Journal of the Society of Inorganic Materials, Japan
Online ISSN : 2185-4378
ISSN-L : 1345-3769
8 巻, 291 号
選択された号の論文の11件中1~11を表示しています
  • 新 重光, 清水 愼一
    2001 年 8 巻 291 号 p. 97-103
    発行日: 2001/03/01
    公開日: 2011/08/16
    ジャーナル フリー
  • 前島 貴幸, 崎山 正人, 野間 弘昭, 光田 武
    2001 年 8 巻 291 号 p. 104-109
    発行日: 2001/03/01
    公開日: 2011/03/07
    ジャーナル フリー
    石灰-非晶質沈降製シリカ混合物をメカノケミカル処理した出発物質を用いて, 180℃の飽和水蒸気圧下でジャイロライトを合成した.Ca/Si比をそれぞれ0.67および0.50とした出発物質は, 室温で15分から8時間遊星回転ボールミルを用いて処理された.処理時間の延長にともない, Ca (OH) 2はシリカと反応し, 0.30nmを中心とするブロードなXRDピークをもつC-S-H様相が生成した・メカノケミカル処理された出発物質を用いた場合, 水熱反応はCa/Si=0.50のとき, メカノケミカル生成C-S-H→Assarsson's Z-phase→ジャイロライト, Ca/Si=0.67のときメカノケミカル生成C-S-H→ジャイロライトの順序で進行した.しかし出発物質をメカノケミカル処理しない場合, 水熱反応はCaO+シリカ→水熱生成C-S-H→ジャイロライトの順序で進行した.
  • 小嶋 芳行, 早苗 美里, 大塚 祐二, 安江 任
    2001 年 8 巻 291 号 p. 110-117
    発行日: 2001/03/01
    公開日: 2011/03/07
    ジャーナル フリー
    The fixation of carbon dioxide and calcification for calcium carbonate from waste concrete were investigated by incubating coccolithophorid algae (Gephyrocapsa oceanica) in seawater with Ca (HCO3) 2 solution which was dissolved excess calcium ion by streaming carbon dioxide through seawater with nutritive salts. This process was more effective to soft chemical reaction utilizing nature energy for resource recycling of waste concrete. Cell concentration of coccolithophorid algae and amount of fixed calcium carbonate as coccolith were determined by meaning optical microscope, scanning electron microscope and elementary analysis. The optimums for growing of Gephyrocapsa oceanica in seawater with nutritive salts were pH of 8.1-8.5, cell concentration of 40-60×104 cell·cm-3 and light/dark cycle of 12 h/12 h. The concentration of carbon dioxide passed through the seawater for dissolving waste concrete was effective at 5-20 vol%. Utilization of seawater with together nutritive salts and excess calcium ion was promoted growth of coccolith on surface of Gephyrocapsa oceanica and number of coccoloth pieces. This result was caused by dissolving excess amount of calcium ion in the seawater.
  • 岡田 文夫, 鈴木 喬
    2001 年 8 巻 291 号 p. 118-124
    発行日: 2001/03/01
    公開日: 2011/03/07
    ジャーナル フリー
    水酸アパタイト中のPO43-イオンを一部SiO44-イオンで置き換えたケイ酸含有アパタイトを, 消石灰懸濁液にリン酸-ケイ酸ナトリウム混合水溶液を添加する湿式法により合成することを試みた.反応温度や消石灰の純度, リン酸-ケイ酸ナトリウム混合水溶液中のSi/P比を変えて合成を行った結果, 合成試料は水酸アパタイトと同様の構造であり, Si/P比が大きくなると試料中のSi量も増加することがわかった.試料中のSi量は比表面積や一次粒子径, 結晶の単位格子の大きさに対し影響を与えることが明らかになった.単位格子はsi含有量が増えると大きくなり, これはPo43-イオンよりもSiO44-イオンが大きいことに起因すると考えられる.また, Siの導入により炭酸ガスを吸着しやすくなることがわかった.
  • 伊熊 泰郎, 岩本 千恵子, 島田 恵理子, 渡邊 恵美, 神田 輝一
    2001 年 8 巻 291 号 p. 125-131
    発行日: 2001/03/01
    公開日: 2011/03/07
    ジャーナル フリー
    人類は昔から材料を再利用してきたが, 最近ではものが豊富にありすぎて再利用しないで焼却している.そのため大気中のCO2が増加する傾向にある.本論文は, この傾向を逆転するための方法の一つとして, 廃品からSiCを作成する方法を報告する.Siとしては単結晶のシリコンからシリコンウェハーを作成するさいの削りかすを用い, C源としてはもみがら, 麦がら, 新聞紙コピー用紙, 雑誌, ミルク用パックを用い, 基準炭素として天然黒鉛を用いた.C源については還元雰囲気で焼成して炭素化物とし, それを酸素雰囲気で焼成して利用可能な炭素分を求めた.Siと炭素化物を混合して成形し, 炭素中に埋めて焼成 (反応) した.得られた生成物の評価をX線回折などで行った.炭素化で残るものが一番多いのはもみがらで, 少ないのはミルク用パックであった.もみがらには良く知られているようにSiが多く, 麦がらにはKが多く含まれていた.炭素化物とsiの反応生成物はSiCやSiO2であったが, 高温で焼成するとSiCだけとなり, 2000℃では天然黒鉛とSiCの場合とほぼ同量のSiCが得られた.
  • 三浦 啓一, 野崎 賢二, 磯村 弘隆, 橋本 和明, 戸田 善朝
    2001 年 8 巻 291 号 p. 132-138
    発行日: 2001/03/01
    公開日: 2011/03/07
    ジャーナル フリー
    重油燃焼灰からニッケル成分を回収することが本研究の目的である.ニッケルイオンの浸出および溶媒抽出法によるニッケルイオンの回収の最適条件について検討した.その結果, つぎのような知見を得た.
    硫酸塩の含有量が多い重油燃焼飛灰からニッケルイオンを浸出させるための浸出剤として, アンモニア水溶液がもっとも適している.
    ほとんどすべての種類のケロシンを希釈剤として用いることができることがバーサチック酸の利点である.
    pHを制御することにより, 浸出液からマグネシウムイオンを抽出することなく, ニッケルイオンを抽出することができる.
    pHを制御してもマグネシウムイオンが抽出される場合でも, 逆抽出工程の前にニッケルイオンを抽出した有機相を希硫酸で洗浄する工程を導入することにより, 逆抽出工程からマグネシウムイオンを含まない硫酸ニッケル溶液を回収できる.
  • ベッケンバッハ式石灰焼成炉の技術開発
    田本 幸義
    2001 年 8 巻 291 号 p. 139-143
    発行日: 2001/03/01
    公開日: 2011/03/07
    ジャーナル フリー
  • 宇智田 俊一郎, 茂浦口 剛
    2001 年 8 巻 291 号 p. 144-152
    発行日: 2001/03/01
    公開日: 2011/08/16
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  • 井奥 洪二
    2001 年 8 巻 291 号 p. 153-159
    発行日: 2001/03/01
    公開日: 2011/03/07
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  • 村山 義彦
    2001 年 8 巻 291 号 p. 160-165
    発行日: 2001/03/01
    公開日: 2011/03/07
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  • 越智 健二
    2001 年 8 巻 291 号 p. 166-173
    発行日: 2001/03/01
    公開日: 2011/03/07
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