Medical Mycology Journal
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57 巻 , 1 号
選択された号の論文の9件中1~9を表示しています
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Medical Mycology Journal
Original Article
  • Tomoe Ichikawa, Otomi Cho, Takashi Sugita, Yoshio Ishibashi, Reiko Ike ...
    57 巻 (2016) 1 号 p. E1-E7
    公開日: 2016/03/01
    ジャーナル フリー
    Cryptococcus gattii and C. neoformans are pathogenic yeasts that cause meningoencephalitis. C. gattii has four molecular types: VGI, VGII, VGIII, and VGIV. Furthermore, three genotypes have been reported for VGII, and a high pathogenicity of the VGIIa genotype has been proposed. The VGIIa strain has been isolated from a patient in Japan, but little is known about the characteristics of the polysaccharides in this strain. In this study we examined the induction of interleukin-8(IL-8)transcriptional activation and compared the nuclear magnetic resonance(NMR)spectra of extracellular polymeric substances(EPSs), mainly polysaccharides, from the VGIIa, VGIIb, and VGIIc genotypes. The induction of IL-8 by C. gattii EPSs was weaker than that by C. neoformans EPSs. The anomeric proton signals in the NMR spectra of EPSs obtained from VGII isolates were similar, and the polysaccharides were mainly mannose, xylose, galactose, and glucuronic acid. These results suggest that the extracellular polysaccharides from the VGIIa strain isolated in Japan are almost the same as those from other VGII strains.
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  • Supapat Bunyaratavej, Penvadee Pattanaprichakul, Charussri Leeyaphan, ...
    57 巻 (2016) 1 号 p. E9-E13
    公開日: 2016/03/01
    ジャーナル フリー
    Background: Dermatophytosis usually causes a skin problem, which requires both clinical findings and laboratory investigations for diagnosis. Whereas, fungal culture is considered as the gold standard procedure, it is more difficult to perform compared to potassium hydroxide(KOH)examination. Objective: To evaluate the efficacy of KOH and fungal culture examinations from skin-scraping specimens, which were kept in transparent adhesive tapes at different time intervals. Methods: Skin-scraping specimens were collected from clinically suspected cases by conventional technique using scalpel blades and kept using transparent adhesive tapes. KOH(10%)preparation and fungal cultures were then performed by highly experienced technicians at different time intervals: day 0(the day of specimen collection, which was set as the standard reference point), day 3 or 4, day 7, day 14, and day 28. Thereafter, the yield for detection of fungal elements by KOH examination and positive fungal cultures from specimens stored in adhesive tape was determined at different time intervals and compared to the results from the standard reference point. Results: The sensitivity of KOH exami-nations from 162 patients at different time intervals showed no significant difference when compared to the standard reference point at day 0. In contrast, the sensitivity of fungal culture progressively decreased as the storage period was prolonged. Conclusions: KOH examination of skin-scrapings from the adhesive tape storage technique yield good results even when specimens have been kept up to one month. On the other hand, the sensitivity of fungal cultures gradually declines as storage time is extended.
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日本医真菌学会雑誌
原著
  • 前田 潤, 南條 育子, 古賀 裕康, 栂 哲夫, 槇村 浩一, 坪井 良治
    57 巻 (2016) 1 号 p. J1-J6
    公開日: 2016/03/01
    ジャーナル フリー
     白癬の主要病原菌であるTrichophyton rubrum (14菌株) およびTrichophyton mentagrophytes (14菌株) に対するルリコナゾールの最小発育阻止濃度 (MIC) および最小殺真菌濃度 (MFC) を外用抗真菌薬 6 剤 (ラノコナゾール, ビホナゾール, エフィナコナゾール, 塩酸テルビナフィン, 塩酸ナフチフィンおよびリラナフタート) におけるそれぞれの濃度と比較した. T. rubrumおよびT. mentagrophytesに対するルリコナゾールのMIC90 はともに0.00098 μg/mlとなり,MFC90 においても,ともに0.0078 μg/mlとなり,試験薬剤のなかで最も強い抗真菌活性を示した.静真菌的に作用するとされるアゾール系薬剤であるビホナゾールの MFC/MIC ratioはT. rubrumで≧48.3, T. mentagrophytesでは≧19.6であり, エフィナコナゾールでも71.4および26.9であった. しかし, ルリコナゾール (13.4および6.1) およびラノコナゾール (11.1および5.0) は, 殺真菌的に作用するとされるテルビナフィン (8.0および12.6), ナフチフィン (9.1および8.6) およびリラナフタート (15.4および11.4) と同程度の MFC/MIC ratioであった. このことからルリコナゾールおよびラノコナゾールは両菌種に対して殺真菌的作用も有することが示唆された. 本研究において, ルリコナゾールは日本および米国で市販されている主要外用抗真菌薬のなかで白癬菌に対して最も強力な抗真菌活性を示し, 白癬の治療に際しての最も有効な薬剤の1つであると考えられた.
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  • 蓮子 雅之, 栂 哲夫, 恒光 俊哉, 松本 貴裕, 古賀 裕康, 平野 宏文, 坪井 良治
    57 巻 (2016) 1 号 p. J7-J12
    公開日: 2016/03/01
    ジャーナル フリー
     ルリコナゾール (LLCZ) は広い抗菌スペクトラムと強い抗真菌活性を有し, 白癬の主要起因菌であるTrichophyton rubrumおよびTrichophyton mentagrophytesに対して特に強い活性を示すことから,爪白癬への適応拡大が進められている. 真菌症治療に際しては, 起因菌に対する抗真菌活性に加えて感染局所における動態が重要であるが, 爪ケラチンとLLCZの親和性を調べた報告はない. 本研究では, 健常人 (ヒト) 爪およびブタ蹄から調製したケラチンへのLLCZの吸着性および, これらを緩衝液で洗浄した際に上清中に遊離するLLCZ濃度を調べるとともに, 上清の抗菌力価を生物学的に検定することで本薬の爪白癬に対する有効性を検討した. その結果, LLCZはいずれのケラチンへも80%以上吸着され, 緩衝液による10回洗浄の累計では吸着量に対してヒトで47.4%, ブタで52.5%および50.8%が遊離した. ディスク拡散法によりこれら上清中のLLCZの抗真菌活性を確認した. 以上より, LLCZは爪ケラチンをリザーバーとして爪内に貯留し, 貯留したLLCZは徐々に遊離して感染局所で起因菌に対して抗真菌活性を示すことで, 爪白癬に対して治療効果を発揮しうると考えられた. また, いずれのケラチンに対してもLLCZは類似の挙動を示したことから, ブタ蹄は非臨床試験におけるヒト由来試料の代替となるものと考えられた.
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  • 島村 剛, 長谷川 奈海, 久保田 信雄
    57 巻 (2016) 1 号 p. J13-J18
    公開日: 2016/03/01
    ジャーナル フリー
     外用爪白癬治療薬として創出したルリコナゾール爪外用液について, 2つの感染モデルを用いて抗真菌効果の評価を行った. まず, Trichophyton mentagrophytesの菌液をヒト爪サンプルの爪床側に接種し, フランツセルに固定して9日間培養を行いin vitro爪白癬モデルを作製した. 培養後, ルリコナゾール爪外用液 (1, 3および5%) を爪甲側から1日1回7日間塗布し, 生菌数の指標としてATP由来の化学発光量を測定した. その結果, 製剤中のルリコナゾール濃度依存的にATP量の減少が認められ, 特に3%および5%ルリコナゾール爪外用液は基剤と比較し統計学的に有意なATP量減少が確認された. つぎに, ルリコナゾール爪外用液 (3および5%) を用いてウサギ爪白癬モデルにおける4週間塗布後の治療効果を評価した. その結果, 3%および5%ルリコナゾール爪外用液は, ウサギ爪サンプルの培養評価において白癬菌の増殖を完全に抑制した. 以上から, 高濃度製剤である5%ルリコナゾール爪外用液は, 爪白癬治療に有効な製剤になり得ると考えられた.
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  • 島村 剛, 宮前 亜紀子, 新井 聖和, 嶺村 彩, 野沢 暁, 久保田 信雄
    57 巻 (2016) 1 号 p. J19-J25
    公開日: 2016/03/01
    ジャーナル フリー
     外用爪白癬治療薬として創出したルリコナゾール爪外用液について, 製剤特性を検証するため, 爪中の薬物濃度分布測定および抗真菌活性評価を行った. In vitro爪薬物透過性試験では, 薬剤塗布後の爪を爪甲表面から爪床側に向けて水平にスライスし, 爪の深さごとに薬物濃度を測定し, 製剤濃度依存性, 爪の厚さへの影響および投与期間の関係を検証した. 0.2, 1, 3, 5および7.5%ルリコナゾール爪外用液を用いた濃度依存性確認試験では, 製剤濃度が高くなるにしたがって, 爪全層で薬物濃度も高くなる傾向が認められた. また厚さの異なる爪に5%ルリコナゾール爪外用液を塗布した結果, 爪中薬物濃度分布は爪の厚さに影響を受けないことが確認された. さらに, 5%ルリコナゾール爪外用液を単回, 7, 14および21日間投与した結果, 投与期間に依存して薬物濃度が高くなることが確認された. つぎに, 5%ルリコナゾール爪外用液と8%シクロピロックスネイルラッカーを14日間投与後に, 爪スライスを含菌培地にのせて阻止円の有無を指標に薬効比較を行った. その結果, 8%シクロピロックスネイルラッカーとくらべ, 5%ルリコナゾール爪外用液は爪深部まで阻止円が確認され, 阻止円形成率は統計学的に有意な高値を示した. 以上より, 5%ルリコナゾール爪外用液は爪深部まで薬物が分布し薬効も認められたことから, 外用爪白癬治療薬として治療効果が期待できるものと考えられた.
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総説
  • 宮里 明子
    57 巻 (2016) 1 号 p. J27-J32
    公開日: 2016/03/01
    ジャーナル フリー
     クリプトコックス属は環境に棲息する真菌である, Cryptococcus neoformansCryptococcus gattiiは経気道的にヒトに感染し, 血流にのって播種し髄膜脳炎を発症させるが, その発症機序については不明な点も多い. クリプトコックスが脳-血管関門を通過する経路は, 血管内皮細胞内の通過, 内皮細胞間隙の通過, または貪食細胞内に貪食されて細胞とともに脳組織に移行する経路が考えられている (トロイアの木馬). C. neoformans感染とC. gattii感染では臨床像に違いがみられる. C. neoformansはHIV感染者での髄膜脳炎発症の報告が多いが, C. gattiiは健常人での髄膜脳炎発症例が多い. C. neoformans髄膜脳炎発症の菌側の病原因子としては, マクロファージへの貪食のされやすさとラッカーゼ活性が報告されている. C. gattiiは4つの遺伝子型があり (VGI~IV), VGIIの遺伝子型は肺での宿主免疫応答を抑制し病変を形成するが, 髄膜脳炎の発症は20%程度と少ない. 一方, VGIは髄膜脳炎の発症率が高いが, 近年宿主側の発症要因として, 抗GM-CSF抗体の保有が報告されている. クリプトコックスによる髄膜脳炎の発症機序の理解には, 菌種および遺伝子型による特徴の理解が重要である.
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