日本内科学会雑誌
Online ISSN : 1883-2083
Print ISSN : 0021-5384
ISSN-L : 0021-5384
107 巻 , 4 号
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内科学会NEWS
目次
特集 内分泌性高血圧:実地診療におけるクリニカルパールとピットフォール
Editorial
トピックス
座談会
MCQ
シリーズ:地域医療を実践する内科医とは
シリーズ:診療ガイドライン at a glance
今月の症例
  • 吉藤 真梨子, 岡﨑 美香子, 栁沼 裕史, 安田 寛子, 渡邉 保子, 清田 篤志, 横山 俊彦, 野村 史郎, 尾﨑 信暁
    2018 年 107 巻 4 号 p. 746-752
    発行日: 2018/04/10
    公開日: 2019/04/10
    ジャーナル フリー

    76歳,男性.肺腺癌に対し,免疫チェックポイント阻害薬ニボルマブにて治療中.5コース(14日間1コース)投与後5日目(初回投与から63日目)に全身倦怠感,食欲不振,進行する低Na血症が出現し,また,ACTH(adrenocorticotropic hormone)・コルチゾールの低下を認め,副腎不全と診断した.各種負荷試験にてACTH系のみ低反応であり,抗PD-1(programmed cell death 1)抗体「ニボルマブ」投与によるACTH単独欠損症が疑われた.ヒドロコルチゾン内服にて自覚症状,低Na血症は改善した.先行する自覚症状,低Na血症は副腎不全の予測因子となることが示唆された.

  • 石井 尚, 井部 達也, 児玉 裕章, 濵元 陽一郎, 溝上 大輔, 島田 哲也, 竹迫 直樹, 仲村 秀俊, 成宮 学
    2018 年 107 巻 4 号 p. 753-761
    発行日: 2018/04/10
    公開日: 2019/04/10
    ジャーナル フリー

    44歳,女性.両側多発浸潤影及び両側涙腺・顎下腺腫脹・左腎腫瘍を指摘され,当院を紹介受診.血清IgG4は1,440 mg/dlと高値を認め,気管支鏡検査にて右声帯下唇及び両側気管支に白色隆起性病変,粘膜肥厚に伴い,喉頭部に狭窄を認めた.肺組織よりIgG4関連疾患(IgG4-related disease:IgG4-RD)の診断に至った.ステロイド投与にて左腎腫瘍以外の病変は著明に改善を認めた.IgG4関連疾患に伴う特徴的な気管支鏡所見を経験し,その後の腎病変経過を含め,文献的考察を加えて報告する.

医学と医療の最前線
  • 服部 信孝
    2018 年 107 巻 4 号 p. 762-770
    発行日: 2018/04/10
    公開日: 2019/04/10
    ジャーナル フリー

    Parkinson病(Parkinson's disease:PD)は進行性の神経難病であるが,唯一対症療法で症状の劇的な改善が期待される疾患でもある.一番効果が期待されるのは今もレボドパであり,次にドパミンアゴニストである.この2剤を中心に運動合併症状改善薬であるカテコール-O-メチルトランスフェラーゼ(catechol-O-methyltransferase:COMT)阻害薬,MAO-B(monoamine oxidase B)阻害薬,アデノシンA2A受容体拮抗薬,zonisamideが開発されている.さらに,進行期PDには機器装着治療が適応となり,脳深部刺激療法(deep brain stimulation:DBS)とlevodopa/Carbidopa intestinal gel(LCIG)の2つの選択肢がある.進行期PDの定義は難しいが,レボドパの服用回数5回以上,オフ時間が2時間以上,問題となるジスキネジアが1時間以上あれば考慮すべきである.さらに,近未来的治療方法としては,iPS細胞由来ドパミン神経細胞の移植療法や芳香族アミノ酸脱炭酸酵素(aromatic L-amino acid decarboxylase(AADC):AADC)を使った遺伝子治療が登場すると考えられる.さらに,疾患修飾療法として2型糖尿病治療薬でGLP(glucagon-like peptide)-1アナログのエキセナチドが候補として報告された.新規薬剤の登場も控えており,PD治療はますます発展していくものと確信している.

  • 本間 哲也, 桑原 直太, 相良 博典
    2018 年 107 巻 4 号 p. 771-778
    発行日: 2018/04/10
    公開日: 2019/04/10
    ジャーナル フリー

    近年,アレルギー疾患の増加と疾患機序の解明と共に,分子標的薬の登場により,治療戦略は新たなステージに突入している.特に気管支喘息は,2012年に発売されたomalizumab(ゾレア)に始まり,2016年にはmepolizumab(ヌーカラ)が上市され,難治性喘息患者はその恩恵を享受しているが,未だ分子標的治療には課題も多い.本稿では,主に気管支喘息を対象とした分子標的治療の現状と将来について,基礎的検討から臨床治験や臨床試験の結果も含めて概説する.

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