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今留 忍
2008 年 14 巻 2 号 p.
147-154
発行日: 2009/03/05
公開日: 2010/11/22
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目的: ストレスと健康を調整する機能を果たすことから緩衝要因として示唆され, 重視されているコーピングの機能に着目した。健康生活の維持, 不健康状態の予防的措置へのアプローチの検討資料を得るために, Lazarusの心理学的ストレス理論の概念枠組を用い, ストレッサーとそれによって生じるストレス反応の間に介在するコーピングに焦点を当て, 身体的・精神的健康に対するコーピングの影響について明らかにすることである。
方法: 医学部・保健学部に在籍する学生1, 330名を対象に, WCCLとSF-36尺度の日本語版を用いた自記式質問紙調査を行った。調査項目は, コーピングと健康度である。コーピングは, 問題中心のコーピングと情動中心のコーピング, 健康度は健康の身体的側面を表すPCS, 精神的側面を表すMCSに関してデータを収集した。
結果: 1, 184名から回答を得た (回収率89%) 。分析対象は, 回答を途中で中止している, 無回答が多いなど20名を除く計1, 164名とした。
コーピングとPCS・MCSとの関係を調べるために, PCS・MCSを目的変数, 問題中心のコーピングと情動中心のコーピングを説明変数として, 重回帰分析を行った。それぞれの説明変数が目的変数に対する影響について, 偏回帰係数の有意性を検討した結果, PCSに対して, 情動中心のコーピングが有意で (p<0.0001) , 負の関係性を示した。MCSに対して, 問題中心のコーピング (p<0.0001) , 情動中心のコーピング (p<0.0001) , ともに有意で, 問題中心のコーピングは正の関係, 情動中心のコーピングは負の関係を示した。
結論: 「問題中心のコーピング」はPCSには影響しないが, MCSを高めることが示唆された。また, 「情動中心のコーピング」はPCS・MCSを低下させる影響が示唆された。
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後藤 浄子, 笠岡 誠一, 韓 立坤, 遠藤 美智子, 田中 香, 浅見 悦子, 牛木 勝, 齋藤 雅人, 中島 滋
2008 年 14 巻 2 号 p.
155-161
発行日: 2009/03/05
公開日: 2010/11/22
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甜菜 (ビート) は根の部分を砂糖原料としているが, 葉や茎の部分はほとんど未利用である。本研究は, ラットを用いた動物実験を行い, 甜菜の葉や茎から得た甜菜青汁粉末に含まれる食物繊維が盲腸内発酵に与える影響について調べることを目的とした。北海道大空町女満別で無農薬栽培した甜菜の葉および茎の部分を凍結乾燥し粉末化したものを甜菜青汁粉末試料として使用した。3週齢Wistar系オスラット18匹を7日間予備飼育した後3群に分け, セルロースを3%含む基準飼料 (セルロース飼料) , 甜菜青汁粉末 (powder of leaves and stems of sugar beet; SB) を8.7%または17.4%含む飼料 (8.7%SB飼料または17.4%SB飼料) をそれぞれ21日間与え, 飼育観察した。なお, セルロース飼料と8.7%SB飼料に含まれる食物繊維含量は同量とした。飼育期間中の飼料摂取量と体重を測定した。また, 飼育11~14日目の糞便重量を測定した。飼育終了後, 盲腸内pHおよび有機酸量, ならびに血中コレステロール濃度を測定した。その結果, セルロース飼料群に比べ, 同量の食物繊維を含む8.7%SB飼料群では, 盲腸内短鎖脂肪酸量, 酢酸および酪酸濃度は有意に高い値を示し, 血中総コレステロールおよび (LDL+VLDL) -コレステロール濃度は有意に低い値であった。また, 飼料中SB量を2倍量に増加させた17.4%SB飼料群では, 8.4%SB飼料群よりもそれらの現象が強まるようであった。以上の結果より, SBの適量の摂取は, 盲腸内短鎖脂肪酸総量ならびに酢酸および酪酸濃度を増加させるなど, 盲腸内での発酵を促進することで腸内環境を改善する可能性が考えられた。さらに, 血中総コレステロール濃度を低下させるなど, 生活習慣病の改善に効果を示す可能性も考えられた。
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山本 卓資, 竹谷 耕太, 福井 俊弘, 富安 広幸, 粕谷 幸司, 山本 孝江, 吉田 均, 山本 國夫
2008 年 14 巻 2 号 p.
162-170
発行日: 2009/03/05
公開日: 2010/11/22
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現在, 社会問題ともなっている疲労感は女性の更年期障害の1つとしても注目されている。今回, 疲労感をはじめとする諸症状への作用を評価することを目的として, ローヤルゼリーとテアニンを主成分とした食品 (RTG12) の臨床試験を実施した。被験者は, 年齢40歳以上60歳未満の更年期障害を認めた女性60名を対象とした。試験デザインは, Placebo食品対照の二重盲検並行群間比較試験とした。RTG12食品またはPlacebo食品を1回3錠, 1日2回, 朝夕食前に4週間連続摂取させた。
血管運動神経障害様症状において, RTG12群では, Baselineと比べ2週 (p<0.01) , 4週 (p<0.01) で有意な低下が認められた。また, RTG12群において, 疲労感および抑うつのある11名は, 疲労感因子 (“倦怠感がする”“疲れやすい”“肩こり, 腰痛, 手足の節々の痛みがある”“頭が重い又は痛い”の合計得点) は2週, 4週で有意に低下した (P<0.05) 。
本試験において, 疲労感を感じながら日常生活を送っている更年期女性がRTG12食品を摂取することによって, 疲労感や血管運動神経障害様症状の軽減が示唆された。これらの結果から, RTG12食品は更年期女性のQOLの向上において役立つと考えられる。
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宝諸 博文, 見崎 徹, 宝諸 敬史
2008 年 14 巻 2 号 p.
171-173
発行日: 2009/03/05
公開日: 2010/09/09
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当歯科医院において, 初診時の問診および口腔内診査などで糖尿病を疑った患者のうち, 内科に紹介した症例を報告する。
調査期間は2002年1月~2008年1月の6年間, 当院に来院した初診患者1, 428名のうち, 糖尿病の疑いがある35名の随時血糖値 (使用器具: ニプロ社製フリースタイル) とグリコヘモグロビン (HbA
1c) を測定し, 基準値以上であった患者14名 (0.98%) , 平均年齢54.6歳 (男性: 7名, 49.9歳, 女性: 7名, 59.3歳) について検討した。
その結果, 14名の血糖値の平均は251.2mg/dL, HbA
1cの平均は8.33%であった。内科への紹介の結果, 全例において糖尿病の病態が改善した。
以上の結果から, 歯科受診時に糖尿病の疑いのある患者に対しては血糖値測定を行い, 必要に応じて内科に紹介し, 医療連携を行うことが, 歯科治療をより安全に行い, さらに糖尿病の病態を改善するためには重要であることが示唆された。
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長岡 功, 蓬田 伸, 五十嵐 庸, 菅谷 紘一, 坂本 廣司
2008 年 14 巻 2 号 p.
176-179
発行日: 2009/03/05
公開日: 2010/09/09
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神山 真澄, 岸本 良美, 谷 真理子, 近藤 和雄
2008 年 14 巻 2 号 p.
180-182
発行日: 2009/03/05
公開日: 2010/09/09
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八並 一寿, 一田 昌利, 小野寺 敏
2008 年 14 巻 2 号 p.
183-185
発行日: 2009/03/05
公開日: 2010/09/09
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蜂谷 愛, 杉村 留美子, 片村 早花, 笹谷 美恵子
2008 年 14 巻 2 号 p.
186-187
発行日: 2009/03/05
公開日: 2010/09/09
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1) 肥満男性9名に対し, 寒天ゼリー1個 (食物繊維6.0g) を夕食前に摂る「夕食前寒天摂取法」を3カ月間行い, 体重と排便状況の変化を調査した。
2) 対象者の背景をみるため, 事前アンケートによる食生活調査を行った。
3) 1) 2) の結果として, 外食・飲酒頻度が高く, 野菜の摂取量が少ない対象者に寒天ゼリー付加食試験を行うことで, 4名に体重の減少, 5名に排便回数の増加, 2名に便性の改善がみられた。
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野口 達雄, 兼杉 範夫, 服部 展明, 鈴木 めぐみ, 船田 真紀, 沼田 弘明, 丁 宗鐵, 高橋 菊枝, 海老原 淑子
2008 年 14 巻 2 号 p.
188-191
発行日: 2009/03/05
公開日: 2010/09/09
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清水 良美, 五十嵐 祐子, 利 美賀子, 会田 智美, 下田 智子, 石幡 明, 片野 由美
2008 年 14 巻 2 号 p.
192-193
発行日: 2009/03/05
公開日: 2010/09/09
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戸塚 久美子, 前野 貴美, 齋藤 和美, 谷内 洋子, 菅原 歩美, 佐藤 睦美, 西垣 結佳子, 齋藤 あき, 小野 幸雄, 内藤 隆志 ...
2008 年 14 巻 2 号 p.
195-198
発行日: 2009/03/05
公開日: 2010/09/09
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目的: 人間ドックのデータを活用して, 食習慣が耐糖能異常 (IGT) および2型糖尿病 (DM) 発症に与える影響を前向きに検討した。
方法: 75g経口糖負荷試験を含む人間ドックを3年間の間隔で2回以上受診した男女230名のうち, 初回ドック受診時にIGTまたはDMと判定された者, DMの既往 (治療中を含む) をもつ者を除いた計172名 (男性120名, 女性52名, 平均年齢49.4±5.0歳) を対象者とした。IGTとDMの診断にはWHOの判定基準を用いた。初回受診時に, 「早食い」「欠食」「間食」「夜食」「外食」の各食習慣の有無を二択法により自己申告させ, その結果とその後のIGT, DMのいずれかの発症との関係を多変量解析により解析した。
結果: 3年間の追跡期間中, 合計39名 (男性33名, 女性6名) が, IGT (37名) またはDM (2名) を発症した。IGTまたはDMの発症を目的変数とし, 観察開始時の性別, 年齢, 喫煙, アルコール摂取量, 糖尿病家族歴, 収縮期血圧, 総コレステロール, HDLコレステロール, 中性脂肪, C反応性タンパク, 早朝空腹時血糖を説明変数としてロジスティック回帰分析を行った結果, 「早食い」の者のオッズ比 (95%信頼区間) は, 2.63 (1.15-6.02,
P=0.02) と有意であったのに対し, その他の食習慣はいずれも有意な関連を認めなかった。
結論: 自己評価に基づく「早食い」は, 独立したIGT/DMの危険因子となることが示された。
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小栗 重統, 坂田 清美
2008 年 14 巻 2 号 p.
199-201
発行日: 2009/03/05
公開日: 2010/09/09
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笠原 大吾, 平良 一彦
2008 年 14 巻 2 号 p.
202-204
発行日: 2009/03/05
公開日: 2010/09/09
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小栗 章裕, 小河原 はつ江, 佐藤 友香, 静 怜子, 天谷 初夫, 村上 正巳, 原澤 浩毅, 土橋 邦生, 村上 博和
2008 年 14 巻 2 号 p.
205-207
発行日: 2009/03/05
公開日: 2010/09/09
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喜多 敏明, 金子 明代, 久永 明人
2008 年 14 巻 2 号 p.
208-210
発行日: 2009/03/05
公開日: 2010/09/09
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フリー
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大高 功, 高林 克枝
2008 年 14 巻 2 号 p.
211-213
発行日: 2009/03/05
公開日: 2010/09/09
ジャーナル
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仲森 隆子, 小栗 きくみ, 世古口 茂幸, 金森 千賀子, 都島 基夫
2008 年 14 巻 2 号 p.
214-216
発行日: 2009/03/05
公開日: 2010/09/09
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加瀬澤 信彦
2008 年 14 巻 2 号 p.
217-219
発行日: 2009/03/05
公開日: 2010/09/09
ジャーナル
フリー
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金澤 武道, 金澤 聡, 加賀谷 美保子, 打田 悌治
2008 年 14 巻 2 号 p.
220-223
発行日: 2009/03/05
公開日: 2010/09/09
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フリー
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加瀬澤 信彦, 遠山 和成, 岡崎 三代, 木内 高信, 竹内 征夫, 太田 公美, 相場 理恵, 大澤 俊彦
2008 年 14 巻 2 号 p.
224-226
発行日: 2009/03/05
公開日: 2010/09/09
ジャーナル
フリー
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木戸口 公一, 上西 光子, 佐野 晃生, 栗本 誠一
2008 年 14 巻 2 号 p.
227-229
発行日: 2009/03/05
公開日: 2010/09/09
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フリー
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―大学生の思い込み肥満・痩せの問題と今後の課題について―
山田 裕司, 國末 直宏, 吉村 智春, 野々村 瑞穂
2008 年 14 巻 2 号 p.
230-231
発行日: 2009/03/05
公開日: 2010/09/09
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フリー
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中村 由光, 都島 基夫, 山下 尚子, 川田 由香, 松田 彩子, 野口 正吾, 山田 貴之, 村田 弘隆, 森田 龍平, 杉沢 貴子, ...
2008 年 14 巻 2 号 p.
232-233
発行日: 2009/03/05
公開日: 2010/09/09
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家族性高コレステロール血症ホモ接合体においては, 大動脈弁や大動脈出口付近のアテローム形成とともに若年より弁の肥厚や狭窄が認められ, この切除弁の病理学的検討から動脈硬化であることが報告されている。本研究では, 人間ドック受診者における心臓弁の逆流と超高速CTによる冠動脈石灰化との関連についての検討を行った。
過去1年間に人間ドックで心エコーを実施し, 超高速CTで冠動脈の石灰化を評価し得た男性244人, 女性69人を, 心エコーは逆流や石灰化などの動脈硬化と考えられる異常弁数により5群, 冠動脈石灰化については所見のあり, なしに分類して両者の関連を検討した。
異常弁口数は2弁までの異常が多く占め, それを超える異常は少なくなった。異常弁口数と年齢の関係を調べると, 男女ともに異常弁口数が多いほど高齢であった。異常弁口数と冠動脈石灰化の関連性は, 男性においては有意の正相関が得られた。女性においては, やや弱いが正相関の結果であった。心電図による心筋変化との関連をみたが, 男女ともに有意差や相関は得られなかった。
代表的といえるリスクファクターと心弁異常との間には, 今回の検討では相関関係・関連が見出されなかったが, 年齢や冠動脈石灰化との関連は示唆された。心臓弁の異常をはじめ, 動脈硬化性変化は加齢・年齢が強い要素であると考察された。
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阿隅 美保子, 佐伯 晃, 古川 豊, 秋山 朋子, 大泉 卓美, 鶉橋 弘子, 齋藤 和美, 児玉 暁, 宮澤 英充, 松井 博滋, 山口 ...
2008 年 14 巻 2 号 p.
234-236
発行日: 2009/03/05
公開日: 2010/09/09
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増田 貴久子, 小山 智之, 矢澤 一良
2008 年 14 巻 2 号 p.
237-239
発行日: 2009/03/05
公開日: 2010/09/09
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石神 昭人
2008 年 14 巻 2 号 p.
241-243
発行日: 2009/03/05
公開日: 2010/09/09
ジャーナル
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山根 哲也, 牧田 登之
2008 年 14 巻 2 号 p.
244-245
発行日: 2009/03/05
公開日: 2010/09/09
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フリー
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権田 辰夫, 牧田 登之
2008 年 14 巻 2 号 p.
246-248
発行日: 2009/03/05
公開日: 2010/09/09
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笹木 眞理子
2008 年 14 巻 2 号 p.
249-251
発行日: 2009/03/05
公開日: 2010/09/09
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鈴木 めぐみ, 兼杉 範夫, 野口 達雄, 服部 展明, 船田 真紀, 沼田 弘明, 丁 宗鐵, 高橋 菊枝, 海老原 淑子
2008 年 14 巻 2 号 p.
252-256
発行日: 2009/03/05
公開日: 2010/09/09
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フリー
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城崎 美幸, 小山 智之, 矢澤 一良
2008 年 14 巻 2 号 p.
257-259
発行日: 2009/03/05
公開日: 2010/09/09
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福士 亜矢子, 児玉 暁, 齋藤 和美, 谷内 洋子, 菅原 歩美, 戸塚 久美子, 叔 〓, 齋藤 和典, 近藤 和雄, 曽根 博仁
2008 年 14 巻 2 号 p.
260-263
発行日: 2009/03/05
公開日: 2010/09/09
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食後高脂血症は, 冠動脈疾患をはじめとする動脈硬化疾患との関連が指摘されている。食後高脂血症は, 経口脂肪負荷試験 (OFTT) におけるトリグリセリド (TG) 反応により診断されることが多いが, 検査が繁雑で長時間を要するため被験者の負担が大きい。その上, 標準化された方法や正常値なども確立していない。本研究では基礎的検討として健常者を対象とし, (1) 脂肪負荷後TG反応に影響を及ぼす因子は何か, (2) OFTTを簡略化し, あるいはOFTTを行わずに, 脂肪負荷後TG反応を予測することは可能か, の2点を目的とした。健常人男女40人を対象としてOFTTを実施し, インスリン抵抗性関連指標 (HOMA-IR, HOMA-β, QUICKI) をはじめとする他の各種空腹時採血指標や対象者の特徴とともに重回帰分析を用いて検討した。その結果, TGの曲線下面積 (TG AUC) は空腹時のTG値, apoA-II, HOMA-β, HDL-Cが, それぞれ独立した有意な予測因子であった。TGのピーク値 (TG peak) には空腹時のTG値, apoA-II, インスリンが関与していた。以上の結果より, 今回のOFTT時TG反応には, 空腹時TGとともにインスリン抵抗性や血中アポ蛋白A-IIなどが独立して関連していることが示された。これらの結果より, 対象者の特徴と空腹時単回採血結果より, OFTT時TG反応はOFTTを実施しなくてもかなり予測し得ることが示唆された。今後は有疾患者も含め, 多数例で検討する必要があるものの, 本研究の結果は食後高脂血症の病態の解明, また診断法確立の一助となると考えられる。
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安藤 富士子, 今井 具子, 西田 裕紀子, 丹下 智香子, 大塚 礼, 加藤 友紀, 下方 浩史
2008 年 14 巻 2 号 p.
264-266
発行日: 2009/03/05
公開日: 2010/09/09
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矢倉 宏祐, 阪上 皖庸
2008 年 14 巻 2 号 p.
267-269
発行日: 2009/03/05
公開日: 2010/09/09
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―当社におけるNST研修を基礎に―
松本 洋子
2008 年 14 巻 2 号 p.
271-272
発行日: 2009/03/05
公開日: 2010/09/09
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―学部選択との関係および大学入学後の栄養教育の影響―
杉山 英子, 石川 朋子, 横山 伸
2008 年 14 巻 2 号 p.
273-275
発行日: 2009/03/05
公開日: 2010/09/09
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岩本 珠美, 行廣 律江, 白石 みどり
2008 年 14 巻 2 号 p.
276-279
発行日: 2009/03/05
公開日: 2010/09/09
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―介入の中期予後の検討―
橋本 佐由理, 樋口 倫子
2008 年 14 巻 2 号 p.
280-283
発行日: 2009/03/05
公開日: 2010/09/09
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―HbA1cの改善効果―
樋口 倫子, 橋本 佐由理
2008 年 14 巻 2 号 p.
284-287
発行日: 2009/03/05
公開日: 2010/09/09
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堀江 弘子, 江口 有一郎, 水田 敏彦, 北島 陽一郎, 石橋 絵理子, 後川 美智子, 中下 俊哉, 高橋 宏和, 力武 真理子, 黒木 ...
2008 年 14 巻 2 号 p.
288-289
発行日: 2009/03/05
公開日: 2010/09/09
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石原 孝子, 都島 基夫
2008 年 14 巻 2 号 p.
290-292
発行日: 2009/03/05
公開日: 2010/09/09
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フリー
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―地域住民における性・年代別の解析―
服部 恵美, 安藤 富士子, 下方 浩史
2008 年 14 巻 2 号 p.
293-295
発行日: 2009/03/05
公開日: 2010/09/09
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金澤 武道, 川嶋 せつ, 河野 雅弘, 岩澤 篤朗, 齋藤 圭太, 三宅 治, 北川 知行
2008 年 14 巻 2 号 p.
297-300
発行日: 2009/03/05
公開日: 2010/09/09
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田中 正巳
2008 年 14 巻 2 号 p.
301-303
発行日: 2009/03/05
公開日: 2010/09/09
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牧田 登之, 山根 哲也
2008 年 14 巻 2 号 p.
304-305
発行日: 2009/03/05
公開日: 2010/09/09
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由井 寅子
2008 年 14 巻 2 号 p.
306-309
発行日: 2009/03/05
公開日: 2010/09/09
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由井 寅子, 宮崎 日出子, 高橋 和子
2008 年 14 巻 2 号 p.
310-313
発行日: 2009/03/05
公開日: 2010/09/09
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長野 真弓, 畑山 知子, 大貫 宏一郎
2008 年 14 巻 2 号 p.
314-318
発行日: 2009/03/05
公開日: 2010/09/09
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鈴木 めぐみ, 平野 泰雅, 渡辺 和悟, 船田 真紀, 沼田 弘明, 高橋 菊枝, 海老原 淑子
2008 年 14 巻 2 号 p.
319-322
発行日: 2009/03/05
公開日: 2010/09/09
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河野 雄平
2008 年 14 巻 2 号 p.
326-331
発行日: 2009/03/05
公開日: 2010/09/09
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メタボリックシンドロームは, 内臓脂肪の蓄積を伴う腹部肥満に脂質異常, 血圧高値, 血糖高値が重複合併した病態で, 過食や運動不足などの生活習慣に密接に関連しており, 動脈硬化性の心血管疾患を来しやすいことから注目されている。一方, 高血圧も生活習慣病であり, 有病率は高く, メタボリックシンドロームの構成因子の中でも血圧高値の頻度が最も高い。高血圧は循環器疾患の最大の危険因子であり, その治療によって心血管予後, 生命予後ともに改善することが明らかである。食事による減量や運動などの生活習慣の修正は, 高血圧およびメタボリックシンドロームの予防に効果的であり, メタボリックシンドロームを伴う高血圧の治療において極めて重要である。生活習慣の修正により, 体重や腹囲の減少とともに血圧と糖・脂質代謝が改善し, 心血管疾患の予防が期待できる。しかし, 生活習慣の修正は実行, 達成, 維持が困難な点が大きな問題となる。血圧や脂質, 血糖をコントロールするためには降圧薬などの薬物療法を要する場合も多く, またその意義も大きい。
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