日本内科学会雑誌
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58 巻 , 8 号
選択された号の論文の7件中1~7を表示しています
  • 高橋 信次
    1969 年 58 巻 8 号 p. 687-692
    発行日: 1969/08/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
  • 笹本 浩
    1969 年 58 巻 8 号 p. 693-710
    発行日: 1969/08/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
  • 高橋 正人
    1969 年 58 巻 8 号 p. 711-718
    発行日: 1969/08/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    急性低酸素負荷に対する冠血管系の代償機能を検討する目的で, 9頭の麻酔開胸犬を用い,調節呼吸下に10%O2, 5%O2を負荷し,電磁流量計により左冠状動脈回旋枝,大動脈の拍動血流速度を記録,同時に大動脈圧,左房平均圧(〓LA),動脈血O2分圧(PaO2),冠状静脈洞血酸素分圧(PcsO2)およびpH(pH-cs)を測定した.PaO2が40~50mmHg以下に減少するまではPcsO2は約20mmHg前後に保たれるが,それ以下に減少するとPcsO2の著明な減少がみられた. 4例においてPcsO2が10mmHg以下, PaO220mmHg以下になると, 〓LAの上昇がみられ, 3例においてはこの時点で冠血管抵抗(CVR)は最低値を示した. PaO240~20mmHg, PcsO220~10mmHgの範囲では, CVRおよび冠状動脈血流量はPaO2, PcsO2の数mmHgの変動に対して鋭敏に反応しない.急性低酸素負荷に対する冠血管系の代償反応は早期から十分に行なわれていない.
  • 中沢 浩亮
    1969 年 58 巻 8 号 p. 719-730
    発行日: 1969/08/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    気管支喘息患者が亜硫酸ガス(SO2)に対して敏感に反応するであろうことは今までに推測されていたが,これを確かめた研究は少ない.またSO2の気道に対する作用機序は, Nadelらが健康人や麻酔下のネコについて研究しているが,喘息患者についてはまだ報告がない.著者は30人の気管支喘息患者および11人の健康人にSO2を吸入させ,各種肺機能,とくに気道抵抗を中心にしてその変化を調べ,さらにその中9人の喘息患者に対して硫酸アトロピンによるブロックテストを施行し, SO2の気管支喘息患者の気道に対する作用のしかたを解明せんとした.喘息患者は健康人にくらべ,より低濃度のSO2で,より早い時間内に,その肺機能に変化を示し,高い感受性があることを示した.またブロックテストでは,硫酸アトロピンによりブロックされない例も多く,喘息においては健康人の気道に対する反応とは異なつた機序による反応性,気道障害の可能性があることが示唆された.
  • 馬 淵宏
    1969 年 58 巻 8 号 p. 731-743
    発行日: 1969/08/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    糖尿病患者の尿に特異な臭気成分の存在が指摘されている.今回独自の方法で捕集した尿揮発成分をガスクロマトグラフィーにより分析し,アセトアルデヒド,アセトン,メタノール,エタノール等14の成分を認めた.血清揮発成分も同様な方法で分析し,尿揮発成分とほぼ等しい成分を認めた.一方捕集した尿および血清揮発成分の生物学的活性を家兎およびラットを用いて検討し,著明な血管透過性亢進作用と血管損傷作用を認めたが,血糖には影響をおよぼさなかつた.さらに,この血管透過性亢進作用はestrogenで抑制された.蔗糖負荷により血管損傷を起こした家兎群では対照群に比較して尿揮発成分が高値を示した.臨床的には糖尿病および老年者では,若年健康者に比較して尿および血清揮発成分とも高濃度であつたことから,これらの揮発成分が糖尿病や老年者にみられる血管損傷の成り立ちに何らかの関係を有すると考えられた.血清揮発成分は運動負荷によリアセトンの減少とエタノールの増加を認め,ブドウ糖負荷によりアセトン,エタノールが減少し,メタノールが増加した.これら微量の生体揮発成分の捕集方法と分析方法について若干考察を加え,さらに病態生化学的意義について述べた.
  • 安斎 哲郎, 石沢 光郎, 中西 浩三, 能勢 隆, 松本 博之
    1969 年 58 巻 8 号 p. 744-748
    発行日: 1969/08/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    周期性四肢麻痺は周知のごとく低カリウム血症に伴うものが大多数を占めるが, 1956年Gamstorp1)は臨床的に周期性四肢麻痺症状を呈し,特徴的な高カリウム血症を伴う2家系の症例について,詳細な調査を行なつてこれを従来の周期性四肢麻痺とは別の独立疾患として, adynamia episodica hereditariaと命名した.その後現在まで欧米では数家系が報告されている.本邦では甲状線機能亢進症に伴う高カリウム血症性周期性四肢麻痺の報告2)3)はあるが,本態性のadynamia episodica hereditariaの確実な症例は見当らない.われわれは最近高カリウム血症性周期性四肢麻痺の1例を経験し,家族性遺伝性は証明し得なかつたが,諸検査の結果から一応本態性と考えられたので報告する.
  • 北村 次男, 中川 史子, 堀内 成人, 谷口 春生, 乾 久朗
    1969 年 58 巻 8 号 p. 749-751
    発行日: 1969/08/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    肝性昏睡と鑑別すべき疾患として,意識障害を来たすいろいろな疾患があげられている.肝性昏睡と同時に,たとえば,脳出血発作などが起こり得る可能性もある.本症例は,このような可能性を示す臨床症状を見たが,その経過で,昏睡からの回復につづいて,脳卒中後の片麻痺としては異常に早く片麻痺が回復した.再度の同様な発作後に死亡した.剖検により,新しい脳出血巣を認め得なかつた.すなわち,本例は肝性昏睡に脳出血が合併したのではなく,肝性昏睡時に,すでに存在した陳旧性脳軟化巣の代謝および循環障害の増悪により,片麻痺が増悪したと考えられる症例である.
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