日本内科学会雑誌
Online ISSN : 1883-2083
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53 巻, 8 号
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  • 前川 係二郎
    1964 年 53 巻 8 号 p. 911-929
    発行日: 1964/11/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
  • 三瀬 淳一
    1964 年 53 巻 8 号 p. 930-931
    発行日: 1964/11/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
  • 斎藤 十六
    1964 年 53 巻 8 号 p. 932-938
    発行日: 1964/11/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
  • 三瀬 淳一
    1964 年 53 巻 8 号 p. 939-945
    発行日: 1964/11/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
  • 前川 係二郎, 林 圀材
    1964 年 53 巻 8 号 p. 946-952
    発行日: 1964/11/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
  • 上田 英雄, 村尾 誠
    1964 年 53 巻 8 号 p. 953-955
    発行日: 1964/11/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
  • 友松 達弥
    1964 年 53 巻 8 号 p. 956-959
    発行日: 1964/11/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
  • 中村 隆, 香取 瞭
    1964 年 53 巻 8 号 p. 960-961
    発行日: 1964/11/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
  • 笹本 浩
    1964 年 53 巻 8 号 p. 962-963
    発行日: 1964/11/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
  • 三戸 粲, 末光 績
    1964 年 53 巻 8 号 p. 964-965
    発行日: 1964/11/10
    公開日: 2008/06/12
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  • 青山 進午, 佐竹 辰夫
    1964 年 53 巻 8 号 p. 966-967
    発行日: 1964/11/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
  • 伊藤 琢夫
    1964 年 53 巻 8 号 p. 972-988
    発行日: 1964/11/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    動脈壁に存在するthromboplastic activityの性状につき詳細な検討を行なうとともに,動脈硬化症のthrombotic theoryに立脚し,本活性と硬化性病変との関連につき,臨床的および実験的に検索した。大動脈壁を生食水とともにhomogenizeし,凍結・融解操作を行なつて得た抽出液中にはAstrupらの成績と異なり,組織thromboplastin活性は殆ど認められなかつたが,強力な血小板第3因子様活性が認められた.このthromboplastic activityは一定の条件下でthromboplastin生成試験により測定が可能であることを証明した.ヒトの剖検例において,硬化性病変を殆ど認めない大動脈には比較的弱い活性を認めたにすぎなかつたが,硬化性病変の進展に従って本活性の明らかな増強を認めた. Ianolin飼育家兎大動脈片の本活性は正常対照家兎に比して著しい高値示した. Ianolini飼育家兎においては粥状硬化病巣部の活性も,これを認めず,肉眼的にほゞ正常な部位の活性も同程度に高値を示したことより,本活性は動脈硬化の進展に関与するとの結論を得た.
  • 村田 正
    1964 年 53 巻 8 号 p. 989-999
    発行日: 1964/11/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    慢性腎性高血圧の高血圧維持機構に交感神経性体液性刺激による血管反応の増強が関与する程度をみるため,次の実験を行なつた。白鼠大動脈条片を用い,実験的腎性高血圧白鼠とその対照群について, noradrenalin1およびangiotensin大動脈平滑筋に及ぼす影響を比較した.慢性腎性高血圧に微量のangiotensinが昇圧機序に関与しているのではないかという可能性から,ごく微量のangio-tensinがnoradrellalinの平滑筋に対する収縮に影響を与えるか否かを検討した.この際, renin産生部位と考えられている労糸球体細胞類粒の増減を調べ,腎性体液性因子の動きを観察して次の結果を得た。実験的慢性高血圧白鼠の大動脈条片平滑筋のnoradrenalinに対する収縮反応は対照群に比し有意の増強を示し, angiotensin連日皮下注射群では,その大動脈条片のnoradrenalinに対する収縮反応は比較的高い値を示すものが多かつた。また腎旁糸球体細胞類粒指数は急性高血圧群の狭窄側の腎にて高く, angiotensin連日皮下注射群では一般に有意の増加を示した.以上の結果より実験的慢性腎性高血圧では,血管平滑筋の交感神経性体液性因子に対する収縮反応は増強している.従って,慢性高血圧においては, noradrenalinの関与とともにsub-pressor doseのangiotensinの持続的な増加がさらに関与する可能性が推定される結果を得た.
  • 健常および諸種心疾患における心筋遊離脂酸代謝および二,三ホルモンのそれに及ぼす影響
    菊池 長徳
    1964 年 53 巻 8 号 p. 1000-1010
    発行日: 1964/11/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    冠静脈カテーテル法によるヒト心筋糖質代謝にかんし,従来多くの研究が発表されて来た。一方脂質代謝にかんしては近年脂酸,とくに遊離脂酸(FFA)の代謝が注目されるようになつた.したがつて著者はまず健常者および諸種心疾患の安静時心筋FFA代謝につき検討を加えた.その結果健常心は動脈血濃度に応じてFFAを摂取することを確かめ,またFFA酸素摂取率は心筋呼吸商および糖質酸素摂取率と逆相関の傾向を認めた.糖尿病,冠硬化,心不全は健常者との間に有意の差を認めがたいが,冠硬化と不全では心筋FFA代謝上異なる態度を示した.また最近脂肪組織に対するホルモンの影響が注目されるようになつた.そこで著者はインスリン,アドレナリン,グルココルチコイドの心筋FFA代謝にかんする効果を検討したが,インスリンはFFA利用を抑制し,アドレナリン,グルココルチコイドは亢進させることを認めた.
  • 冠硬化症における心筋遊離脂酸構成にかんする研究
    菊池 長徳
    1964 年 53 巻 8 号 p. 1011-1015
    発行日: 1964/11/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    著者はさきに心筋遊離脂酸(FFA)代謝つき種々検討を加えたが,最近ガスクロマトグラフイーの発達により各脂酸構成の研究が可能になつた.すでに欧米諸家のヒトの心筋FFA構成にかんする報告は二,三あるが,冠硬化症は含まれず,かつ本邦における研究は未だない,著者は今回冠硬化症例にガスクロマトグラフィーを用い,心筋FFA構成を検討した.その結果,安静時冠硬化症はオレイン酸を主に摂取し,パルミチン酸,リノール酸,ステアリン酸がこれについだ.各脂酸の摂取率も各々異なりオレイン酸,リノール酸が高く,パルミチン酸が低い.なお欧米諸家の報告に比し動脈血および冠静脈血ともオレイン酸の百分比が低く,リノール酸のそれは高い短向がある.つぎに運動負荷により各脂酸摂取は有意な変化を示さなかつた.
  • 大越 新一
    1964 年 53 巻 8 号 p. 1016-1023
    発行日: 1964/11/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    成人リウマチ熱の病像は,小児のそれに比してニ,三特徴的な点が挙げられている.そこで,成人リウマチ熱患者について,その安静時血漿中遊離17-OHCS値とhydrocortisone静注後の血中半減期を検討した.未治療活動性リウマチ熱の安静時血漿17-OHCS値は発病1ヵ月以内の早期では軽度に上昇を示し, 1ヵ月以後のものでは正常下限または正常以下の値を示した. hydrocortisone血中半減期は活動性のもので延長し,未治療例ではA/Gとの間に相関関係がみられた.またその延長の程度は小児の場合よりもより著明であつた.ステロイド治療行なつた患者についても検討し,ステロイド中止直後では,疾病の再然または反跳現象により活動性の所見を認め,この時期では半減期は延長していたが, A/G比は正常であつた.治療により活動性の鎮静したと思われる時期では,半減期は短縮正常化した.本症の半減期延長と肝機能検査所見との間には認むべき関係はみられなかった.
  • とくに気管支壁の吸収機能を中心として
    深谷 汎
    1964 年 53 巻 8 号 p. 1024-1033
    発行日: 1964/11/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    気管支の病態生理究明の一環として,とくに臨床ならびに実験的気管支拡張症における気管支壁の溶液吸収機能を,気管支内注入のradioisotope(32PおよびRI標識薬物)の血中放射能曲線の解析法で究明した.さらにこれらと,他の各種呼吸器疾患(気管支喘息,肺結核症,肺化膿症,肺癌その他)とも比較し,また気管支の諸性状(気管支造影,気管支鏡,合成樹脂イ型標本,病理組織像)との関係を追求した,その結果,健常気管支の溶液吸収機能は強力であるが,臨床例および実験例を通じて病態時にはいずれも低下がみられ,ことに気管支拡張症では各種病変中最も低下し,これらは病変の強度,その他とくに拡張形態による相当の差異(嚢状は棒状より低下)が確認された. 14C-benzylpe-nicillinでもほゞ同傾向を示し,これからまた,各疾病間における気管内薬物注入療法の効果ないしその差異をある程度推察しえた.
  • 名尾 良憲, 村上 義次, 牧 泰, 小幡 裕, 小林 晃, 片野 てい子, 高松 道雄
    1964 年 53 巻 8 号 p. 1034-1045
    発行日: 1964/11/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    63才の主婦.61才より高血圧があり,昭和35年頃よりときどき頭痛,眩暈最を訴えたが,昭和36年より頭部全体に頭痛が激しくなつた.昭和37年2月血尿のため当院泌尿器科外来を受診し, 6月4日血尿の治療の目的でアドレノクロマゾン・PVP静注直後,左半身の麻痺がおこり,内科に入院した。側頭部には著変なく,また臨床検査成績では輕度の貧血,赤沈値の促進, γ-グロブリンの増加を認めた,入院後3日目に死亡.剖検所見では,頭側幹動脈,左腎動脈起始部をはじめ,両腎,膀胱,脾内の小動脈に巨細胞性肉芽種を形成し,諸処のリンパ節,肺に結核病巣の合併をみた.また肝,腎に血管と関係のない肉芽腫がみられ,全身に高度の動脈硬化症および一部に結節性動脈周囲炎様の変化認めた.すなわち病理組織学的には巨細胞性動脈炎に一致し,本邦のいわゆる“脈なし病”に類似点を認め,その発生病理につき2, 3の考察を試みた.なお直接死因である腦出血部にはかゝる変化を認めない.
  • 上田 英雄, 多川 斉, 斎藤 昌三, 中原 健次郎, 庵 政志
    1964 年 53 巻 8 号 p. 1046-1050
    発行日: 1964/11/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    椎間板へルニア手術による外傷性動静脈瘻については25例の報告があり,この多くは心不全症状を呈している.本例はヘルニア手術後約7ヵ月て心不全に至り,腹部の連続性機械様雑音により動静脈瘻が疑われた症例である.心肥大,肺うっ血,肝腫大,静脈圧上昇あり.血圧は第V点0.RPF, GFRの中等度低下をみる.心カテーテル検査,大動脈造影,静脈造影を行ない,腹部動静脈瘻による高心拍出量性心不全と診断.手術により右総腸骨動静脈瘻を確認,修腹し,心不全症状は消失した.動静脈瘻の存在がNa貯溜,心不全を来たし易い理由について検討した.大きな動静脈瘻がある時には,心拍出量の不足を補うために末梢血管の収縮が起こり,そのためにRPFが減少するが,本例のRPF低下は必ずしも心不全の原因とは解釈出来ないことを述べた.
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