日本内科学会雑誌
Online ISSN : 1883-2083
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63 巻 , 1 号
選択された号の論文の4件中1~4を表示しています
  • 椿 忠雄
    1974 年 63 巻 1 号 p. 1-17
    発行日: 1974/01/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
  • 石田 恵一
    1974 年 63 巻 1 号 p. 18-25
    発行日: 1974/01/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    浮腫の局所因子の面からの臨床的研究は少ないが, 131Iヒト血清アルブミン(以下「RISA」と記す)の組織クリアランスが促進,正常,遅延の3型あることが明らかにされている.本研究の目的は,さらにRISAの組織内の拡がりを求め,同時に得られた組織クリアランス値と比較検討することである. RISA (1g/dl, 0.03cc)をヒトの下腿前面皮下に注入,その消失速度と共に,組織内の拡がりを線および面シンチグラムによつて, 48時間後まで経時的に求めた,また下腿前面皮下, 3ヵ所に濃度,量の異なつたRISA液を注入,同様にその組織内の拡がりを求めた.面シンチグラムより線シンチグラムの方が, RISAの拡がりを求めるには好都合であつた.また注入するRISA液の量はその組織内の拡がりに影響したが,濃度の差は影響しなかつた.正常人,粘液水腫では, RISA注入数分後の拡がりは直径4~5cmで,その後48時間まで殆ど変らず,心臓性,腎臓性浮腫では初め4~5cm,その後一旦軽度に拡大した後縮小している.かつその拡がつた面積は全体の1%以下で,大部分が5cm以内に含まれた.リンパ浮腫では初め4~6cmで,大部分が時間と共に増大するが,稀には余り増大しないものもあり,この拡がりの度と組織クリアランス値の間には有意の相関は認められなかつた.すなわち, RISAの組織内の拡がりの経過が,浮腫の種類により特徴があり,組織クリアランスと併用して診断的意義のあることを明らかにした.
  • 松尾 修三, 鈴木 伸, 矢野 捷介, 深谷 真彦, 橋場 邦武, 下森 直, 森崎 俊三
    1974 年 63 巻 1 号 p. 42-48
    発行日: 1974/01/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    46才女子で,発熱,関節痛体重減少を主訴とし,貧血,血沈亢進, γ-globulinの増加など,多彩な全身症状および所見を呈した症例で,聴診所見,心音図,心尖拍動図所見などより,左房粘液腫を疑い,心臓カテーテル,心血管造影にてこれを確認し,手術に成功した1例を報告した.また,本例にみられた術前,術後の心音および心尖拍動図の所見ならびに免疫学的検査所見について若干の考察を行なつた.
  • 岡田 弘, 大賀 辰次郎, 加納 正, 佐藤 正保
    1974 年 63 巻 1 号 p. 49-56
    発行日: 1974/01/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    本例は,気道感染による発熱をくり返し,時に両膝関節痛を来たす, 59才,男子の癲癇患者である.血清中IgG・IgA・IgMの消失ないし著減,唾液・胃液中の分泌型IgAの欠如,骨髄細胞中の形質細胞の消失,抗原刺激後摘出したリンパ節の胚中心の無形成,直腸粘膜下のリンパ装置・形質細胞の消失など, Bリンパ球系の障害が認められたほか, DNCB反応陰性, PHA添加リンパ球幼若化率低下など, Tリンパ球系の障害も推定された.以上により,原発性後天性無γグロブリン血症(common variable immunodeficiency)と診断された.癲癇との合併は,本症と中枢神経系疾患および抗癲癇薬との関連を示唆した.末梢血の染色体分析では,傷害・断裂を基本とする異常が高頻度にみられ,ビールス感染・抗癲癇薬の影響が考えられた.また無酸症・胃液pepsinogen活性低下があり,胃粘膜機能の脱落状態が推定された.さらにRF陽性関節炎の存在は,免疫不全症と自己免疫現象の深いつながりを示すものとして注目された.
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