日本内科学会雑誌
Online ISSN : 1883-2083
Print ISSN : 0021-5384
ISSN-L : 0021-5384
105 巻 , 10 号
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内科学会NEWS
目次
特集 トータルケアをめざすアレルギー診療
Editorial
トピックス
MCQ
シリーズ:診療ガイドライン at a glance
今月の症例
医学と医療の最前線
  • 後藤 義崇, 佐久間 肇
    2016 年 105 巻 10 号 p. 2041-2047
    発行日: 2016/10/10
    公開日: 2017/10/10
    ジャーナル フリー

    循環器領域におけるMRIやCTなどの非侵襲画像診断法は近年著しく進歩している.シネMRIは,左室だけでなく右室の壁運動や容積を,心エコーよりも高い再現性をもって評価できる.また,心筋の遅延造影MRIは心筋線維化などの組織性状の診断に優れており,複数のMRI撮影法を組み合わせることにより,各種心筋疾患の病態を総合的に診断することが可能となる.心臓MRIによる予後予測における有効性も多くの研究で示されており,心臓MRIは心不全患者や各種心筋症が疑われる患者において欠くことのできない検査法となっている.遅延造影MRIの弱点はびまん性の心筋線維化を検出できないことである.最近では,心筋線維化の程度を定量的に評価できるT1 mapping法が開発され,心筋疾患の有無と重症度を客観的に評価することが可能となっている.

  • 長野 宏一朗
    2016 年 105 巻 10 号 p. 2048-2054
    発行日: 2016/10/10
    公開日: 2017/10/10
    ジャーナル フリー

    ・2025年,日本は超高齢社会を迎え,医療から介護への転換,病院完結型から地域完結型への転換が図られる.「地域包括ケアシステム」,「地域医療構想(ビジョン)」では機能分化と同時に医療連携の推進が重要である.ソーシャルワーカーは重要な役割を担うことから,人材の確保と教育,研修システムの構築が必要である.・退院支援は超高齢社会において重要性が高まり,施設間移動時における退院医療の意図的な取り組みが望まれる.・病院内の支援業務である退院支援・紹介受診・外来逆紹介・外来療養支援は相互に関連し,病院運営に欠かせない重要な役割を有している.・医療情報の共有にICTは有益なツールとなる.医療と介護の情報共有には必要な情報に差があることから障壁となっており,その対策が必要である.・国際医療連携では,言葉の壁や医療費,感染対策への対応が重要である.

  • 青木 正志
    2016 年 105 巻 10 号 p. 2055-2062
    発行日: 2016/10/10
    公開日: 2017/10/10
    ジャーナル フリー

    筋萎縮性側索硬化症(amyotrophic lateral sclerosis:ALS)は選択的な運動ニューロン変性を来たし,神経疾患の中でも最も過酷な疾患とされる.現在,認可されている治療薬は2剤のみであり,いずれを用いてもその進行を止めることはできない.早期に病因の解明と有効な治療法の確立が求められている.ALS発症者の約5%は家族内で発症がみられ,家族性ALSと呼ばれるが,1993年にその一部の原因遺伝子がCu/Zn superoxide dismutase(SOD1)であることが報告された.その後,TAR DNA-binding protein(TDP-43)やfused in sarcoma/translated in liposarcoma(FUS),C9ORF72など多くの原因遺伝子が報告されたが,この遺伝子変異を導入したiPSあるいは動物による疾患モデルの病態解析および治療法の開発が進んでいる.東北大学では肝細胞増殖因子(hepatocyte growth factor:HGF)を用いた治療法の開発を行っている.

専門医部会
シリーズ:内科医と災害医療
シリーズ:一目瞭然!目で診る症例
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