理学療法の歩み
Online ISSN : 1882-1464
Print ISSN : 0917-2688
ISSN-L : 0917-2688
24 巻, 1 号
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特別寄稿
  • 藤澤 宏幸
    2013 年 24 巻 1 号 p. 31-34
    発行日: 2013年
    公開日: 2013/04/16
    ジャーナル フリー
    姿勢は運動・動作の基本となり,理学療法士にとっては重要な概念である。しかしながら,リハビリテーション医療においては,欧米の姿勢の定義を参考にして用いられているのが現状であり,日本人の視点で姿勢の定義が十分に検討され,分類されているとは言い難い。日本では坐法が発達し,欧米とは異なる身体技法が存在する。そこで,本論では身体運動学を基本とし,日本の文化に根ざした姿勢の分類を試みる。
講 座
  • ―避難所生活のリスクとして―
    小野部 純
    2013 年 24 巻 1 号 p. 35-41
    発行日: 2013年
    公開日: 2013/04/16
    ジャーナル フリー
    深部静脈血栓症とは,特に下腿部の深部静脈に血栓が出来る疾患をさし,肺血栓塞栓症を引き起こす一連の病態と捉えられ,患者の生命をも脅かすハイリスクなものである。理学療法場面では,特に人工膝関節置換術後などの整形外科疾患治療後に多く関わる病態であり,2011年に発生した東日本大震災の被災地においては,避難生活におけるリスクのひとつとして対応が行われていた病態でもある。適切な検査,治療を行うことにより発症を予防することが出来ることも知られており,本稿では血栓形成の基本的概念であるVirchowの3徴候と,近年の知見を交えながら概要について述べることとする。
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