日本内科学会雑誌
Online ISSN : 1883-2083
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64 巻, 5 号
選択された号の論文の11件中1~11を表示しています
  • 岩崎 一郎
    1975 年 64 巻 5 号 p. 401-410
    発行日: 1975/05/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
  • 太田 和雄
    1975 年 64 巻 5 号 p. 411-420
    発行日: 1975/05/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
  • 河合 忠
    1975 年 64 巻 5 号 p. 421-429
    発行日: 1975/05/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
  • 高久 史麿
    1975 年 64 巻 5 号 p. 430-440
    発行日: 1975/05/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
  • 安部 英
    1975 年 64 巻 5 号 p. 441-450
    発行日: 1975/05/10
    公開日: 2008/06/12
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  • 恒松 徳五郎
    1975 年 64 巻 5 号 p. 451-460
    発行日: 1975/05/10
    公開日: 2008/06/12
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  • 脇坂 行一
    1975 年 64 巻 5 号 p. 461-463
    発行日: 1975/05/10
    公開日: 2008/06/12
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  • 島谷 博允
    1975 年 64 巻 5 号 p. 464-474
    発行日: 1975/05/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    動脈硬化症の糖質代謝異常ならびに糖静注後の血漿FFA変動pattern (GFP)の発現機序および病態生理的意義を検討する目的で健者,動脈硬化症,糖尿病にブドウ糖20gの静注負荷を施行し耐糖能(K値), IRI,血漿FFA,血漿catecholamine (CA)を求め,またinsulin (0.05U/kg)の静注によるglucose assimilation index (GAI)を求めた.一方GFPに及ぼすβ受容体遮断剤(β-blocker)の影響をも観察した.動脈硬化症は健者に比べK値とGAIの低下を認め,最大ΔIRIの低下とIRIの分泌の過剰と遅延の傾向を認めた.冠および脳動脈硬化症との間にはK値の差はなく,後者は前者に比ベIRIの初期分泌とGAIとが有意の低下を示した.糖尿病は他に比べこれら諸値は著明な低値を示した.一方K値は最大ΔIRIおよびGAIとの間に正の相関を認めた. GFPはABCDの4型に分類でき, A型はFFAの下降相と上昇相との二相性からなり健常patternとみなしうる. B型は上昇相の抑制されたもの, C型はほとんど不変のもの, D型は軽度の上昇傾向を示すものである. AB両型のGAIはCD両型に比べ有意に高値を示し, IRIではBC両型はAD両型に比ベ後期分泌の過剰を認めた. A型を示す健者にβ-blockerを投与するとFFAの上昇相が抑制され,一方糖静注後のFFA上昇相に一致して血漿CAの増加する傾向を認めた.以上から動脈硬化症の耐糖能低下やFFA patternの異常はIRI分泌異常, insulin感受性低下,内因性CA反応の増強などによる可能性が示唆される.
  • 進藤 政臣, 柳沢 信夫, 塚越 広, 井上 隆義, 河村 成子, 市川 祐治
    1975 年 64 巻 5 号 p. 475-482
    発行日: 1975/05/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    発端者は33才の男.主訴は無汗.子供の頃から下痢ぎみで, 10才頃より激しい足背痛出現,発汗低下に気付いた. 24才全身倦怠感,眩暈などを訴え,心肥大,尿蛋白を指摘さる. 32才足に浮腫が出現, 33才当科受診.皮膚生検にて線維芽細胞, pericyte,神経周膜にZebra体に似た封入体が証明され,角膜に渦状混濁(+),尿中には多量のceramide trihexosidと少量のceramide dihexosideを認め,血清および白血球中のα-galactosidase活性が著しく低く, Fabry病と診断された.調査により,発症者と考えられる10名,保因者と考えられる11名を有する家系が発見された.発症者には,発端者を含めangiokeratomaの皮診は認められなかつた.保因者である母(69才)は,角膜の渦状混濁の他,腎障害,心不全を示し,小児期の足背痛もあつて,保因者の発症と考えられる点で注目された.近親者の血清および白血球中のα-galactosidase活性は,発端者が著しく低く,母(保因者)は発端者と対照との中間であつた.測定値は血清と白血球とでよく並行した.さらにこの家系のほとんど全員に,リンパ球の相対的増加と免疫グロブリンの低下が見出されたが,低下している免疫グロブリンの種類は一定しなかつた.
  • 3年間の追跡およびその考察
    佐藤 紘二, 志摩 清, 安藤 正幸, 福田 安嗣, 出田 透, 尾崎 輝久, 杉本 峯晴, 今西 康二, 安武 敏明, 岡嶋 透, 徳臣 ...
    1975 年 64 巻 5 号 p. 483-490
    発行日: 1975/05/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    進行性筋ジストロフィー症は,その本態の究明が急がれている疾患の一つである.臨床的には,なかんずく,肺不全による死亡率は高く,呼吸機能について,さらに充分な検討がなされなければならないと考え, 8~18才の進行性筋ジストロフィー症患者18例を対象に,その換気機能と動脈血ガス分析を, 3年間に亘り経時的に観察をつづけてきた.その結果,換気機能では,拘束性障害を示し,次第に進行していた.その肺気量分画では,残気量の増加と予備呼気量の減少がとくに目立ち,残気率は次第に増大していた.また1回換気量も比較的小さく,死腔を考慮に入れると,有効肺胞換気量が充分だとは思えなかつた.これらの換気障害にもかかわらず,動脈血ガス分圧はほぼ正常範囲にあり,この両者は,一見矛盾する様にみえる.しかし,進行性筋ジストロフィー症では,単位時間当りの酸素消費量と炭酸ガス産生量が,共に低い状態に維持されているためであると理論的に推測することによつて,実際には,両者が矛盾していないことを示した.
  • 西野 知一, 恩地 一彰, 大江 国宏, 竹越 忠美, 平丸 義武, 井村 優, 竹内 伸夫, 東福 要平, 内田 健三, 臼倉 教巨, 佐 ...
    1975 年 64 巻 5 号 p. 491-498
    発行日: 1975/05/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    症例. 31才,女子. 1966年初回妊娠中,高血圧,蛋白尿,貧血を指摘された. 1967年末,第2回妊娠中にも同様症状が出現した.口渇,多飲は出産後も持続していた. 1969年,悪心,嘔吐,腹痛あり,胃潰瘍,貧血を指摘され,約1カ月通院し症状は消失した. 1970年,右肘関節痛,脱力感あり,右尺骨嚢腫の手術を受けた.この際高Ca血症,骨の脱灰,右頚部腫瘤を指摘された.検査成績上,著しい高Ca血症,低P血症,アルカリ・フォスフアターゼ上昇,腎機能低下,高レニン血症,尿中アルドステロン増加の他,尿中酸排泄の分析では不完全近位尿細管性アシドーシスと考えられた. X線検査では嚢腫性線維性骨炎,胃潰瘍,腎石灰沈着が認められた.副甲状腺腫瘍摘出後,高Ca血症,高レニン血症は著明に改善したが, 1972年より再上昇し上記症状および右頚部腫瘤が出現してきた.再手術をすすめたが治療を拒否し放置していたところ, 1973年末,副甲状腺機能亢進症クリーゼで死亡した.剖検所見では主病変は右副甲状腺癌再発,副甲状腺周囲脂肪組織内転移.右甲状腺への連続浸潤,旁甲状腺リンパ節リンパ洞内転移.副病変は線維性骨炎,腎石灰化症と腎盂腎炎,肺胞壁,心筋の石灰沈着,胃潰瘍,膀胱炎,肺浮腫であつた.旁糸球体装置の増殖,腎血管系の狭窄,硬化は認められなかつた.本症例の高レニン血症,高アルドステロン症をこは近位尿細管性アシドーシスによるNa喪失,高Ca血症が関与していると考えられる.腫瘍中のレニン含量の測定から異所性レニン分泌腫瘍の可能性は否定された.
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