日本内科学会雑誌
Online ISSN : 1883-2083
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63 巻 , 2 号
選択された号の論文の6件中1~6を表示しています
  • 日野原 重明
    1974 年 63 巻 2 号 p. 111-123
    発行日: 1974/02/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
  • 大内 栄悦, 野村 暢郎, 清治 邦夫, 渡部 茂, 阿部 サナエ, 三浦 清美, 山形 敞一
    1974 年 63 巻 2 号 p. 124-133
    発行日: 1974/02/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    Congo red試験は,わが国において網内系機能検査法として,広く用いられてきた.しかし本法に対する異議も存在する.第1は本法を単なる肝機能検査法とするものであり,第2は本法は1923年Bennholdによつてamyloidosisの検査法として用いられていることである.われわれはすでにトリチウムコンゴーレッドを用いて本法の再吟味を行ない報告した.今回はアイソトープ非ラベルコンゴーレッドを用いて, Congo redの組織学的分布,血管よりのクリアランス,胆汁内排泄などについて検討を行なつた.その結果,凍結切片の光学顕微鏡による検討では,投与されたCongo redが少量の場合には肝星細胞だけに摂取されるが,大量の場合には,そのほかに脾細網細胞,大腸および肺の間質性単核細胞によつても軽度の摂取が認められる.以上のCongo red摂取は総胆管閉塞時,網内系亢進薬投与によつて変化しないが,結合織内への浸潤,血管壁への沈着が認められた.次にヒト血清,ラット血清にin vivo, in vitroにCongo redを添加し,電気泳動を行ない, Congo redは血清アルブミンと一致して泳動するが,胆汁および尿中に排泄された色素は血清蛋白の泳動と一致せず, Cong red水溶液の泳動と一致していた.以上の成績,過去のわれわれ,および諸家の成績より.静注されたCongo redの生体内運命についての,模式図を示し,同時にamyloidosisのCongo red試験について論じた.
  • 酒井 隆行, 谷内 昭
    1974 年 63 巻 2 号 p. 134-147
    発行日: 1974/02/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    胎児性蛋白α2H globulin (Buffe)に対する特異抗血清を作製すると共に, α2H陽性血清からゲン濾過,等電点分画およびimmunoadsorbentを利用してα2Hの精製単離を図つた.この精製α2Hは抗原的に単一で, polyacrylamide ge1電気泳動で2本の鉄染色陽性蛋白bandsを示しpolymerの存在が推測された.臨床的には各種疾患々者血清について, counter-immunoelectrophoresisによりα2Hの検出を試み, Laurell法により定量した.その検出率は臍帯血清で大体10%を示すが,正常成人血清中には検出し得なかつた. α2HはαFと異なり原発性肝癌のみならず胃,膵,肺等各種の癌でも12~34%に陽性を示した.とくに急性白血病では約90%と高い陽性率を示す点が注目され,多発性骨髄腫やリンパ肉腫でも陽性例がみられた.また再生不良性貧血,自己免疫性溶血性貧血等の血液疾患でも陽性を呈する例があつた. α2Hの変動を臨床経過を追つて観察して病態との関連性を調べ,血清αF同様に, α2Hの測定意義を認めると共にその血中増加に影響を及ぼす要因を腫瘍とそれ以外の因子に分けて考察した.未分化型肝癌の増大に伴つてα2HがαFと平行して増加する例を経験する一方,腫瘍抽出物の測定からα2Hの腫瘍起源を明らかにした.さらに蛍光抗体法により胎児肝および白血病細胞の一部にα2Hの特異蛍光が証明された.以上よりα2Hの測定法を確立すると共に,その臨床的な研究結果から癌および急性白血病での検査意義とその背景を論じた.
  • 北尾 武, 舟田 久, 河村 洋一, 宮保 進, 服部 絢一, 由井 米光
    1974 年 63 巻 2 号 p. 148-152
    発行日: 1974/02/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    高hemoglobin (Hb F)症を呈する後天性血液疾患においてその造血機構が胎児型造血を行なつているのか,単にhemoglobin生合成系の異常なのかの鑑別が重要となつてくる.患者は48才の男性で,貧血,白血球減少,血小板減少があり,骨髄所見ではhypocellularityが認められた. Hb Fはalkali denaturation法で30%前後, Hb A2はDE32 chromatographyで0.82%(正常2.5~4.0%),赤血球のBetke染色ではHb Fの分布はheterogenousであつた.胎児型造血の際認められるcarbonic anhydrase活性の低下, I antigen titreの低下は認められず,この患者における高Hb F症はhemoglobin合成系の異常によるものと考えられた.
  • 宮脇 淳, 小沢 利男, 半田 昇, 藤田 拓男, 吉川 政己, 上野 明, 斎藤 建
    1974 年 63 巻 2 号 p. 163-168
    発行日: 1974/02/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    高安動脈炎は本来狭窄,閉塞機転に着眼することにより確立された一つのclinicopathological entityであつたが,最近では拡張性病変・動脈瘤の合併例が増加している.しかしながら解離性大動脈瘤の合併は非常に希れであるとされており,本邦での報告は現在のところ数例にすぎない.最近われわれは38才の女子でCushing症候群を合併し,さらに慢性解離性大動脈瘤を伴つた高安動脈炎の1例を経験した.高安動脈炎の診断は,最終的には頚部血行再建術中に採取された左総頚動脈壁の病理組織所見により確認された.本例で解離性大動脈瘤を生じたのは,たまたま合併したCushing症候群による内分泌異常が大動脈中膜の脆弱性に直接的にあるいはまた間接的に関与するためと推察された.
  • 1974 年 63 巻 2 号 p. 226
    発行日: 1974年
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
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