未来共創
Online ISSN : 2435-8010
11 巻
選択された号の論文の14件中1~14を表示しています
論文
  • 村上 靖彦
    2024 年11 巻 p. 1
    発行日: 2024/03/31
    公開日: 2024/08/08
    ジャーナル オープンアクセス
  • 不公正な扱いを受けると第三者にも不公正な扱いをするのか?
    仁科 国之, 川邊 華麟, 戴 宇熙, 武田 拓海, 安井 優馬, 西辻 好花, 李 葎理, 趙 心語, 三浦 麻子
    2024 年11 巻 p. 3-23
    発行日: 2024/03/31
    公開日: 2024/08/08
    ジャーナル オープンアクセス
    ヒトは相互協力を達成することで、他の種よりも大きな集団を形成し、それが国や文化といったさまざまなものを形成してきた。つまり、相互協力を達成することはヒト社会を未来につなげるための重要な要因の 1 つであると考えられる。本研究では、非協力的な扱いを受けたとき、自分が別の人物に対して同じように非協力的な行動をとること、すなわち不公正の連鎖がどのような要因によって生じるのかを検討した。先輩から押し付けられた面倒な仕事を後輩または同期に押し付けるというシナリオで実験を行い、相手が後輩であるときに不公正の連鎖が生じ、相手が同期であるときには生じないと予測された。また、評価懸念の高さが後輩への押し付けを抑制すると予測された。実験の結果、相手が後輩か同期かに関わらず不公正の連鎖が生じ、評価懸念の高さは不公正の連鎖を抑制しておらず、仮説は支持されなかった。その理由として、同期と後輩に対して別の認知過程によって不公正の連鎖が生じたことや、本研究の方法が適切ではなかった可能性があり、さらなる検討が必要である。
  • 都市コミュニティ、移行期コミュニティ、農村コミュニティの比較 に着目して
    王 藝璇
    2024 年11 巻 p. 25-56
    発行日: 2024/03/31
    公開日: 2024/08/08
    ジャーナル オープンアクセス
    災害対応において重要な概念であるソーシャル・キャピタル(SC)は、地域によりその有効性に違いがある。過去の研究は農村部と都市部のコミュニティに焦点を当ててきたが、中国のような急速な都市化が進む発展途上国では、新たな「移行期コミュニティ」が出現している。しかし、これまでの研究ではこれらのコミュニティの SC の役割に関する検討が不足している。本研究では、質的なアプローチを用いて、中国河南省の洪水被災地域を研究対象とし、都市、移行期、農村の 3 つのコミュニティで SC の有効性の違いを調査した。分析結果により、災害直後、全てのコミュニティで結束型SC が重要であったが、時間とともにリンク型 SC の効果が見られた。また、SC の有効性はコミュニティの種類により違う。都市コミュニティは地理的に有利な位置にあるため、外部からの援助をより多く受けることが可能であるが、結束型 SC が災害後希薄化する傾向がある。移行期コミュニティの管理が混乱し、住民関係が分断されているため、SC の有効性は低い。農村コミュニティは内部的な繋がりが密接であり、結束型 SC と地元政府のリンク型 SC が機能したが、辺鄙な場所に位置し、交通が不便であるため、外部からの支援を受ける機会が少ないという課題がある。
  • 杉田 映理, 小泉 空
    2024 年11 巻 p. 57-62
    発行日: 2024/03/31
    公開日: 2024/08/08
    ジャーナル オープンアクセス
  • 大阪の教師と生徒の語りから
    小塩 若菜, 杉田 映理
    2024 年11 巻 p. 63-99
    発行日: 2024/03/31
    公開日: 2024/08/08
    ジャーナル オープンアクセス
    月経衛生対処は、国際的に社会課題として重要視され、特に学校へ通う思春期の女子生徒が支援の対象となっている。月経教育の支援が国際的に広がる中、日本においても、月経教育は不十分であり生徒のニーズとの間にはギャップがあることが指摘されている。そこで、本論文では、日本の高校生徒自身と教員の声から日本の月経教育の課題について明らかにすることを目的とした。大阪府内の高校 8 校を対象にフィールド調査を行い、生徒と教員に対して、質問票調査及びインタビュー、参与観察を実施した。本研究の結果、日本の月経教育の課題には、「実生活に即した教授内容の不足」「女子のみに月経指導が実施されることの影響」「学校における生理用品のアクセスのしにくさ」「学校におけるトイレ環境の影響」があることが明らかになった。
  • 高齢女性の語りから
    三橋 涼子, 伊藤 美穂, 尾崎 晶代, 倪 婷婷
    2024 年11 巻 p. 101-145
    発行日: 2024/03/31
    公開日: 2024/08/08
    ジャーナル オープンアクセス
    現在高齢者である女性たちの語りから彼女たちがどのような月経を経験してきていたのか、そしてそれらの経験を通して形成された、彼女たちの月経に対する思い、社会に関する認識がどのようなものかを質的に明らかにすることを目的に調査を行った。研究方法としては、70 〜 80 代の 3 人の女性に対して対面で半構造化インタビューを実施した。その結果、インタビュイーらは月経量に応じて生活を調整し、その時に手に入るもので工夫するなど、状況に応じ自分たちなりに生きてきたことがわかった。生理用ナプキンの登場で便利にはなったが、彼女たちにとっては数多くの便利なもののひとつであり、月経も人生の一部分にしか過ぎなかった。また、月経経験を通して感じた社会に対する思いも聞き取ることができた。このように、インタビュイーの語りから、当時の月経対処や、人生を生き抜いてきた末の彼女たちの月経に関する思い、彼女たちを取り巻いていた社会状況などを明らかにできた。
  • 陸口 雄斗, 三浦 遥, 西村 尋, YUN YAJING, 宮本 幸乃
    2024 年11 巻 p. 147-173
    発行日: 2024/03/31
    公開日: 2024/08/08
    ジャーナル オープンアクセス
    本研究では、男性がこれまで経験してきた月経にまつわる体験談に着目し、ナラティブインタビューによって男性のどういった経験が、月経観の形成と関連しているのかを明らかにする。調査結果では、男子学生たちは学校教育で月経の仕組みを学んだ一方で、パートナーという身近な女性と月経について話したり、実際にパートナーが月経を体験する様子を見聞きしたりするなかで、身体的・精神的な変化や不調の具体的な様子について理解を深めていく様子が分かった。また、自分自身が痛みやしんどさが経験できないからこそ、どういったサポートや声かけが適切なのかが分からないという気持ちが読み取ることができた。本研究では、男性大学生の「月経を理解したいが、理解しにくい教育カリキュラムとのギャップ」や「サポート、ケアしたい気持ちと苦痛を実体験できない葛藤」といった実態が明らかとなった。先行研究で示されてきた、男性が考える単なる月経への印象やイメージといった一次元ではなく、月経教育を受ける環境、月経期間中の人との関係構築などの多次元で男子学生の月経観を捉えた。本研究によって、新たな男性の月経観を再定義するきっかけとなったといえる。
  • タブー・中絶・避妊と月経
    池端 祐一朗
    2024 年11 巻 p. 175-201
    発行日: 2024/03/31
    公開日: 2024/08/08
    ジャーナル オープンアクセス
    月経に関する女性の不遇を論じる際、「タブー」があることはこれまでも論じられてきた。その「タブー」には宗教と関連づけられて説明されているものも多い。そして、そうした「タブー」が月経を巡る女性の環境が改善できない要因の一つであるとも指摘されてきた。本稿は、そうした「タブー」の中でカトリックと関連するものについて、検討したものである。本稿では、まず月経とタブーが(西方教会を含む)カトリックにおいてどのように論じてきたのかを確認した後(第1 章)、月経コントロールに有用なピルを禁止する要因である中絶(第 2 章)と避妊(第 3 章)の言説が歴史上どのような言説を経てきたのか、月経周期による避妊を認める要因(第 4 章)について検討をする。本稿は、この検討において、①月経のタブーとカトリックを論じる際、その多くは教会の司祭等の現場の教導職によるものであり、教皇や教皇庁によって一元的に禁じていると言える教説はほぼないこと、②月経コントロールにも有用なピルの使用の禁止の背後には中絶と避妊の言説があるが、そこでは月経自体は特に関心を示されてはいないことを明らかとした
  • ―大阪大学を起点とした学生×社会 人活動の実践―
    中野 立開, 川瀬 純菜, 栂 歩実, 置塩 ひかる, 長田 康義
    2024 年11 巻 p. 203-217
    発行日: 2024/03/31
    公開日: 2024/08/08
    ジャーナル オープンアクセス
  • ヒマラヤと瀬戸内から考える
    木村 友美, 斎藤 優久乃, 伊東 実穂
    2024 年11 巻 p. 219-238
    発行日: 2024/03/31
    公開日: 2024/08/08
    ジャーナル オープンアクセス
  • 初版、大阪大学出版会、2022年、317頁、定価6,050円
    鈴鹿 翔大
    2024 年11 巻 p. 240-243
    発行日: 2024/03/31
    公開日: 2024/08/08
    ジャーナル オープンアクセス
  • Bristol University Press, 2023年, 248頁, GBP 80.00.
    久保田 怜
    2024 年11 巻 p. 244-247
    発行日: 2024/03/31
    公開日: 2024/08/08
    ジャーナル オープンアクセス
  • 学校に通わせ続けることは正しい開発目標なのだろうか?
    澤村 信英
    2024 年11 巻 p. 248-252
    発行日: 2024/03/31
    公開日: 2024/08/08
    ジャーナル オープンアクセス
  • 小泉 空
    2024 年11 巻 p. 253
    発行日: 2024/03/31
    公開日: 2024/08/08
    ジャーナル オープンアクセス
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