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32 巻 , 5 号
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JAMIT 2014大会査読付き論文<研究論文>
  • 佐々木 啓, 舞草 伯秀, 今林 悦子, 湯浅 哲也, 松田 博史
    32 巻 (2014) 5 号 p. 323-331
    公開日: 2014/11/18
    ジャーナル フリー
    アルツハイマー型認知症の早期診断には,アミロイドPET(positron emission tomography)画像から推定される灰白質へのアミロイド沈着量の解析が有効である.しかし,PET画像では,その低空間分解能に起因する部分容積効果により,灰白質へのアミロイド沈着量が過小評価される傾向がある.本研究では,PET/CT(computed tomography)により同時撮像されたCT画像から得られる高解像度の形態情報を利用することで,PET画像の部分容積効果の補正を行い,アミロイド沈着量の定量性改善を試みた.AD(Alzheimer's disease)患者9名,健常者11名の臨床データからCT画像の形態情報に基づいて,PET画像の部分容積効果の補正をSPM8(statistical parametric mapping 8)を用いて行うことで,AD患者群と健常者群の差を際立たせることができることをVOI(volume of interest)解析により示した.AD診断に有効とされる8箇所のVOIに対してROC(receiver operating curve)を作成し,AUC(area under ROC curve)を比較したところ,すべてのVOIで部分容積効果の補正を適用した結果が適用しない結果を上回った.
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  • 安倍 和弥, 武尾 英哉, 堂之前 義文, 黒木 嘉典, 永井 優一
    32 巻 (2014) 5 号 p. 332-337
    公開日: 2014/11/18
    ジャーナル フリー
    胸膜中皮腫は胸膜にがん細胞が認められる病態であり,胸壁や肺の表面にも腫瘍が浸潤・転移する.胸膜浸透による胸水貯留や,それに伴う呼吸困難を引き起こす要因となり,また縦隔胸膜より心膜に浸潤し腫瘍を形成すると拡張不全による心不全を引き起こすなど,早期の治療が必要となる.従来の単純X線画像による診断では,初期の中皮腫の発見は,中皮腫自体の初期症状の乏しさもあり困難であった.本研究では,胸部CT画像を用いて胸膜中皮腫の領域を抽出し,個別に体積を計測する手法を開発した.定量化を行うことで病状の進行度や治療の経過を数値的に判断することが可能となる.実患者のデータを用いて検証を行い,本手法での中皮腫領域の特定および定量計測による診断支援の可能性が示唆された.
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JAMIT 2014大会査読付き論文<研究速報>
  • 江刺 聖悟, 米山 明男, Thet-Thet- Lwin, 田口 真也, 丸山 弘子, 兵藤 一行, 武田 徹
    32 巻 (2014) 5 号 p. 338-341
    公開日: 2014/11/18
    ジャーナル フリー
    X線の発見以降,X線を用いたイメージングは医療分野をはじめ,さまざまな分野で利用されてきた.このイメージングは物体における吸収される度合いの差を利用しているが,生体の軟部組織を構成する水素,炭素,窒素,酸素などの低原子番号領域ではその差が小さく,有効な画像を作成することは難しい.近年,X線干渉計を用いた位相コントラストX線撮像装置が開発されている.従来のX線イメージングと比べ,低原子番号領域で約1,000倍高い感度が得られるため,無造影で生体や有機試料の観察が可能である.本研究では,従来のX線イメージング法では描出が不可能であったラット脾臓の内部構造を,位相コントラストX線CTで可視化できた.特に,免疫細胞の存在する白脾髄や,赤脾髄などの構造を弁別でき,これは組織画像と非常に類似していた.
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  • 堀場 一輝, 村松 千左子, 林 達郎, 福井 達真, 原 武史, 勝又 明敏, 藤田 広志
    32 巻 (2014) 5 号 p. 342-346
    公開日: 2014/11/18
    ジャーナル フリー
    歯科パノラマX線写真における下顎皮質骨の変化は,骨粗鬆症をスクリーニングする指標として注目されている.われわれは,これまでに下顎皮質骨の厚みを自動計測する手法を提案した.しかし,骨密度の低下により下顎皮質骨に線状の骨吸収像(線状構造)が現れる場合,既存手法では正確な厚みを計測できなかった.本研究では,線状構造抽出法を用いて,下顎皮質骨の密な部分のみを自動計測し,骨粗鬆症の可能性を示す手法を提案する.線状構造抽出には,濃度勾配に基づき線を抽出する手法を用いた.提案手法を,朝日大学で撮影された,異常症例26症例を含む100症例に適用し,診断能を検討した.これらの診断は骨塩定量検査に基づいている.また,7つの歯科クリニックで撮影された,歯科放射線科医による骨粗鬆症疑いの所見をもつ21症例を含む458症例に対しても性能の検討を行った.その結果,前者は感度80.8%,特異度94.6%であり,後者では感度90.5%,特異度79.2%であった.よって,提案手法は歯科診療を通した骨粗鬆症の早期発見に有用であり,さらに異なる撮影環境下における汎用性を有することを示唆した.
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  • 田口 真也, 竹谷 敏, 米山 明男, Thet-Thet- Lwin, 江刺 聖悟, 丸山 弘子, 兵藤 一行, 武田 徹
    32 巻 (2014) 5 号 p. 347-350
    公開日: 2014/11/18
    ジャーナル フリー
    位相コントラストX線CT技術は,従来のX線撮像技術に比べ,生体の軟部組織に対して感度が約1,000倍高い.その特性を用いて,ホルマリン固定やエタノール固定された臓器の撮影が行われてきた.今回,冷却下で保存された移植臓器の形態学的な変化を,位相コントラストX線CTで撮影・解析した.研究対象として移植がよく行われる腎臓に着目し,測定にはラットの腎臓を用いた.X線干渉計を用いた位相コントラストX線CTシステムと冷却チャンバーを使用し,低温下でラットの腎臓を撮影した.ラットは,麻酔を施し,移植保護液(ユーロコリンズ液)で潅流し,同液で保存した.このとき,腎臓が凍結した場合を想定し,凍結解凍させた腎臓の評価も行った.評価の結果,凍結した腎臓では,とりわけ尿細管の障害が強く,血管や糸球体の破壊も生じ,全体的に密度が低下した.しかし,破壊された尿細管領域の弁別は容易になることがわかった.
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講座
報告
日本医用画像工学会
編集後記
第32巻総目次
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