Medical Mycology Journal
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56 巻 , 1 号
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Medical Mycology Journal
Original Article
日本医真菌学会雑誌
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総説
  • 田代 隆良
    56 巻 (2015) 1 号 p. J3-J13
    公開日: 2015/04/07
    ジャーナル フリー
     慢性壊死性肺アスペルギルス症 (CNPA) は,アスペルギルス感染によって,緩徐進行性に肺が破壊される病態である. 主要画像所見は,慢性浸潤影と進行性の空洞形成であり, 菌球は二次的に形成される. 気腫性嚢胞のような気腔が存在する可能性は否定できないが, 明らかな既存空洞はない. 慢性空洞性肺アスペルギルス症 (CCPA) は複雑性肺アスペルギローマと同義であり, 既存のあるいは新しく形成された, 1 個または複数の空洞を呈し, 菌球はあることもないこともあり, 空洞拡大, 空洞周囲浸潤影増強が見られる. 発症時からの画像経過を追える症例では, 空洞形成過程を観察することにより CNPA と CCPA の鑑別は可能である. しかし, 画像経過を追えない症例や, 両者の中間あるいは overlap 症例では鑑別困難であり, 臨床的, 治療的観点から, 両者を統合した症候群として, 慢性進行性肺アスペルギルス症 (CPPA) が提唱された.
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  • 西川 武二
    56 巻 (2015) 1 号 p. J15-J21
    公開日: 2015/04/07
    ジャーナル フリー
     数多い皮膚疾患の中で,皮膚真菌症は病原体である真菌が宿主となる皮膚に感染し,病気を起こすが,診断がつきさえすれば,多くは感受性のある薬剤によって治療が可能となる疾患群である.その点,診断は可能であっても治療法のいまだ見つからない皮膚疾患に比べると取っ付きやすい.そこで,著者は皮膚科専門医にとって真菌症が格好なサブスペシャリティであることを示し,同時に,医真菌の基礎的研究については,その道の研究者と協調して推進することが望ましいものと考えている.ここでは真菌検査法を含む皮膚真菌症診断学,輸入真菌症,白癬,皮膚深在性真菌症などについて著者の経験をまとめて述べた.
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原著
  • 羽山 和美, 髙橋 美貴, 鈴木 基文, 江澤 邦夫, 山﨑 正利, 松川 泰治, 來住 明宣, 佐藤 喜哉, 安部 茂
    56 巻 (2015) 1 号 p. J23-J29
    公開日: 2015/04/07
    ジャーナル フリー
     Candida albicans の菌糸形発育を抑制することが知られているライチ由来ポリフェノールであるオリゴノール,カシア粉末,シトラール,カプリン酸などを含有するキャンディを作製し,口腔カンジダ症への適用の可能性を検討した.キャンディを水で溶解,希釈したものを C. albicans に添加し培養したところ,約 0.1 %濃度でも 50 %の菌糸形発育抑制を示すことが分かった.また,口腔カンジダ症マウスを用いてこのキャンディの防御効果を検討したところ,キャンディを水に溶かし 4 倍希釈しても,有意なマウス舌病変スコアの低下がみられた.しかしながら口腔内生菌数の減少は認められなかった.本キャンディは日常的に美味しく摂取できることから,口腔ケアの一手段になりうると考えられる.
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  • 鈴木 基文, 羽山 和美, 髙橋 美貴, 江澤 邦夫, 山﨑 正利, 松川 泰治, 來住 明宣, 佐藤 喜哉, 安部 茂
    56 巻 (2015) 1 号 p. J31-J40
    公開日: 2015/04/07
    ジャーナル フリー
     オリゴノール,カプリン酸などを含むアロマキャンディを試作し,マウス口腔カンジダ症モデルで有効性を示すことを前報で報告した.本研究では,そのアロマキャンディ(以下,試験飴とする)を健常高齢者が摂取した際の口腔 Candida albicans 生菌数および口腔内衛生状態に与える効果を検討した.健常高齢者男女 20 名を対象にプラセボ対照二重盲検,クロスオーバー,群間比較および飴摂取前後比較を実施した.被験者を 10 名ずつ 2 群に分け,試験飴または対照飴を 1 日 3 回(1粒/回)7 日間摂取した後,14 日間摂取を休止し,再度,最初と逆の飴を 1 日 3 回(1粒/回)7 日間摂取した.飴摂取前後に口腔すすぎ液の C. albicans 生菌数測定,口臭測定およびアンケート調査を行った.その結果,試験飴あるいは対照飴を摂取した両群との間に有意な差が認められないものの,当初 C. albicans の生菌数が 4,000 CFU 以上保有する被験者(高 C. albicans 保有者)において,試験飴群では口腔すすぎ液の C. albicans 生菌数および口臭スコアが摂取前に比較して有意に低下した(p <0.05).アンケート調査でも高 C. albicans 保有者で,口臭,ネバネバ感およびスッキリ感の改善効果が試験飴と対照飴摂取群間に有意な差が認められた(p <0.05).本キャンディは高 C. albicans 保有者では C. albicans 生菌数を減少させるとともに,口腔衛生改善効果を発揮する可能性が示唆された.
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シリーズ用語解説
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