日本内科学会雑誌
Online ISSN : 1883-2083
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101 巻, 3 号
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内科学会NEWS
第39回内科学の展望
日常臨床で遭遇する内科疾患の治療最前線
平成23年度日本内科学会生涯教育講演会
Aセッション
Bセッション
今月の症例
医学と医療の最前線
  • 朔 啓二郎, 張 波, 野田 慶太, 塚原 ひとみ
    2012 年 101 巻 3 号 p. 779-786
    発行日: 2012年
    公開日: 2013/04/11
    ジャーナル フリー
    厚生労働省は,平成22年11月に実施した「国民健康・栄養調査」の結果を平成24年1月31日に発表(http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000020qbb.html)したが,成人男性の平均喫煙率は32.2%で,昭和41年の83.7%と比較し大幅に減少した.これに対し,成人女性の平均喫煙率は8.4%,男女計の喫煙率は19.5%(2009年は23.4%)と,初めて20%を割り込んだ.喫煙率の低下にも関わらず,心筋梗塞,狭心症といわれたことがある者の割合は平成12年と比べて男女ともその割合は変わっていない.生活習慣の是正がもたらすものは健康改善,疾病予防のみならず経済効果は恐るべきものがある.喫煙と喫煙禁止法,冠動脈疾患や不整脈との関連,禁煙治療の日本での初の臨床研究(The VN-SEESAW Study),日本循環器学会での私達の活動(アドボカシー)を紹介したい.
  • 今村 圭文, 河野 茂
    2012 年 101 巻 3 号 p. 787-794
    発行日: 2012年
    公開日: 2013/04/11
    ジャーナル フリー
    日本人の死因の第3位である肺炎は,過去30年間以上にわたって死亡率が増加しており,近い将来死因の第3位となることが危惧されている.肺炎による死亡が増加している原因は,急速に進む高齢化と,高度に進歩した医療自体にあると考えられる.このような状況の中,従来の市中肺炎(CAP),院内肺炎(HAP)診療ガイドラインでは対応が難しい,介護や医療ケアに関連する肺炎が近年増加している.そこで日本呼吸器学会より,新しく医療・介護関連肺炎(NHCAP)ガイドラインが作成された.NHCAPには「難治性・再燃性で予後不良の肺炎」と,「耐性菌による肺炎」の2つの大きなタイプが存在する.重症度や耐性菌リスクの面では,CAPとHAPの中間に位置している.治療に関しては,「治療区分」が新しく設定され,肺炎の重症度だけでなく患者背景をよく考慮して,治療方針を決定する.NHCAPで多い誤嚥性肺炎の予防には,口腔ケアが有効である.また,インフルエンザワクチン,肺炎球菌ワクチン両者の接種が推奨される.
IgG4関連疾患包括診断基準2011
平成23年度 第27回認定内科医資格認定試験問題(抜粋)
地方会
内科学会からのお知らせ
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