日本内科学会雑誌
Online ISSN : 1883-2083
Print ISSN : 0021-5384
ISSN-L : 0021-5384
61 巻 , 10 号
選択された号の論文の5件中1~5を表示しています
  • 吉川 政己
    1972 年 61 巻 10 号 p. 1269-1285
    発行日: 1972/10/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
  • 石川 英男
    1972 年 61 巻 10 号 p. 1286-1295
    発行日: 1972/10/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    白血病・再生不良性貧血・鉄欠乏性貧血・溶血性貧血および悪性貧血などを対象に,各貧血例の臨床検査と安静時心電図および運動負荷心電図を検討した.その結果貧血が高度になつても安静時心電図には著変を認めず,また運動負荷心電図所見においてはHb濃度8.0g/dl以下の例でSTV5~V6の降下と軽度右房負荷がみられた.これら症例中の剖検心重量,左室壁の厚さは白血病・再生不良性貧血ともに増加し,特に再生不良性貧血例でその傾向は大きい.心病変は白血病においては白血病細胞浸潤および出血がその主な変化であり,再生不良性貧血では線維化,消耗性色素出現など退行変性病変が多く,出血はきわめて少ない.異常所見心電図の心病変を検討した結果,心筋退行変性所見の強い例には異常心電図所見が多い.再生不良性貧血の多量輸血症例で種々の不整脈発現頻度が多い.
  • 平田 幸正, 西村 ひろみ, 富長 将人, 石津 汪, 有道 徳, 小串 俊雄, 大内 伸夫, 本村 正治, 仲村 吉弘
    1972 年 61 巻 10 号 p. 1296-1304
    発行日: 1972/10/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    従来,インスリン未使用例の血中にインスリン結合抗体を証明したという報告はなかつた.しかし,最近3年間にインスリン自己免疫の存在を思わせる3症例を経験することができた.これら症例には次のような共通点が認められた.(1)臨床症状は自発性低血糖であり,いずれも低血糖発作が受診の動機となつた.(2)職業,病歴などからインスリン注射の機会はなかつたと考えられる.(3)血清中にインスリン結合抗体が存在し,またその血清から正常者の約100倍の高濃度のインスリンが抽出された.このインスリンは免疫学的にヒトインスリンに一致した.(4)ブドウ糖負荷試験において糖尿病型の血糖反応が示された.(5)3例中2例において膵切除が行なわれたが,膵Langerhans島の過形成が著明であり,インスリノーマは存在しなかつた.以上から,インスリンの自己免疫に関係する一つの症候群が存在するものと考えたい.
  • 陳 建新, 小田 克彦, 岩崎 忠昭, 依藤 進, 友松 達弥, 指方 輝正, 丸野 貞彦, 嶋田 安秀
    1972 年 61 巻 10 号 p. 1305-1313
    発行日: 1972/10/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    Rendu-Osler-Weber病は欧米においては数多く報告されているが,本邦では比較的稀な疾患である.本症に肝内動静脈瘻を伴うものは非常に珍しい.また肝内動静脈瘻も稀な疾患である.本症例は吐血および鼻出血を主訴とした52才の主婦で,末梢血管拡張,その部よりの出血および遺伝性を認め,同時に血管造影にて肝内動静脈瘻を認めた.肝内動静脈瘻を伴うRendu-Osler-Weber病は3例報告されており, 1例にportosystemic encephalopathyを認める.本症例においても説明のつかない脳症状をおこし死亡したが,単にportosystemic encephalopathyとするには疑問の余地があり,血圧低下に起因する脳のanoxiaも一因と考える.
  • 小野 一男, 加藤 達夫, 沢田 英一
    1972 年 61 巻 10 号 p. 1314-1319
    発行日: 1972/10/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    最近内分泌機能検査法が進歩し,とくにホルモン測定がradioimmunoassayの導入によつて直接的な測定法が確立されたため単一下垂体前葉ホルモン欠損症がにわかに脚光を浴びるに至つた. ACTH単独欠損症は1954年Steinbergらによつて初めて報告されたが,未だその報告数はきわめて少ない.従来の血漿ACTH測定法はその測定感度が良好でなかつたため, ACTH単独欠損症が果して独立したclinical entityとなりうるか否かに問題点があつたが,下垂体前葉ホルモンの直接的な測定法が確立された現在,新しい疾患群としてその病因と成立機序,障害部位などが解明されていくものと期待される.われわれの症例は23才の女性で,諸検査の結果ACTH単独欠損症と診断し,合成ACTH療法により著しく改善をみている.
feedback
Top