して」の報告
2017 年 20 巻 1 号 p.
44-46
発行日: 2017年
公開日: 2019/03/19
ジャーナル
オープンアクセス
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「座位行動:健康への影響と環境デザインとの関連」の報告
2017 年 20 巻 1 号 p.
47-48
発行日: 2017年
公開日: 2019/03/19
ジャーナル
オープンアクセス