Medical Mycology Journal
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57 巻 , 2 号
選択された号の論文の7件中1~7を表示しています
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Medical Mycology Journal
Original Article
  • Kiminobu Takeda, Hirokazu Mochizuki, Katsuhiko Izumi, Yuichi Sakata, T ...
    57 巻 (2016) 2 号 p. E17-E20
    公開日: 2016/05/31
    ジャーナル フリー
    We cultured 15 isolates of Trichophyton rubrum and one isolate of Trichophyton mentagrophytes from an 82-year-old male tinea patient with multiple lesions. To determine whether feet lesions were the source of dermatophytes of other tinea lesions, we extracted total cellular DNA from the T. rubrum isolates(13 from feet, two from right waist and buttock). PCR targeting the non-transcribed spacer(NTS)region of ribosomal RNA gene was performed. Molecular polymorphisms were detected by length variation of amplicons.
    Four molecular types were found among the 15 isolates. The predominant type, which we previously named Type III, comprised seven isolates cultured from both feet and from left waist and buttock. This was followed by Type VI, five isolates; Type V, two isolates; and Type IV, one isolate. Apart from type III, which was cultured from both feet, isolates were cultured from one foot only. The patient was successfully treated for all types with a six-month course of oral terbinafine and topical luliconazole. The molecular typing supported the notion that tinea pedis was the source of tinea corporis in the patient.
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Short Report
  • Hiromitsu Noguchi, Masataro Hiruma, Azusa Miyashita, Koji Makino, Keis ...
    57 巻 (2016) 2 号 p. E21-E25
    公開日: 2016/05/31
    ジャーナル フリー
    A 56-year-old woman on insulin therapy for diabetes visited our clinic due to whitish discoloration on the right index finger. Despite topical application of 1% lanoconazole solution, the lesion grew, causing paronychia. Direct microscopy revealed non-dermatophyte molds. Based on the morphological features and genetic analysis of the isolate, the pathogen was identified as Aspergillus flavus. The patient was diagnosed with proximal subungual onychomycosis due to A. flavus. Following itraconazole pulse therapy, she was cured in 6 months. To our knowledge, this is the first reported case of fingernail onychomycosis due to A. flavus in Japan.
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日本医真菌学会雑誌
総説
  • 竹中 基
    57 巻 (2016) 2 号 p. J65-J70
    公開日: 2016/05/31
    ジャーナル フリー
    67歳,男性.長崎大学病院血液内科にて,急性骨髄性白血病のため,入院加療中であった.初診の1週間前から陰嚢に疼痛を伴う黒色壊死を付す潰瘍が生じたため,当科紹介となった.皮膚生検にて壊死とともに幅広い真菌要素が多数みられた.サブロー培地にて組織培養を行ったところ,灰白色絨毛状のコロニーが得られ,スライドカルチャーにて三日月型の大分生子が認められた.以上の所見からフサリウム感染症と診断し,ボリコナゾールの投与が開始された.後日,千葉大学真菌医学研究センターにて,Fusarium solani species complexに属するFusarium falciformeと同定された.ボリコナゾール投与にもかかわらず,陰嚢部の皮膚症状は治癒しなかったが,他の部位に症状が生じることはなく,β-D-グルカンも正常範囲内であった.早期からのボリコナゾール投与により,陰嚢部のみ限局したと考えた.初診から4ヵ月後に死亡された.わが国報告例は自験例を含め57例あったが,播種型が28例であり,単発例では,爪,手指,上肢,下肢に多くみられた.また,皮膚症状としては,潰瘍壊死,丘疹・結節,紅斑が多く,痛みを伴う症例が多かった.基礎疾患としては,急性骨髄性白血病や急性リンパ性白血病などの血液疾患が30例と最も多かった.治療は,アムホテリシンB単独使用例が最も多く,ついで,アムホテリシンBとボリコナゾールの併用例,ボリコナゾールの単独使用例であった.しかし,予後は不良で,転帰の記載のあった47例中21例が死亡していた.免疫不全状態,特に血液系悪性疾患の治療中に,痛みを伴う皮膚潰瘍や丘疹・結節を認めた場合,フサリウム感染症を当初から念頭に置いて,直接検鏡や培養検査などの対応をすることが重要と考えた.
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  • 常深 祐一郎
    57 巻 (2016) 2 号 p. J71-J75
    公開日: 2016/05/31
    ジャーナル フリー
    爪白癬治療の基本は経口抗真菌薬であるが,経口抗真菌薬は爪白癬治療のためだけにあるのではない.外用のみでは難治な角化型足白癬には経口抗真菌薬の併用が有効である.眼や耳,口などに接する顔面白癬,広範囲の体部白癬,外陰部の複雑な部位に及んだ股部白癬などは完全に外用し尽くすことは困難で,再発が多くなる.よって経口抗真菌薬が必要である.白癬だけでなく,広範囲の癜風やマラセチア毛包炎,爪カンジダ,カンジダ性爪囲爪炎にも経口抗真菌薬は重宝する.また,真菌症であっても抗真菌薬の外用が困難または禁忌となる場合がある.頭部白癬は外用抗真菌薬の刺激で炎症が強くなる可能性があり,外用できたとしても毛包内までは効果が及ばないため,経口抗真菌薬のみを使用する.また,びらんや接触皮膚炎などを伴った趾間型足白癬は,外用抗真菌薬により刺激性皮膚炎を起こして悪化するため使用しづらい.この場合,局所はステロイド外用薬や亜鉛華軟膏などで治療し,白癬菌には経口抗真菌薬で対応し,合併症消失後は外用抗真菌薬に切り替える.さらに外用は手間と時間を要するため,アドヒアランスが低下しがちである.そこで,経口抗真菌薬を併用し,治療効果を高め,治療期間を短縮することも有用である.経口抗真菌薬は,イトラコナゾールとテルビナフィンの違いを理解して使用することが重要である.新規経口抗真菌薬の臨床試験も行われており,経口抗真菌薬がさらに活用されることを期待する.
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  • 木村 俊一
    57 巻 (2016) 2 号 p. J77-J88
    公開日: 2016/05/31
    ジャーナル フリー
    近年,血液領域における侵襲性アスペルギルス症 (IA) の治療成績は改善傾向にあるが,依然,頻度が高く致死的な合併症の1つである.特に急性白血病に対する化学療法や造血幹細胞移植など長期の深い好中球減少を伴う治療でリスクが高い.また,同種移植後に移植片対宿主病を発症し,ステロイド治療を受けている場合もリスクが高まる.IA予防のため,長期の好中球減少が予測される治療はHEPAフィルターを用いた防護環境で実施することが推奨される.IAの既往やアスペルギルスのコロナイゼーション,IAの発症頻度の高い施設,防護環境で管理できない場合などではアスペルギルスに対する抗真菌薬の予防を検討する.IAの予後の改善には早期の診断と迅速な治療開始が重要である.CTをはじめとした画像検査やβ-D-グルカンやガラクトマンナン抗原などのバイオマーカーが早期診断に有用である.好中球減少期に広域抗菌薬不応性の発熱が持続,あるいは再燃した場合,IAをはじめとした真菌感染症を想定し,経験的な抗真菌治療が標準治療として用いられる.しかし,近年の診断技術の向上により,画像やバイオマーカーで所見がある場合のみ抗真菌薬を開始する先制治療が試みられるようになった.IAの標的治療ではボリコナゾールが第一選択薬であり,リポソーマルアムホテリシンBが代替薬に位置づけられる.エキノキャンディンとの併用療法は,難治例などで有用な可能性がある.
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  • 望月 隆
    57 巻 (2016) 2 号 p. J89-J94
    公開日: 2016/05/31
    ジャーナル フリー
    医育機関における皮膚真菌症の診療・教育の現状を把握し,必要な支援策を検討するために,2015年5月に国立研究開発法人日本医療研究開発機構 (AMED) の支援を受け,筆者の責任において全国大学医学部皮膚科教授ならびに大学病院の皮膚科科長にアンケート調査を行った.アンケートの内容は,A. 大学病院での一般的な真菌症診療の実際,特に真菌検査の実施状況について,B. 皮膚真菌症の診療・教育支援への希望について,C. 医学生,研修医,専攻医に対する教育の現状についてである.このうちA,Bは2007年に全国の皮膚科教授に行ったアンケートとほぼ同一の内容であった.合計117名にアンケートを発送し,98名・施設 (83.8%) から回答が得られた.「真菌症診療の実際」では,真菌培養を原則全例行うとした回答は約3%であり (2007年調査時約9%),ほとんどしない,あるいはしないとの回答は約36%を占めていた.疾患別の真菌培養は深在性皮膚真菌症については約83%の施設で行うとしていたが,浅在性真菌症では頭部白癬でも約39%の施設でしか行われていなかった.Trichophyton tonsurans感染症の経験はしばしば,あるいは時々とした回答が約22%,まれに,あるいはないとした回答が約78%であった.「診療・教育支援」では支援を必要,あるいはあれば便利とした回答が約96% (2007年調査時約89%),内容的には菌種同定,深在性真菌症の診療支援 (情報の供給),ついで真菌講習会開催に対する希望が多かった.「教育の現状」では専攻医にKOH法の指導を行い,これが満足に行えるとした回答が約80%を占めたが,専攻医が真菌培養を経験する機会がない,あるいは経験しないほうが多いとした回答は約45%であった.
    以上より実施可能な支援策を考えると,講習会の開催を継続すること,同定依頼への対応が可能な施設の情報,深在性皮膚真菌症の診断法や治療法の情報の提供があげられた.
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シリーズ用語解説
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