日本微生物資源学会誌
Online ISSN : 2759-2006
Print ISSN : 1342-4041
20 巻, 2 号
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巻頭言
受賞総説
  • ―微生物を主題とするデータベースとネットワークの構築・運用・利用―(平成16 年度日本微生物資源学会学会賞受賞)
    菅原 秀明
    2004 年20 巻2 号 p. 23-39
    発行日: 2004年
    公開日: 2026/03/26
    ジャーナル フリー

    1970年代から1980年代にかけての実験生物情報システムの開発、1980年代からの微生物世界データセンター WDCMの運営、1990年代からの電子的ワークベンチe-Workbench の開発および2000年代の病原微生物情報システム構築の事例を紹介するとともに、微生物の周辺分野を含む国際的活動も紹介して、微生物を主要な対象とするデータベースとネットワークの今後を考える一助とする。

  • (平成16 年度日本微生物資源学会奨励賞受賞)
    中川 恭好
    2004 年20 巻2 号 p. 41-51
    発行日: 2004年
    公開日: 2026/03/26
    ジャーナル フリー

    Cytophaga 類縁細菌群は細菌のphylum の1 つであるcytophaga-flavobacteria-bacteroides(CFB)phylum に属する菌群であり,主要な属としてCytophaga 属,Flavobacterium 属,Flexibacter 属およびMicroscilla 属が知られている.表現性状に基づく分類がきわめて困難で、Flavobacterium-Cytophaga complex と呼ばれていたこの菌群の分類体系を構築するために16S rDNA 塩基配列に基づく系統解析を行った.またこの菌群の多様性を明らかにするため,未知種の分離を試みた.その結果,Cytophaga 属,Flavobacterium 属,Flexibacter 属およびMicroscilla 属それぞれは系統的にきわめて異質な菌株から構成される分類群であることが明らかとなった.そしてCytophaga 属とFlavobacterium 属については,系統関係に基づいた大規模な再分類がなされ,それらの分類学的混乱はおおむね解決されてきた.Flexibacter 属およびMicroscilla 属については,さらに表現型を含む分類学的知見を収集し,今後再分類を行わなければならない.また分離株の系統解析結果からはその多くが新種あるいは新属として分類されるべきであると考えられ,CFB phylum にはまだ多くの未知分類群が存在することが明らかとなった.

原著
ICCC-10報告
大会報告
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