日本内科学会雑誌
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54 巻 , 4 号
選択された号の論文の7件中1~7を表示しています
  • 大島 良雄
    1965 年 54 巻 4 号 p. 291-310
    発行日: 1965/07/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
  • 村中 正治, 竹田 浩洋, 菊谷 豊彦, 奥村 浩, 西沢 一郎, 鈴木 修二, 伊藤 幸治, 荒木 英斉
    1965 年 54 巻 4 号 p. 311-319
    発行日: 1965/07/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    一般人と同様に抗原に接していながら何故いわゆるアトピー性疾患患者がアレルギー症状を呈するようになるかは未だ充分には解明されていない問題である.そこでレばしば皮膚テストが陽転すろACTHを用いてACTH-Zn筋注による皮膚感作抗体の産生能を喘息, リウマチ等52症例について検討し,同時にACTH過敏症予防のための皮内テストの意義を検討した. 8回以内のACTH-Zn筋注で0.2u/ml ACTH生食溶液による皮内テストは52例中42例が陽転したが, ACTHに対する皮膚感作抗体産生能はアトピー性喘息群が最も高く,慢性関節リウマチ群は対照群に比してむしろ低い結果がえられた.臨床的にACTH過敏症予防のための皮内テストに用いるACTH溶液の濃度は10-3u/ml前後が適しているように思われた.
  • 山田 外春, 井土 熊野, 松本 常男
    1965 年 54 巻 4 号 p. 320-327
    発行日: 1965/07/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    Banti症候群の出血傾向としては,消化管出血がその症例の約半数にみられ,食道静脈瘤の損傷による吐血が最も重要視されているが,今回は主として本疾患における凝血因子の変動にかんし,凝血機序の各根にわたつて検索した.またBanti症候群においては軽重様々な肝障害をきたし,肝硬変を伴なうこともあり,末期にはほとんどすべて広範な肝硬変をきたすと考えられているので,肝硬変の凝血学的検索もあわせ行ない,両者の成績を比較検討した.その結果, Banti症候群における凝血因子の障害は,肝硬変における凝血因子の障害に類似しており,かつ肝機能検査成績の不良のものに凝血因子障害の程度が著しいとの成績を得た.さらにBanti症候群の凝血因子の障害が摘脾によつて著しく改善され,その改善が肝機能検査成績の改善に先立つてみられることを観察した.
  • 川西 正広
    1965 年 54 巻 4 号 p. 328-335
    発行日: 1965/07/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    多核巨細胞は,組織培養で古くから観察されているが,その成因にかんしては,今なお不明である.そこで著者は正常人および各種白血病患者の末梢白血球,ホジキン病および結核性リンパ節炎のリンパ節,癌および肝硬変症患者の腹水などを培養し,そのおのおのについて多核巨細胞の形成過程を観察した.その結果,多核巨細胞は細胞の融合によつて形成されるとの印象を受けた.
  • 鴫谷 亮一, 前川 正, 土屋 幸彦, 白倉 卓夫, 神山 照秋, 永島 勇, 笠原 浩一郎, 菅井 芳郎, 森 和夫
    1965 年 54 巻 4 号 p. 336-341
    発行日: 1965/07/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    白血病は全身疾患であり,消化管に病変を伴なうことは稀でないにもかかわらず,白血病経過中に11eusを併発した症例の報告は極めて少ない.若者らは,最近かかる2症例を経験した.第1例は23才の男で急性白血病増悪期に腹痛,〓吐等のIleus症状を呈し急速に死亡した.剖検により盲腸に形成された小児手拳大の白血病細胞による腫瘤の潰瘍が穿我して限局性腹膜炎を惹起し,腸係蹄の癒着および腸管麻痺によりIleusが招来されたと判定し得た.第2例は, 48才の女で慢性白血病発病陵4年を経過した症例で,全身衰弱が明らかとなつた時期に,下肢知覚・運動障害,尿閉等の神経症状の発現とともに麻痺性Ileusが出現した. 手術により一時小康状態に入つたが15日目に下血を惹起して死亡した。本例では,腸管の閉塞,癒着等は認められず,回腸と大腸の全般にわたり白血病性小潰瘍と腸壁内神経叢細胞の変性,脳脊髄の神経細胞の変性,末梢神経束の変性等が認められた.
  • 星野 恒夫
    1965 年 54 巻 4 号 p. 342-348
    発行日: 1965/07/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    ワポイドネフローゼおよびネフローゼ加味腎炎に対してステロイドホルモン(ス薬)の長期使用が行なわれているが,それに伴なつて起こる副腎皮質機能不全について検討した.ス薬を長期間使用した11例,使用中の9例,計20例についてACTH-Z 40単位3日間筋注法により副腎皮質機能を検査した.結果: 1)5ないし67カ月間, prednisoloneにして1904~15018mgを使用した11例では,多くは中止後数ヵ月ないし約1年で皮質機能が回復したが,なかには2年以上にわたり機能低下の続いた例もあり,著しい個人差がみられた. 2)7ないし65カ月間, 2710~16310mgを使用中の9例では, 5mg(1日量)使用中の8例に機能低下がみられ, 2.0~2.5mg使用中の6例中3例が正常化した.したがつて,長期間使用しても下垂体副腎系を抑制しない1日量は, prednisoloneにして2.5mg以下と考えられる. 3)ス薬の使用総量および使用期間と,中止綾皮質機能の回復に要した期間との間には密接な関係はみられなかつた.
  • 東 弘, 村上 政夫, 森 純一
    1965 年 54 巻 4 号 p. 349-352
    発行日: 1965/07/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    精神症状を伴ない,発作性にいちじるしい飢餓感と嗜眠を呈するものはKleine-Levin症候群といわれているが, 32才,男の本症を経験した.患者は来院の3ヵ月前より週1~3回の割合で空腹発作とそれに引き続き嗜眠に襲われた.睡眠は5~6時間続き,覚醒後は精神状態は抑うつの傾向を示した.この抑うつの時期に1度てんかん大発作があった.身体的,神経学的検査では微熱と白血球増加の他には特別の変化は認められなかつた.脳波ではα波の他に徐波成分の混入があり, dysrhythmicであつた.治療としては, diphenylhydantoinとphenobarbitalの併用により本症候群の3徴候はよく消失した.
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