日本内科学会雑誌
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61 巻, 9 号
選択された号の論文の15件中1~15を表示しています
  • 祖父江 逸郎
    1972 年 61 巻 9 号 p. 1125
    発行日: 1972/09/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
  • 1-(1) Parkinsonismの代謝異常
    塚田 泰夫, 山田 克浩, 椿 忠雄
    1972 年 61 巻 9 号 p. 1126-1130
    発行日: 1972/09/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
  • 1-(2) Parkinson症候群におけるL-DOPAを中心とした脳内,尿中カテコールアミン代謝
    葛谷 文男, 脇田 保, 川原 弘久
    1972 年 61 巻 9 号 p. 1131-1135
    発行日: 1972/09/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
  • DOPA代謝を中心とした考察
    宇尾野 公義, 瀬川 昌也, 青山 正征
    1972 年 61 巻 9 号 p. 1136-1138
    発行日: 1972/09/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
  • 2-(1) 末梢神経障害における形態と機能の関連
    向山 昌邦, 松岡 幸彦
    1972 年 61 巻 9 号 p. 1139-1144
    発行日: 1972/09/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
  • 2-(2) 生検腓腹神経の定量的研究 実験的neuropathyとの対比
    東儀 英夫
    1972 年 61 巻 9 号 p. 1145-1150
    発行日: 1972/09/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
  • 発言 尿毒症における末梢神経障害
    宮原 正
    1972 年 61 巻 9 号 p. 1151-1153
    発行日: 1972/09/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
  • 3-(1) 筋疾患の発生機序と筋代謝
    木下 真男, 里吉 営二郎
    1972 年 61 巻 9 号 p. 1154-1158
    発行日: 1972/09/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
  • 3-(2) ミオパチーと筋内酵素の動向
    植田 啓嗣, 西川 光夫
    1972 年 61 巻 9 号 p. 1159-1164
    発行日: 1972/09/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
  • 発言 進行性筋ジストロフィー症を中心として
    杉田 秀夫
    1972 年 61 巻 9 号 p. 1165-1167
    発行日: 1972/09/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
  • 北畠 顕
    1972 年 61 巻 9 号 p. 1172-1178
    発行日: 1972/09/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    Radiocardiogramは心臓・血管系血行動態のパラメータ推定に有用であり,その解析には心拍出量算出のために再循環の影響を除く指数凾数外挿法や,心拍出量のみならず心容積などのパラメータをも求めようとするアナログ計算機による模擬法などが応用されてきた.一方,これらの方法では心拍動などの非線形要素についての解析が困難である.先に当教室では非線形要素を含む生体現象の解析に適した汎用ディジタル・シミュレータを開発し報告してきたが,本論文では心拍動現象,弁開閉動作など非線形要素を加味した循環動態モデルを作成し,末梢静脈より注入されたradioisotopeの輸送過程をディジタル計算機により模擬し,モデルの動作特性を解析した.その結果, 1) 心拍動現象はRCGに鋸歯状パターンを与える, 2) 駆出率の低下はRCG曲線の下行脚勾配の減少とともに上行脚の勾配をも減少させる, 3) 肺循環時間の遅延は左室でのRI出現・消失時間の遅延とピーク値の減少をもたらすことがわかつた.また,鋸歯状パターンの更に詳細な解析から心拍動に関するパラメータ抽出の可能性が示唆された.
  • 対馬 信子, 三宅 直樹, 尾山 洋太郎, 岩本 光存欣, 佐藤 竜雄, 宮川 明
    1972 年 61 巻 9 号 p. 1179-1186
    発行日: 1972/09/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    症例は34才,男子公務員で既往に肺結核,条虫2匹の吐出がある.昭和45年6月17日,呼吸困難,指爪床点状出血のため当科初診.心肥大,血沈亢進,白血球数12,100,好酸球65%で通院精査中事情により他院に入院.同院入院中も白血球数11,800~17,400で全身倦怠感,嗄声,夜間咳嗽,喀痰増加し同年9月16日当科再受診.その間に肺うつ血,肝脾腫,頚静脈怒張,心尖部に全収縮期~拡張期雑音の出現あり,心尖拍動図でsecond systolic wave記録さる.入院後ジギタリス,各種利尿薬使用するも症状増悪,デキサメサゾンにも反応せず心不全症状悪化し,46年1月8日死亡.剖検では心重量780g,右心耳,右心房と両心室に血栓形成あり,ために各内腔の狹小化あり.血栓は心内膜と強く癒着し,いわゆる多発性壁性血栓形成の形をとり心内膜全般にわたる高度びまん性の線維化,小動脈あの内皮増生が著明であり,臨床,病理所見ともにLÖffler心内膜炎と極めてよく一致している例でる.
  • 佐々木 尚子, 川井 尚臣, 中野 益弘, 多田 嘉明, 大野 文俊, 三好 和夫
    1972 年 61 巻 9 号 p. 1187-1192
    発行日: 1972/09/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    症例は27才の男.主要症状は黄疸,貧血および発作性の暗黒褐色尿であり,当科で発作性夜間血色素尿症(paroxysmal nocturnal hemoglobinuria, PNH)と診断した.入院時の主要検査成績はHb5.0g/dl,赤血球数184×104と著明な貧血があり,赤血球寿命は7日と短縮,また,acid hemolysis test, heat resistance test, acid serum thrombin test, sucrose hemolysis testはすべて陽性であつた.ただし,Coombs' test, Wassermann反応, Rosenbach test, Donath-Landsteiner testはいずれも陰性であつた.また発作時尿中には分光学的,免疫学的にHbの存在を確認した.本症例で,とくに注目すべきことは経過中に短期間ではあるが血清creatine kinase活性値の上昇(最高246単位)があり,同時期にはヘモグロビン(Hb)尿のみならず,尿中ミオグロンビン(Mb)をも認めたことである.Mbが筋細胞に特異的に存在することから,本例では溶血の他に筋融解もおこつたと考えられ,本症が単に赤血球の異常だけでなく,筋細胞にも共通して病因を有することが示唆され興味深い.
  • 高沢 靖紀, 岡崎 隆, 木下 真男, 里吉 営二郎
    1972 年 61 巻 9 号 p. 1193-1199
    発行日: 1972/09/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    22才,未婚の女性.生来健康であつたが,一年前より,疲労感,口渇,悪心を訴え,ついで5日間にわたる弛緩性四肢麻痺を起こした.その後口渇,多飲,多尿を示すようになり,以後3回の周期性四肢麻痺発作を繰返えし,口渇,多尿,筋痛,四肢脱力のため入院した.尿はアルカリ性(pH73.-7.6),動脈血はpH 7.245, CO227.0mmHg, HCO3-10.8mEq/lで代謝性アシドーシスを示し,低K血症,高Cl血症,腎石灰化症,低比重尿が認められた. NH4ClおらびNaHCO3負荷試験により尿酸性化障害の存在がみられ, primary renal tublar acidosisのpersistent typeと診断した. renal tubular acidosisは本邦でも41例の報告が認められており,欧米例に比して家族内発生は極めて少なく,臨床症状では欧米の報告との差異は認められなかつた.また本邦41例中, secondary RTAと思われる16例の症例のうち高グロブリン血性RTAが高頻度に認められた.
  • 庄司 進一, 杉田 秀夫, 豊倉 康夫
    1972 年 61 巻 9 号 p. 1200-1207
    発行日: 1972/09/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    脳血栓症の56才,男性が持続性高アミラーゼ血症と低アミラーゼクリアランスを示した.血清アミラーゼ寒天電気泳動で,βとγグロブリンの間に異常に広いアイソザイムバンドが認められた.セファデックスG-100による血清ゲル濾過で異常巨大分子のアミラーゼが確認された.セファデックスG-200による血清ゲル濾過ではアミラーゼ活性は四つのピークを示し,それぞれ400,000~450,000, 150,000~200,000, 100,000~120,000, 40,000~50,000の分子量と考えられた.免疫学的検査ではアミラーゼ⋅蛋白結合が血清中に存在することは否定された.従つてセファデックスG-200による血清ゲル濾過での四つのアミラーゼ活性ピークは三つのポリマーとモノマーと考えた.ポリマーはダイマー,テトラマーと八つないしそれ以上のアミラーゼ分子のポリマーである.本例にみられた血清アミラーゼ値の著しい上昇は,脳血栓発作後約2ヵ月を経て見られていることから,脳血栓症がマクロアミラーゼ血症の成因と関係があるとは考え難い.
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