ミルクサイエンス
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54 巻 , 1 号
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総説
原報
  • 田渕 三保子, 森田 裕嗣, 何 方, 細田 正孝, 山田 則子, 石田 哲夫
    2005 年 54 巻 1 号 p. 17-21
    発行日: 2005年
    公開日: 2014/03/15
    ジャーナル フリー
     Effect of administration of Lactobacillus rhamnosus GG on the postprandial blood glucose elevation was investigated by sugar tolerance tests in rats. Wistar male rats (8-weeks-old) were fed diets supplemented with lyophilized cells of L. rhamnosus GG for 14 days. After oral administration of maltose or glucose, the elevation of blood glucose level was significantly suppressed by the intake of L. rhamnosus GG. In in vitro study, L. rhamnosus GG showed glucose-decreasing action and the action of viable cells was higher than that of heat-sterilized cells. These results suggested that L. rhamnosus GG suppressed the postprandial hyperglycemia by inhibiting glucose absorption, and the inhibition might be due to binding and assimilation of the glucose.
  • 梅田 剛利
    2005 年 54 巻 1 号 p. 23-28
    発行日: 2005年
    公開日: 2014/03/15
    ジャーナル フリー
     豚乳カゼインミセルの成分組成とミセル性リン酸カルシウム(MCP)架橋会合体を調べた。豚乳のミセル性カゼイン含量は3.47-4.07%と牛(ホルスタイン種)生乳のそれより多く,牛の1.48-1.73倍であった。豚乳の全カルシウム,全無機リン,ミセル性カルシウムおよび無機リン含量も牛生乳と比べて多く,ミセル性無機リン含量は牛生乳の1.53-2.03倍であった。5℃における 2-24時間の冷却により解離するカゼイン含量はわずかであった。豚カゼインミセルの MCP 架橋会合体を,TSK-GEL G4000SWXL カラムおよび溶離液として 6 M 尿素を含む人工乳清を用いて高速液体クロマトグラフィーで分離した。豚カゼインミセルの MCP 架橋会合体含量は66.6-69.2%で牛カゼインミセルの52-57%と比べて著しく高かった。豚カゼインミセルは牛カゼインミセルと比べて MCP により容易に架橋され,MCP 架橋会合体含量が多いことが冷却によるカゼインの解離を抑制しているものと考えられた。
  • Md. Harun-ur-Rashid, 宮本 拓
    2005 年 54 巻 1 号 p. 29-36
    発行日: 2005年
    公開日: 2014/03/15
    ジャーナル フリー
     バングラデシュの 4 地域(ダッカ,マイメンシン,ジャマルプルおよびボグラ)から収集した伝統的発酵乳“ダヒ”の品質を評価した。伝統的な方法で製造されたダヒの28試料を各地域から任意に収集し,それらの化学的および微生物学的品質を各地域毎の試料についてまとめた。ボグラ地域から収集した試料は最も高い全固形分含量(38.24±4.37%)を示し,マイメンシン地域の試料は最も低い全固形分含量(29.82±4.61%)であった。全固形分含量はダヒ試料へのショ糖添加の有無によって大きく影響された。その他の化学分析項目のうち,脂肪含量(4.88±0.99%)とタンパク質含量(4.74±0.73%)はマイメンシン地域の試料において最も高い値であった。ダッカとジャマルプル地域からの試料は化学的および微生物学的品質において非常に似通っていた。微生物学的品質の分析結果から,ボグラとジャマルプル地域からの試料ではカビの汚染が見られなかったものの,すべての地域からの試料において酵母の汚染が認められた。ダヒ試料におけるカビや酵母の存在は,伝統製法で作られたダヒ試料の包装形態や衛生管理の不備あるいは不適切な流通システムに起因すると考えられた。
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