マイコトキシン

Cytochalasin関連化合物の化学とその作用

名取信策

1978 年 1978 巻 7 号 p. 1-5
発行日: 1978/07/30
公開日: 2009/08/04

DOIhttps://doi.org/10.2520/myco1975.1978.1

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Cytochalasinsとよばれる菌類代謝動は, Tammら(1966), Aldridgeら(1967)によってphomin(cytochalasin B), dehydrophomin(cytochalasin A)が分離され,ついでAldridge, Turner(1969),Minatoら(1970)によってcytochalasin C, D, zygosporin A―G(1970)が分離されてから現在までに25種の化合物が報告されている.これらはその起原からphomin, zygosporin, chaeto-globosinなどと名付けられているが,後述する細胞に対する特異な作用から, cytochalasins[cytos(cell)+chalasis(relaxation)]と総称されている.

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トリコテセンの化学とその作用

上野芳夫

1978 年 1978 巻 7 号 p. 6-14
発行日: 1978/07/30
公開日: 2009/08/04

DOIhttps://doi.org/10.2520/myco1975.1978.6

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The mycotoxins reviewed in this section comprise a family of closely related sesquiterpenoids produced by various species of fungi such as Fusayium, Myrothecium, Trichoderma, Trichothecium, Stachybotrys, Cephalosporium and Verticimonosporium, and are classified as trichothecenes after the isolation of trichothecin, the first member of the group to be discovered. All of the naturally occurring mycotoxins contain an olefinic bond at C-9, 10 and an epoxy ring at C-12, 13, and therefore are designated as 12, 13-epoxy-trichothecenes. During the past 20 years, 41 kinds of trichothecene derivatives have been known to occur, and many chemically and biologically modified toxins have been reported. The authors classified them into 4 groups as shown in Fig. 1; type A (basic trichothecenes), type B (8-keto-trichothecenes), type C (bis-epoxides) and type D (macrocyclic trichothecenes). C-9, 10-dihydroderivatives such as dihydronivalenol were omitted from the figure.

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痙れん性力ビ毒の化学とその作用

山崎幹夫

1978 年 1978 巻 7 号 p. 15-18
発行日: 1978/07/30
公開日: 2009/08/04

DOIhttps://doi.org/10.2520/myco1975.1978.15

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生薬類から分離したAspergillusについて

金子力, 北垣官四郎, 小野京子, 望月洋美, 阿部和也, 松前昭廣

1978 年 1978 巻 7 号 p. 19-21
発行日: 1978/07/30
公開日: 2009/08/04

DOIhttps://doi.org/10.2520/myco1975.1978.19

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著者らは医薬品製造および品質管理の観点から,各種原料の中でとくに現在その性質上確実な滅菌方法のない生薬原料および生薬製剤について微生物汚染状況を薬発297号"内用液剤およびX線造影剤の菌数限度および試験法"に従って試験を行なっており,その中の126検体について報告する.

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4-(P-ニトロベンジル)ピリジンによる薄層上でのトリコテセン系マイコトキシンの検出・定量

加藤俊博, 滝谷昭司

1978 年 1978 巻 7 号 p. 22-23
発行日: 1978/07/30
公開日: 2009/08/04

DOIhttps://doi.org/10.2520/myco1975.1978.22

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トリコテセン系マイコトキシンがアルキル化剤や有機リン化合物の呈色試薬として用いられている4-(p-ニトロベンジル)ピリジン(NBP)とテトラエチレンペンタミン(TEPA)により青色を呈することを見い出し,この反応を検討して薄層クロマトグラフィーによるトリコテセン系マイコトキシンの検出・定量法を確立したので報告する.

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病原性真菌Microsporum cookei産生色素xanthomegninの酸化還元反応と細胞毒作用

河合清, 秋田武, 野沢義則

1978 年 1978 巻 7 号 p. 24-25
発行日: 1978/07/30
公開日: 2009/08/04

DOIhttps://doi.org/10.2520/myco1975.1978.24

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¹⁴C-トリコテセンおよび類似化合物のマウス体内分布について

中野尚子, 松井董明, 粟飯原景昭

1978 年 1978 巻 7 号 p. 26-27
発行日: 1978/07/30
公開日: 2010/02/04

DOIhttps://doi.org/10.2520/myco1975.1978.26

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Fusarium,Trichoderma,Trichothecium,Myrotheciumなど数属の不完全菌からトリコテセン系マイコトキシンが産生されている.それぞれのトキシンによって毒性発現量は異っているが作用は類似している.細胞毒性が強く,分裂の盛んな組織,骨髄,胸腺,腸管上皮細胞,精巣等に障害が著しい.動物に連続投与した場合,白血球,血小板の減少がおこることも報告されており動物に対する生理活性に関する報告は多いが,生体内動態については上野らの[³H]標識フザレノンーXに関する報告の他に殆んどない.今回,理研辰野博士らにより合成された13-[¹⁴C]-トリコテセンを用い,全身オートラジオグラフィー法を主体として,マウス体内での分布を経時的に調べた.

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Ochratoxin AおよびAflatoxin B₁のマウスに対する発癌性

蟹沢成好, 鈴木重紀

1978 年 1978 巻 7 号 p. 28-30
発行日: 1978/07/30
公開日: 2010/02/04

DOIhttps://doi.org/10.2520/myco1975.1978.28

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