日本内科学会雑誌
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48 巻 , 6 号
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  • 小宮 悦造
    1959 年 48 巻 6 号 p. 783-792
    発行日: 1959/09/10
    公開日: 2011/02/22
    ジャーナル フリー
  • 櫛引 晴雄
    1959 年 48 巻 6 号 p. 793-799
    発行日: 1959/09/10
    公開日: 2011/02/22
    ジャーナル フリー
    第1報において述べたように, 肺結核患者の赤血球は結核免疫血清と凝集反応を起こす. この度は, このわれわれの凝集反応と肺結核の軽重あるいはその各症候との間における関連性, およびMiddlebrook-Dubos反応との間における関連性を追求した. われわれの凝集反応とMiddlebrook-Dubos反応とが, 同時に採血された赤血球と血清とについて行なわれた. 対象は肺結核患者140名である. 肺結核の軽重は, 赤沈, X線写真, 喀痰あるいは胃液中の結核菌および合併症を考慮して決められた. 得た結果は次のようであつた. 1) この凝集反応の力価は, 肺結核の重いものに高く, X線上の変化の高度のものに高く, 結核菌陽性のものに高く, 赤沈の促進しているものに高く, またB型の患者に高かつた. ツベルクリン反応の強さとの間には特別の関係は見出せなかつた. 2) われわれの凝集反応は, Middlebrook-Dubos反応と種々の臨床的関連において相一致しているが, ときには一致していない. われわれの反応においては, 種々の実験成績の相互間には, 相矛盾するところはなかつたが, M-D反応においては相互間にやや矛盾するところがあつた. 3) われわれの凝集反応は, M-D反応と同様にあるいはそれ以上に, 臨床的に役立つものと考える.
  • 松藤 宗次, 福田 正雄, 赤司 啓之助, 古賀 一志, 合原 徳行
    1959 年 48 巻 6 号 p. 800-805
    発行日: 1959/09/10
    公開日: 2011/02/22
    ジャーナル フリー
    肺結核に続発した肺カンジダ症に, トリコマイシンおよび重曹を経口的に投与し, その経過を臨床細菌学的に観察して, 次の結果を得た. トリコマイシンおよび重曹はCandida albicansに対して静菌的な作用を有し, ことに併用によつてその作用は増強する. 真菌集落数の消長に伴なう菌力, トリコマイシン発育阻止濃度の推移, 糖分解能および感作赤血球凝集反応の変化は, このような静菌的な作用を受けたCandida albicansの耐性化と, それが感受性への復帰に伴なう所見に関連すると推定される. 原疾患たる肺結核の病像にはたいした影響は認められず, その経過はおおむね不変である.
  • 宮部 潤子
    1959 年 48 巻 6 号 p. 806-821
    発行日: 1959/09/10
    公開日: 2011/02/22
    ジャーナル フリー
    結核菌のINH耐性値の低下の原因を検討し, あわせて毒力と臨床経過の関係を検討することを目的とした. 入院中の長期非菌肺結核患者10例につき, おのおのから最もINH耐性度の低い株と10γ/ml耐性株とを分離し, カタラーゼ活性とモルモットに対する毒力を検した. 一方, 1日喀出生菌数と薬剤耐性の推移を治療経過に従つて観察した. 10γ/ml耐性株の大部分は毒力が低下していたが, 1例は強毒であつた. 低耐性株の毒力は±から+++にわたり種々であつた. 毒力と臨床経過との間にははっきりした相関は認められなかつた. 共存する菌株間の毒力の差は, 誘導気管支の器質的条件とともに, INH耐性低下の重要な因子の一つと考えられる.
  • 香川 繁
    1959 年 48 巻 6 号 p. 822-836
    発行日: 1959/09/10
    公開日: 2011/02/22
    ジャーナル フリー
    著者は現代医学分野において, 依然未開拓のまゝ残されている癌疾患における生化学的方面の検討を試み, Warburgの云う腫瘍組織における嫌気的解糖の亢進に着目し, この代謝に関与する各酵素のうち乳酸脱水素酵素, 三炭糖リン酸イソメラーゼ, およびアルドラーゼの血清中活性値を測定しいささかの知見を得た. すなわち各酵素値はいずれも癌疾患において上昇し, 非癌疾患においては正常であることを, 主として肺疾患について認めた. また三炭糖リン酸イソメラーゼ, 乳酸脱水素酵素, アルドラーゼの順に上昇率が落ちることも観察した. さらにA系マウスにウレタンを用いて肺腫瘍を発生せしめ, その血清三炭糖リン酸イソメラーゼ値をも測定し, やはり同様の上昇を認めた.
  • 吉沢 国雄
    1959 年 48 巻 6 号 p. 837-848
    発行日: 1959/09/10
    公開日: 2011/02/22
    ジャーナル フリー
    Insulin追加分泌の適応刺激が過血糖であるとする説が一般に認められているが, 近時この説を凝わしいとする報告も見られる. 著者は該説の重要な実験的根拠の一つとみなされているFoàらの交叉循環試験を追試したが, 氏らが認めた結果を得ず, さらにInsulin持続注入実験を行ない著者の得た成績がむしろ妥当であると思われる結果を得た. すなわち正常犬の末梢血糖値を下降させるには少なくとも6.0mu/kg/min以上のInsulin量を持続的に注入するを要し, この値は交叉循環試験において糖負荷時に供血犬から受血犬に潅流すると思われる血中Insulin量の実に5倍に相当する. すなわち交叉循環試験によつても過血糖がInsulin追加分泌の適応刺激であることを証明するに足る成績は得られなかつた.
  • 吉沢 国雄
    1959 年 48 巻 6 号 p. 849-855
    発行日: 1959/09/10
    公開日: 2011/02/22
    ジャーナル フリー
    糖以外の栄養素負荷後にもInsulin分泌の亢進を招来するや否やを検討するため, 正常犬に脂肪および蛋白源Amino酸を負荷して, その膵静脈血中Insulin濃度を測定した結果, 明らかにInsulin分泌の亢進を認めた. この成績は生体における蛋白および脂肪代謝の亢進時にもInsulinの追加分泌を必要とすることを明らかにするとともに, 「Insulin追加分泌の適応刺激は生体における代謝の進行に伴なうInsulin需要の増大過程による」という想定に有力な実験的根拠を与え, さらに糖尿病の食餌療法にさいし, 特に食餌の全量制限が必要であるとする近代的傾向に対しても一つの実験的裏づけを与えたものと考える.
  • 宮里 良忠
    1959 年 48 巻 6 号 p. 856-869
    発行日: 1959/09/10
    公開日: 2011/02/22
    ジャーナル フリー
    健常成熟イヌ33頭を用い, 電磁流量計による腎血流量の連続的記録と, 電気血圧計による血圧測定を同時に行なつた. 大小内臓神経・迷走神経・大腿神経等の刺激による腎血流量の変化や, 腎神経の有無の出血シヨック・アノキシア・アドレナリン静注等による腎血流量変動におよぼす影響を研究した. 大腿神経刺激では, 腎血流量減少し, 迷走神経刺激では, 一定の傾向を認めず, 内臓神経刺激では, 刺激条件の変化により程度は種々であるが減少する. 強度のアノキシアでは, 神経切除イヌの腎血流量は初期に著明に増加後減少するが, 神経健常イヌでは初期増加はない. 出血ショックでは腎血流量は減少するが, 神経健常腎・切除腎の減少度の比較では, 差のある場合とない場合がある.
  • 池田 隆夫
    1959 年 48 巻 6 号 p. 870-886
    発行日: 1959/09/10
    公開日: 2011/02/22
    ジャーナル フリー
    腎の循環及び代謝に及ぼすepinephrine, nor-epinephrine, Lanatocide C, probenecid, phlorizin及び大量の萄葡糖, PAH, 水の投与による影響を観察するため, 25例の健常者, 高血圧患者, 腎・心疾患患者及び11頭の犬につき腎静脈カテーテル法を施行し, 次の結果を得た.
    epinephrine, nor-epinephrineは腎血管を収縮させるが, 糸球体濾過値は比較的一定に保たれる. 又腎酸素消費量の増加がみられた. Lanatocide Cでは腎血流量の増加がみられるが, 尿量増加は7例中2例にすぎず, これは糸球体濾過値の増加によるものと考えられる. 腎動静脈血酸素較差も不変で, 腎に対する作用は間接作用と考えられた. Probenecidでは腎PAH除去率の低下はあるが, 腎循環には影響がない. 腎酸素消費量は軽度増加の傾向がある. Phlorizinは糖尿とともに著明な利尿をみ尿細管水再吸収率の低下が著しい. 血糖値は低下するが, 腎動静脈血糖較差には一定の影響がない. 又腎循環及び代謝にも一定の結果がえられなかつた. 高張萄葡糖液大量静注時には滲透圧利尿, 腎血流量軽増, 腎PAH除去率の低下, 腎酸素消費量の減少が観察される. 又このとき腎糖新生乃至遊出が考えられた. PAH大量附加では滲透圧利尿と腎PAH除去率の低下がみられるのみで, 腎循環及び代謝には影響がみられない. 水利尿時には腎循環には影響がないが, 腎酸素消費量は滲透圧利尿時とことなり, 軽度増加の傾向があつた.
  • 指田 和明
    1959 年 48 巻 6 号 p. 887-896
    発行日: 1959/09/10
    公開日: 2011/02/22
    ジャーナル フリー
    悪性腫瘍に化学療法を行なう際, 制癌剤とcortisoneその他の薬物との併用の効果を主として核酸代謝の面から追求しようとして, 32P燐酸塩又はRC4-32P (p-phenylene diphosphoric acid tetraethyleneimide) を吉田肉腫移植ラットに投与し, これにHyaluronidase, Cortisone, Testosterone, Growth hormone等を併用して腹水細胞, 腫瘍, 肝臓の各燐分画をSchmidt-Th-annhauser法清水変法又は柴谷等の法によつて分離し, それぞれの燐量, 32P活性を測定し, これより単位燐量当りに摂取された32Pの1分間カウント数を以て32P摂取率として検討した. 他に家兎にRC4-32P単独又はTriamcinoloneと併用投与し, 同様の操作を行なつた. RC4-32P投与の場合, cortisone, testosterone, growth hormoneは腫瘍核酸分画への32P摂取を促進する傾向があり, 肝の核酸分画の32P摂取は上記薬剤の併用によつて減少の傾向を示し, 又ラット肝, 家兎肝, 骨髄のRNAの32P摂取は増加し, DNAの32P摂取は減少の傾向を示す, 等の結果を得た.
  • 1959 年 48 巻 6 号 p. 897-918
    発行日: 1959/09/10
    公開日: 2011/02/22
    ジャーナル フリー
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