日本内科学会雑誌
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58 巻 , 11 号
選択された号の論文の7件中1~7を表示しています
  • 山形 敞一
    1969 年 58 巻 11 号 p. 1156-1169
    発行日: 1969/11/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
  • 高宮 隆俊
    1969 年 58 巻 11 号 p. 1170-1178
    発行日: 1969/11/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    脂肪食後に血液凝固亢進状態が起こることはすでに知られている.著者は,その際の血小板粘着能の病態生理的意義を明らかにするために,冠動脈硬化症患者に生クリーム200gを摂取させ,その食後脂血症における血小板粘着率を測定し,対照群は食後1時間に最高値を示し以後減少する型(A型)と,食後2時間に最高値を示し以後減少する型(B型),疾患群はA型に類似するが, 4時間に再び増加する型(I型), B型に似るが4時間には高い値を示す型(II型), 4時間に最高値を示す型(III型)に分類した.同時に測定したODから,疾患群, I, II, III型の順に食後脂血処理能の低下が明らかとなつた.さらにカルシウム再加凝固時間は短縮し,フィブリノーゲン量は高く,線溶能低下も認めた,食後脂血症の血液凝固亢進状態と相働いて,血小板の生理的機能である粘着能が,血栓形成の準備状態をつくり出すと推測した.
  • 永野 深
    1969 年 58 巻 11 号 p. 1179-1190
    発行日: 1969/11/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    慢性閉塞性肺気腫症例を主とする心肺疾患々者において,CO2分圧に対する呼吸中枢の被刺激性および感受性に及ぼすaminophylline 250mg動注後の効果を検討した.ほぼ全例において被刺激性の上昇が認められた.多くの症例において感受性も亢進した,同時に肺循環動態の変化を観察したが, aminophylline動注により肺循環の改善が認められ,一方肺血管からの反射性換気刺激はむしろ減少すると考えられた. aminophyllineは肺動脈圧,肺動脈楔入圧,肺血管抵抗を減少させ呼吸中枢刺激により血液ガス所見をも改善さすので,肺胞低換気を呈する閉塞性肺疾患患者,とくに肺高血圧を合併したものに,その臨床的効用が期待できる.
  • 衣笠 恵士, 高久 史麿, 佐々 茂, 千葉 省三, 溝口 秀昭, 中尾 喜久
    1969 年 58 巻 11 号 p. 1191-1196
    発行日: 1969/11/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    慢性骨髄性白血病の治療はbusulfanの使用により著しく容易となり,臨床的にも血液学的にも良くコントロールされ得るようになつたが,患者の生存期間の延長を認める報文はほとんどみられない.われわれはbusulfanの投与量を減じ,従来維持療法量とされていた2mg/日を末梢白血球数の多募とは関係なしに,初回治療時より投与し,従来の4~6mg/日投与群に比べて延命効果を認めたので報告した.すなわち2mg投与群13例についての50%生存期間,5年生存率はおのおの診断時より55カ月,46%で,6mg投与群14例についてのおのおの30カ月,13%に比し有意に秀れている.以上の延命効果につき,busulfan投与量と急性転化の機構との関連において考察を加えた.
  • 田中 敏行, 石川 正, 堂福 隆一, 金沢 一郎, 衣笠 恵士
    1969 年 58 巻 11 号 p. 1197-1201
    発行日: 1969/11/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    患者は33才の男性で,9年来の治療に抵抗する糖尿病の治療のために入院した.入院後80単位のインスリン投与によつても,良いコントロールは得られなかつた.高血圧,発汗,高血糖より褐色細胞腫を疑い,薬理学的,生物学的検査およびX線像検査により腫瘍を確認し,手術により左腎門部より95gのパラガングリオーマを摘出した.摘出術後,高血糖と糖尿は著しく軽快し,耐糖能も改善された.褐色細胞腫により高血圧以外に種々の代謝障害が惹起されることはよく知られているが,重症の糖尿病を主症状とした例は比較的まれである.術後なお耐糖能の軽度低下を認めたことは,本例に家族歴で糖尿病の素因があるため,一次性糖尿病によるとも考えられるが,褐色細胞腫摘出術後も,ある期間耐糖能低下が見られる症例が報じられており,一次性糖尿病か,術後の耐糖能低下であるか,さらに経過観察を続けて行くことが必要と思われる.
  • 辻 孝夫, 太田 康幸, 小林 敏成, 檀上 博, 岡 莞爾, 水野 保夫, 佐藤 公身, 井沢 徹一, 三亀 宏, 小坂 淳夫, 今井 正 ...
    1969 年 58 巻 11 号 p. 1202-1209
    発行日: 1969/11/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    近年,免疫化学の著しい発達にともなつて抗体を含めた免疫グロブリンの基本構造やsubclassが明らかになりつつある.このような過程で1964年にFranklin, Osserman,高月らによつて報告されたγGのFc fragmentに似たM-componentをmono-clonalにみとめるheavy-chain病は,別のBJ型骨髄腫とともに蛋白合成解明の研究資料として,また種々の免疫学的活性部分がγGではFc fragmentにあること,さらにはこの疾患の臨床像および病理組織像が多彩であり,病因論的にも感染から腫瘍にいたる途上の疾患であるだろう等ときわめて興味をもたれながら,まれな疾患と考えられていた.現在,すでに著者らの報告した本邦第1例目の症例と時を同じくして,第7例目,第8例目が追加され合計9例の症例がある.今回は,この先きに報告した症例(37才,女性,農業)をさらに詳細に,その臨床所見および免疫化学所見の面から報告し,第9例目の症例として記載した.なおこの第9例目の症例は現在生存している.
  • 1969 年 58 巻 11 号 p. 1274
    発行日: 1969年
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
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